【ミドルシーン2】
GM:ミドル 情報収集フェイズ
GM:シーンプレイヤーは海東あかつきちゃん ほか自由です。取り敢えず様子見して後から出てもOK
海東あかつき:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+3[3] → 46
煤竹イザナ:煤竹イザナの侵蝕を+7(1D10->7)(侵蝕:55->62)した
神楽 和樹:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 8[8]+51 → 59
蔵馬屋敏樹:では様子見だ
蔵馬屋敏樹:あ、みんなおもったよりでる
蔵馬屋敏樹:俺も出よう
蔵馬屋敏樹:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+1[1] → 49
GM:全員来たな!
GM:-------------------
GM:第四地区
GM:-------------------
GM:君たち一行は支部内で情報収集を行うことになった。
GM:第四支部はラボラトリー。多種多様な情報収集機器と蓄積データがある。
GM:そして証言をしてくれる“ユミル”もいる。やろうと思って出来ないことはないだろう
GM:というわけで項目はこちら
・新興宗教について 情報:噂話 7
・ゴーレムについて 知識:レネゲイド 知覚 情報:UGN 8
・“ハザード”について 情報:裏社会 情報:UGN 8
蔵馬屋敏樹:ハザードについて……ぶっこむしかねえよなあ~~~~!
海東あかつき:新興宗教は任せるッスよ
煤竹イザナ:じゃあゴーレムで
神楽 和樹:割れてからの追加を待つか
蔵馬屋敏樹:では早速判定してよろしいか
GM:ゴーだぞ!
煤竹イザナ:コネ:UGN幹部使って情報判定!
海東あかつき:【新興宗教について】自動巡回ソフト、情報収集チーム、情報:噂話
海東あかつき:5dx+6>=7
DoubleCross : (5R10+6[10]>=7) → 5[1,2,2,3,5]+6 → 11 → 成功
煤竹イザナ:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[1,5,7,7,8]+1 → 9
蔵馬屋敏樹:2dx+1>=8 ハザードについて 裏社会仕様
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 7[4,7]+1 → 8 → 成功
GM:全員抜いてきた…こわ…
GM:はいじゃー成功!
GM:情報開示です
・新興宗教について 情報:噂話 7
最近第四地区で勃興した宗教。“ぬうふ様”と呼ばれるものが本尊であり、黄泉還りや身体の治療が可能とされている。導師として活動する男は“輝き鳩”と言われているらしい。
・ゴーレムについて 知識:レネゲイド 知覚 情報:UGN 8
土塊に対象の一部を入れてレネゲイドを込めることで作られたゴーレム。その製法はかつて第9地区で討伐された“輝き鳩”というFHエージェントのものと酷似する。
だが“輝き鳩”は死亡した上、認識を改ざん出来るような機能はその時のゴーレムには存在しなかった。どうやら認識改竄は今の所ワーディングで解除出来るようだ
→“輝き鳩”について 【公開】 以後のシーンで確認できます
・“ハザード”について 情報:裏社会 情報:UGN 8
インリークォセルに所属するFHエージェント。本名南雲陣油。シンドロームはサラマンダー/ソラリス。非常に高い破壊力を持ち、インリークォの戦闘要員として活動している。
かつて蔵馬屋敏樹と同じ高校の先輩だった。“輝き鳩”は時折彼女を自分の目的のために動かしていた。第四地区になぜ来たのかは不明。
GM:以上!全情報を抜いたので次トリガーシーンです
蔵馬屋敏樹:「……ま、まだジャームって決まった訳じゃないもんな」
蔵馬屋敏樹:声が震えている。
蔵馬屋敏樹:「確かに、FHかもしれないけど、それでも……」
蔵馬屋敏樹:端末のタッチパネルに触れた手が震えている。
蔵馬屋敏樹:「何やってんだよ、南雲さん……!」
蔵馬屋敏樹:絞り出すようなため息を部屋の中で漏らしてしまう。
煤竹イザナ:(…ソラリス能力者)
煤竹イザナ:(確かに、近末さんはそう言っていたが)
煤竹イザナ:(…今伝えるべきかどうか…)
海東あかつき:「黄泉還りに身体の治療、ねえ」
海東あかつき:頭をよぎるのは第4地区の幽霊街。この土地と人に残されたいくつもの傷跡。
神楽 和樹:「教祖そのものがもう死んで。なんの笑い話だか」
蔵馬屋敏樹:「そのうさんくせー教祖と南雲さんが手を組んでたなんて……」
蔵馬屋敏樹:「笑えない冗談であって欲しいもんだぜ……」
海東あかつき:「......」
海東あかつき:「いったい何のためにやってるンスかね?」
蔵馬屋敏樹:「南雲さん……」
蔵馬屋敏樹:「南雲さんは、仲間を何より大切にする人だった」
蔵馬屋敏樹:「もしかしたら、あの人が黄泉がえりに興味を持っているのかもしれない……」
蔵馬屋敏樹:(死んだ人は守れねえのに、馬鹿な俺でも、そんなこと分かるのに)
煤竹イザナ:「…ふむ、”輝き鳩”の復活、宗教の立ち上げ、南雲さんの入信という順か。」
蔵馬屋敏樹:「南雲さんはうさんくせーカルトを信じるような人じゃない!」
神楽 和樹:「声がデカい」
蔵馬屋敏樹:と、叫んでから我に返る。
蔵馬屋敏樹:「……わりぃ」
蔵馬屋敏樹:しょんぼりとうなだれる。
神楽 和樹:相当の状態だな。この辺の単語にすら激昂する、危なっかしくて外にも出せねぇが外に出さなくても爆発する
煤竹イザナ:「ゴーレムとして使う手駒を増やすためか…?」
煤竹イザナ:「いや、ゴーレムをエサにして単純に信者を増やしたいという可能性もあるか…」
蔵馬屋敏樹:(どうなってるんだ俺……くそっ、俺だって年長者なのに、守らなきゃいけないのに、リーダーやってた時の南雲さんみたいに……!)
海東あかつき:「..."インリークォ"は研究セル...実験台と資金を体よくいっしょに集めてるってことなンスかね」あえて触れない。
海東あかつき:今の蔵馬屋さんは、少し怖い。どう接すればいいのか、ちょっとだけ迷う。
“ユミル”:「はいはいはーい。そこらへんの解説は俺の仕事じゃね?」
“ユミル”:「捕虜としてさあ、有用性示すタイミングだよね。」
“ユミル”:檻の中であぐらをかいて喋りだす
海東あかつき:じとっとした視線を向ける。
煤竹イザナ:「…神楽さん、こいつは信用していいのか。」
蔵馬屋敏樹:不快そうにユミルを睨みつける。
神楽 和樹:「態度はともかく」
“ユミル”:目もとは見えぬが、にやにやと余裕綽々な笑みを口元だけで浮かべる
神楽 和樹:「ヤツがここに来た理由。向こうはこちらを動かさなくちゃならない」
神楽 和樹:「個人を信用する必要はない。だが」
神楽 和樹:「あいつがここに来た、という事実と。目的のために提供する情報は信用できる」
神楽 和樹:「その部分を偽った瞬間に共同は終了。相手だって損をする」
煤竹イザナ:「…了解した。無責任なようだが、こういった駆け引きは恐らくあなたがこの場で最も優れている」
神楽 和樹:「無論。相手はその上でこっちを出し抜く手筈を取ってるだろうが──」
“ユミル”:「そうそう。意味のあるネタを提供出来ないとリスクを冒してまで来る必要は無いってわけよ」
神楽 和樹:「俺達はそこまで手が回せない。以上だ」
“ユミル”:「そんじゃいーかな?へへっ」
煤竹イザナ:「ああ、聞かせてくれ。」
蔵馬屋敏樹:「……早くしろよ」
“ユミル”:「前提条件。インリークォというセルは役職が4つある。通常のFHセルの2層構造とは別にある枠組みだ」
“ユミル”:「《葉》。UGNが一番目にするのはこいつらじゃないかな?とにかく自分のやりたいテーマを好き勝手する連中。セルに研究成果や上納金を回すこと以外は殆ど縛られていない。」
“ユミル”:「《枝》。《葉》や、暴走した生物達を取り締まる役さ。《葉》と兼任してるやつもいる。FHの誰でもなれるが、バイオ系の能力者はバックアップが受けやすい都合上多い。」
“ユミル”:「《根》。《葉》とは違って、セルのトップから指示を受けて動く連中さ。“輝き鳩”も根だったらしい。会議なんかもやるし、まあ前者達の上司だよ。」
“ユミル”:「《幹》。セルの意思決定を担う3人のトップ。かわいい女の子に節操なしのナンパ野郎、そして心の広いセルリーダーさまさまで構成されてる。」
煤竹イザナ:「太いものほど強いという訳か。分かりやすいな。」
“ユミル”:「機能としてもだいたい対応してるぜ。」
“ユミル”:「俺や“ハザード”は“枝”、“輝き鳩”は“根”。あんたがたUGNがとっちめたアイツ、じつは偉いんだよ」
海東あかつき:「へえー。枝葉末節は取り換えが効くけど、根と幹がそれを支えてるって感じなンスねえ」
“ユミル”:「理解が早いねえ。剪定は必須事項ってわけ。出来の悪い連中はよく切り落とされる」
“ユミル”:「で、“輝き鳩”は“ハザード”をたびたび呼んでは使っていたんだ。」
煤竹イザナ:無言で蔵馬屋さんの様子を窺う
蔵馬屋敏樹:(南雲さんが……カルト野郎の使いっぱしりなんて……!)
蔵馬屋敏樹:血走った目でユミルを睨んでいる。
“ユミル”:「あとは…“ハザード”によく懐いていた男もいたなあ。チルドレンだっけ?そいつも“輝き鳩”直属で動いていたな…いつの間にかいなくなってたが」
蔵馬屋敏樹:(舎弟……慕われやすいのは知ってたけどよ……なんで真っ先に俺を呼ばなかった……!?)
“ユミル”:「“輝き鳩”はとにかく大量の木っ端チルドレンを囲ってはそいつらを湯水の如く使っていた。もしかしてだが、それの絡みで“ハザード”は従わざるをえなかったんじゃねえかな?」
“ユミル”:「なあ、あんちゃん?アンタの様子を見るに、人望を得るのは得意なんだよな、“ハザード”」
蔵馬屋敏樹:「……おう」
蔵馬屋敏樹:「あの人は、オーヴァードになる前から、皆から慕われていた」
蔵馬屋敏樹:「不良だけじゃねえ。他の学生や、教師の一部からも……」
蔵馬屋敏樹:「あの人は、気持ちの良い人だったんだよ」
蔵馬屋敏樹:ため息をつく。
蔵馬屋敏樹:「お前らには分からねえだろうけどな」
蔵馬屋敏樹:そっぽ向く。
“ユミル”:「ハハ」
神楽 和樹:(まぁ、信用はできるか)主観の補正が入っていることも考慮する。
日馬美礼:「やあやあ。進捗のほどはどうだい」きゅるきゅる
神楽 和樹:とはいえユミルの言うことだ。統合しても、全て信用しきれるかは別
蔵馬屋敏樹:「……日馬さん」
海東あかつき:「順調に進んでるッス!」
日馬美礼:「さすがだね、海東君。こちらもゴーレムの解析を終えてきたよ。」
煤竹イザナ:「…!」
日馬美礼:「第九から送られてきた資料との比較をしてきた。やはりというか、あちらのものを更にアップデートして使用しているようだ」
蔵馬屋敏樹:(南雲さん、子供を犠牲にする手助けなんてする人じゃない。本当に、南雲さんなのか、くそ……!)
蔵馬屋敏樹:(いや、ゴーレム……待てよ。もしかしたら南雲さんの偽物……そうだ、きっとそうに決まってる……そうじゃなきゃ俺は……!)
日馬美礼:「ああ、勿論遺体は回収できる分は集めている。近々第三に搬送し、葬儀を執り行ってもらうよ。」
煤竹イザナ:「…回収できる分」
煤竹イザナ:「薄々気づいてはいたが、全身が使われているわけではないのだな」
日馬美礼:「以前のデータだと、巨大なゴーレムを作る際は人体の全部を使っていたそうだよ?今回は目的に合わせて“必要量の人体”で済ませたんだろうね」
神楽 和樹:「なるほど。進歩だな」
煤竹イザナ:「…そうか」
蔵馬屋敏樹:「必要量の人体……反吐が出るぜ」
蔵馬屋敏樹:(南雲さんを殺して偽物でも作ってたなら……絶対に許せねえなFH……!)
煤竹イザナ:「解析、感謝する。葬儀についてもよろしく頼む。」
煤竹イザナ:「…龍造寺は…医務室の彼女はこの事を?」
日馬美礼:「勿論。最大限手厚く弔ってもらうよ。彼女の宗派は分からないのが残念だけどね」
日馬美礼:「勿論伝えるつもりだよ。」
煤竹イザナ:「…」
煤竹イザナ:”待ってくれ”
煤竹イザナ:それを言ったところで、一体何になる?
煤竹イザナ:僕が代わりに伝えるのか?破壊した張本人が
煤竹イザナ:「…おい」目を背けるように、ユミルに声をかける
“ユミル”:「おっ、どうした~少年?」
煤竹イザナ:「…”近末慈”」
煤竹イザナ:「この名前に、憶えはあるか。」
“ユミル”:「…いーや?」
“ユミル”:「知らないねぇ。いやマジで。」
“ユミル”:「誰?彼女?」
煤竹イザナ:「…是非お付き合いしたかったがな。」
“ユミル”:「なるほど?」だいたい察する
煤竹イザナ:単なる雑兵、実験体。
煤竹イザナ:そんなものの為に
“ユミル”:「ああ、そうそう言っとくけど。俺、つーかセルは“輝き鳩”や“ハザード”については最近のことはマジでふわふわしてるからな」
“ユミル”:「その近末って嬢ちゃんのどうこうは、古くてせいぜい1ヶ月以内だろ?大体予想できるぜ。そんなら俺は知らねえよ」
日馬美礼:「ふうん。」
日馬美礼:「インリークォが焦って君を動かしたというのに信憑性が出たね」
煤竹イザナ:「そうか。なら良い。直接聞きだすまでだ。」
日馬美礼:「さて。」
日馬美礼:「“ぬうふ様”のご本尊は第四地区の郊外。ここが住所だよ。」
日馬美礼:「ゴーレムについてだけどね。やっぱり生体材料じゃないと完全な機能は分からないんだ。なので、もし見つけたら今度は生きて鹵獲してくれないかな。」
煤竹イザナ:「…善処しよう。」
神楽 和樹:「このメンバーでそんな手加減できるやついるのか?」
海東あかつき:「そういうことなら、あたしが役に立てると思うッスよ」
神楽 和樹:「努力はしとくが」
蔵馬屋敏樹:「まあ、俺も加減はしますよ。ええ」
蔵馬屋敏樹:できそうにない雰囲気である。
海東あかつき:「動きを止めるのとか得意ッスから、そこをなんとか...うん、なんとか」
海東あかつき:「...師匠、よろしくお願いするッスよ」
日馬美礼:「なあに、根幹を残してくれればいいよ。恒常性は結構優れてるみたいだからね」
神楽 和樹:「……わーったよ。まったく」少しだけ。困ったように頭をかく
蔵馬屋敏樹:「根幹以外全部ぶっ飛ばすってことか……んじゃ、シンプルっすね」
日馬美礼:「比較的小さい個体を持ってこれるならわけないさ。もちろん身の安全が最優先だけどね」
神楽 和樹:「悪い。気を遣わせる」海東へ小声で返して
“ユミル”:「なんなら俺も手伝おうか?」
蔵馬屋敏樹:「あんたは座ってろよ」
煤竹イザナ:「捕虜だという自覚を持て」
“ユミル”:「だよね。ハハ!」
海東あかつき:少しでも、ほんの少しでも役立てているなら嬉しい。
海東あかつき:あたしはいつも、助けてもらってばかりだから。
海東あかつき:「......頑張ろう」小さな声で、気持ちは強く。誰に聞かせるわけでもなく、形にする。
GM:-------------------
GM:シーンカット
GM:ロイスと購入が可能です
海東あかつき:ロイスは保留!
蔵馬屋敏樹:ロイスは……保留1
煤竹イザナ:私も一旦保留で!
蔵馬屋敏樹:購入は応急キット!
海東あかつき:調達は...アルティメイド服!
蔵馬屋敏樹:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[2,7] → 7 → 失敗
蔵馬屋敏樹:財産点1使用!
神楽 和樹:蔵馬屋君にロイス。「危険物:有為/〇爆弾」
海東あかつき:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,1,3,10]+1[1] → 11 → 失敗
海東あかつき:財産点を9使って購入!残りは7点!
神楽 和樹:調達は…応急キットで
煤竹イザナ:購入どうしようかな
神楽 和樹:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 9[9] → 9 → 成功
神楽 和樹:成功、以上
海東あかつき:装備して以上です。
煤竹イザナ:じゃあブルゲで
煤竹イザナ:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[4,4,6,10]+3[3]+2 → 15
煤竹イザナ:財産も足りねぇ!終わり!
海東あかつき:いや、装備すると行動値が下がるので所持だけにしておきます。今度こそ以上!
煤竹イザナ:あ、ダイス1個多かった
煤竹イザナ:まあいいや
GM:ほんじゃあ場面転換!煤竹君とトシの対面場面になります
GM:-------------------
煤竹イザナ:日馬支部長の話が終わり、各々が一時の休憩に入る
煤竹イザナ:「…」
煤竹イザナ:(少し、変な感じだ。外の空気でも吸いに行こうか)
蔵馬屋敏樹:「……イザナちゃん」
蔵馬屋敏樹:ぽん、と肩に手を置く。
煤竹イザナ:「…っ、トシさんか」軽く身を震わせながら、振り向く
蔵馬屋敏樹:「へへ、わりぃ」 力なく笑う。
蔵馬屋敏樹:「ちょっと気になることがあってさ」
煤竹イザナ:「…気になること」
蔵馬屋敏樹:「今のうちにイザナちゃんがさ、医務室の彼女に話してやんなよ」
蔵馬屋敏樹:「大切な相手なんだろ?」
煤竹イザナ:「…本当に、鋭いな。」
蔵馬屋敏樹:「へへっ、馬鹿な分ちょっとだけな」
蔵馬屋敏樹:「けど、鋭いことなんて日常じゃ意味がねえよ」
煤竹イザナ:「そうでもない」
蔵馬屋敏樹:「ちゃんと自分の口で話さなきゃ何も分かんねえじゃん?」
蔵馬屋敏樹:「俺の鋭さは、意味が無いんだ」
煤竹イザナ:「そうでも、ないだろうに…」
蔵馬屋敏樹:「……あんがとな」
蔵馬屋敏樹:「俺、思うんだ」
蔵馬屋敏樹:「彼女の為とか、そういうの考えると悩むけどさ」
蔵馬屋敏樹:「イザナちゃんが、イザナちゃんの気持ちを整理する為にも、イザナちゃんが話した方が良いよ」
煤竹イザナ:「…先程から」
煤竹イザナ:「ずっと、精神が優れない。」
煤竹イザナ:「…先ほど、あの捕虜に聞いた名前。」
煤竹イザナ:「…医務室の彼女の、大切な人だった」
蔵馬屋敏樹:「……」
煤竹イザナ:「それを、つい先刻目の前で破壊したのが、僕だ。」
煤竹イザナ:「…ゴーレムになった、その人をな。」
蔵馬屋敏樹:君は彼女の魂を守った。
煤竹イザナ:「…どんな顔をして会えばいい」
蔵馬屋敏樹:君は彼女を解放した。
蔵馬屋敏樹:そういった事を言うのは容易い。
煤竹イザナ:「どんな声でしゃべればいい」
蔵馬屋敏樹:敏樹自身、耳にタコができるほど、そういった言葉を聞かされた。
蔵馬屋敏樹:けど、これはそういう問題じゃない。
蔵馬屋敏樹:「俺は馬鹿だからよぉ……“答え”って奴は分からねえ」
煤竹イザナ:「僕は…彼女にどんな目で見られる。」
蔵馬屋敏樹:「それに、下手すりゃその人を殺したのは南雲さんかもしれねえ」
蔵馬屋敏樹:「俺に偉そうな事を言う権利はねえ……ねえけど」
蔵馬屋敏樹:「その娘が大切な人ならさ」
蔵馬屋敏樹:「自分の心がどんなに痛くても、行ってやんなよ」
蔵馬屋敏樹:「じゃないとイザナちゃんの心がもっと痛むぜ」
煤竹イザナ:「…」
煤竹イザナ:「”どれだけ頑張っても、守れないものがある”」
煤竹イザナ:「あなたは、確かそんなことを言っていたな」
蔵馬屋敏樹:「へへっ、言ったな」
煤竹イザナ:「…それが、怖いんだ。」
煤竹イザナ:「僕は、自分でもよく分からないほどに」
煤竹イザナ:「彼女に嫌われたくないらしい」
蔵馬屋敏樹:「惚れてんだろ……それ」
蔵馬屋敏樹:「だったら、なおのことだ」
煤竹イザナ:「…は?」
蔵馬屋敏樹:「嫌われるにしても面と向かって拒絶された方がいくらかマシだぜ」
蔵馬屋敏樹:「その娘だって、つらい気持ちを投げつけられるしさ」
煤竹イザナ:「…待て待て、確かに彼女のことは好きだが」
蔵馬屋敏樹:そこでイザナのリアクションに妙なものを感じる。
蔵馬屋敏樹:「お、おう。す、好きなんだよな?」
煤竹イザナ:「?ああ、美女は全員。」
蔵馬屋敏樹:「……くっ」
煤竹イザナ:「…白状するとな」
蔵馬屋敏樹:「ふふっ……あはははは! もう! なんだよ! これだからチャラ男は~!」
煤竹イザナ:「…違いが、よく分からんのだ」
蔵馬屋敏樹:「違い、か」
煤竹イザナ:「僕が彼女に向ける感情と、他の女性に向ける感情が」
蔵馬屋敏樹:「俺も馬鹿だからよく分かんねえけどよ」
蔵馬屋敏樹:「傍に居てこう、胸がカーッと熱くなってよ」
煤竹イザナ:「憶えがある」
蔵馬屋敏樹:「そんで、“この人には俺が居なきゃ駄目だ!”って思えてよ」
煤竹イザナ:「憶えがある」
蔵馬屋敏樹:「ついでに“そばに居て欲しい”って相手が思うんならよ」
煤竹イザナ:「…それは、まだ分からんな」
蔵馬屋敏樹:「そっか……じゃあまあ、確かめがてら行ってやんなよ」
蔵馬屋敏樹:(俺と違って、イザナちゃんはそれができるんだから)
煤竹イザナ:「行って…」
煤竹イザナ:「…トシさん」
蔵馬屋敏樹:「どした?」
煤竹イザナ:「あなたは、南雲さんにとってどういう男でありたいと思っていたんだ。」
煤竹イザナ:「…それとも、”思っている”?」
蔵馬屋敏樹:「俺は……」
蔵馬屋敏樹:「……」
蔵馬屋敏樹:「わり」
蔵馬屋敏樹:ニッと笑う。
蔵馬屋敏樹:「俺馬鹿だから、わかんねーや」
蔵馬屋敏樹:背を向ける。
蔵馬屋敏樹:普段の蔵馬屋にあるまじき、弱気な背中。
煤竹イザナ:「…僕は」」
煤竹イザナ:「…いや、いい。ここはフェアに行こう。」
蔵馬屋敏樹:「……もし、南雲さんがジャームになってたら」
蔵馬屋敏樹:「俺が殺す」
蔵馬屋敏樹:普段の彼からは想像できないような冷たい声。
煤竹イザナ:「…そうか。」
蔵馬屋敏樹:それだけを残して、蔵馬屋敏樹は去っていった。
蔵馬屋敏樹:表情は最後まで、見えぬまま。
煤竹イザナ:「…もし、いつかあなたが聞かせてくれたら」
煤竹イザナ:「その時は、僕も話しますよ。」
煤竹イザナ:消えていった弱弱しい背中に、届くはずのない言葉を投げかける
煤竹イザナ:…僕は
煤竹イザナ:彼女にとってのーー
GM:--------------------
GM:第四支部 医療室
GM:-------------------
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:目は赤く腫れ上がり、濃いクマが目の下に作られている
龍造寺霞:…悪夢は、たくさん見てきた。
龍造寺霞:踏ん切りをつけ、前にすすめるものだと、近末は教えてくれてた
龍造寺霞:そうしてきたつもりだ。近末はほんとうにすごくて、沢山のシンドロームの使い方を自分がもってないものまで教えてくれた
龍造寺霞:だから、彼女の得意な模倣はブラックドッグ。近末のピュアブリードだから。
龍造寺霞:だから、もう大丈夫だと 煤竹もいるからと
龍造寺霞:そう、言おうと思って
龍造寺霞:…2日も立たないほど前の時に決めたのに
龍造寺霞:ふらふらする
龍造寺霞:眠ればまたよぎる
龍造寺霞:でもふらふらする
龍造寺霞:「…近末……」
煤竹イザナ:「…龍造寺。入るぞ。」医務室の扉を叩き、呼びかける
煤竹イザナ:(…クソ、何故無駄に緊張している。)
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:「うん……」
龍造寺霞:一段と覇気の無い声
龍造寺霞:憔悴といって差し支えない
煤竹イザナ:入室。その顔はいつもと変わらない。
煤竹イザナ:「どうだ、調子は…と、聞くまでもないか。睡眠はとっているか?寝不足は美容の大敵だぞ?」
煤竹イザナ:「可愛い顔が台無しだ。」
龍造寺霞:「うん……」
龍造寺霞:たよりなく揺らぐ体。病室のベッドに入る龍造寺はいつもの姿ではない
煤竹イザナ:「…日馬支部長から話は聞いたか?」
龍造寺霞:「……うん。」
煤竹イザナ:「…そうか。」
龍造寺霞:「葬儀」「第三支部で、事件が終わったら秘密裏にやる」
煤竹イザナ:「…っ」
煤竹イザナ:「いい、君が言う必要はない。」少し焦ったように
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:「これ……」
煤竹イザナ:「?」
龍造寺霞:ガサガサと、頼りなくベッドの脇に置いてあった紙を取り出す
龍造寺霞:「近末の……」
煤竹イザナ:「…」無言のまま受け取り、紙面に目を落とす
GM:内容は、事務的な規定についてと、支部に在住する知己への遺言。最後に龍造寺霞についての文章が書かれている
GM:音声データを文字に起こしたもののようだ
煤竹イザナ:「…君は読んだのか?」
龍造寺霞:「…うん……」
龍造寺霞:よく見れば、布団に湿りが残っていること。ゴミ箱に沢山のちり紙が入っていることに気づくでしょう
煤竹イザナ:「龍造寺」
龍造寺霞:「…煤竹」
煤竹イザナ:「…君は」涙の痕を、横目に
煤竹イザナ:「…僕を、恨んでもいい。」
煤竹イザナ:「蔑んでもいい。」
煤竹イザナ:「復讐なら甘んじて受けよう。」
龍造寺霞:「………」
煤竹イザナ:「それで」
龍造寺霞:「ばか!」
龍造寺霞:君が知らない音量で少女は叫ぶ
煤竹イザナ:「また君が、笑ってくれるなら…っ!?」
煤竹イザナ:聞いたことのない声だった
龍造寺霞:「煤竹は、近末を護った」
龍造寺霞:「あんなの、近末じゃない。近末はやさしくて、つよくて、ぶきようだった」
龍造寺霞:それなのに、君を貶めるようなことをしたら
龍造寺霞:それはあれを近末だと認めたことになるじゃないか
龍造寺霞:「煤竹の…ばか……」
龍造寺霞:わなわなと、歯を食いしばって
煤竹イザナ:「っ…!じゃあ、僕はどんな顔をして君の隣に立てばいい!」
煤竹イザナ:「近末さんを見つけたと言った時の君の顔も!」
煤竹イザナ:「喪って泣いた顔も!」
煤竹イザナ:「全部!全部!僕は見たんだ!」
龍造寺霞:「うるさい!」
龍造寺霞:「煤竹は煤竹だもん!」
龍造寺霞:「煤竹のままで……」
龍造寺霞:「煤竹のままでいてよ……」
龍造寺霞:もう枯れたと思ったのに
龍造寺霞:悲しみは湖ではないというのに
煤竹イザナ:「っ…」
煤竹イザナ:不思議だ
煤竹イザナ:いくらでも、いつもの調子で、冷静に
煤竹イザナ:やり過ごす自信はあったのに
煤竹イザナ:彼女の事を考えると、自分が自分で許せなくなる
煤竹イザナ:「…三人目なんだ、君は。」
煤竹イザナ:自分は、二人
煤竹イザナ:まず母が死んで
煤竹イザナ:父が居なくなって
煤竹イザナ:彼女は…それにもう一人
煤竹イザナ:「その気持ちを、僕は完全に理解してあげられない…!」
煤竹イザナ:”僕がついてる”なんて言っておきながら
龍造寺霞:「いい……」
煤竹イザナ:「僕は…ただの”煤竹イザナ”は、君に何をしてあげられる。」
龍造寺霞:「煤竹は、煤竹でいいの」
龍造寺霞:「勝手に変わらないで」
煤竹イザナ:「…言ってくれよ」
煤竹イザナ:「こうしてくれって、言ってくれよ…!」
煤竹イザナ:「なんでそんなに優しいんだよ…!」
龍造寺霞:「知らない」
龍造寺霞:「煤竹がばかだから、勝手に勘違いしてるだけ」
煤竹イザナ:「馬鹿って…」
龍造寺霞:「煤竹に、代わりなんてない」
龍造寺霞:「だから、勝手に変わらないで」
煤竹イザナ:「…頑固者め」
龍造寺霞:「わかった?」
龍造寺霞:いつの間にか手を伸ばして
龍造寺霞:君の手を掴んでいる
煤竹イザナ:「…知らんぞ。僕はこれまで通り美女にうつつをぬかす」
龍造寺霞:「そのたびにたたく」
煤竹イザナ:「丁度、脛が寂しくなってきた頃だしな。」
龍造寺霞:思わず少しだけ吹き出す
龍造寺霞:「ばか」
煤竹イザナ:「…お互い様だ。ようやく笑ったか、この馬鹿め。」
煤竹イザナ:「僕がこれくらいで思い悩むはずないだろう。」
煤竹イザナ:精一杯の、強がり
煤竹イザナ:「君を笑顔にするために一芝居うったという訳だ。」
龍造寺霞:「煤竹は」
龍造寺霞:「…本当にどうしようもないね」
龍造寺霞:涙で濡れた瞳のままで、微笑み
龍造寺霞:君の手を握ったまま放さない
煤竹イザナ:「そんなどうしようもない男に、どうしようもないままでいいという君は」
煤竹イザナ:「輪をかけてどうしようもないんじゃないか?わがまま娘。」
煤竹イザナ:下手くそな笑顔を返す
煤竹イザナ:「…龍造寺」
龍造寺霞:「うん」
煤竹イザナ:「近末さんの仇討ちは、僕に任せろ。」
龍造寺霞:「うん」
煤竹イザナ:「これは、別に君が背負わなくてもいいものだ」
龍造寺霞:「煤竹が、ぼこぼこにしてきて」
龍造寺霞:「沢山殴って」
煤竹イザナ:「ふっ、任せておけ。僕を誰だと思っている」
煤竹イザナ:「最強のいい男、煤竹イザナだぞ?」
煤竹イザナ:「…それに」
煤竹イザナ:「”君のような真面目な青年が居れば私も安心だ”という事だからな。」
龍造寺霞:「ちょうしにのるな」
煤竹イザナ:「美女をこれ以上心配させる訳には…な、なぜ。」
龍造寺霞:「さっさといけ」
龍造寺霞:「近末を安心させて」
煤竹イザナ:「当然だ。」
煤竹イザナ:振り返って、足を踏み出そうとして…やめる
煤竹イザナ:「…龍造寺よ」
煤竹イザナ:「手を握られていては、僕はどこにも行けないぞ。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:…しっかり手はつないだまま
煤竹イザナ:「ほら、手。」
龍造寺霞:「…!」
龍造寺霞:「…………」
龍造寺霞:「やっぱり」
煤竹イザナ:「…ふふ」
龍造寺霞:「寝るまでここにいて」
煤竹イザナ:「よかろう。では取引といこうか。」
煤竹イザナ:「龍造寺よ」
煤竹イザナ:「僕に”頑張れ”と言ってくれないか?」
煤竹イザナ:ベッドの脇の椅子に腰を掛ける
煤竹イザナ:目線は、今度は同じでいい。
龍造寺霞:「仕方ないな煤竹は」
龍造寺霞:すっかり戻ったいつもの調子。でも、次の言葉は、沢山の言い表せない何かを込めて
龍造寺霞:「がんばれ」
龍造寺霞:「がんばれ、煤竹」
煤竹イザナ:「任せろ。今の僕は無敵だぞ。」
煤竹イザナ:「勝利の女神がついているからな。」
煤竹イザナ:「…よし、では眠るがいい龍造寺よ。次のデートの事でも考えながらな。」
煤竹イザナ:「今はタピオカが流行っているらしいぞ。志奈乃か」
龍造寺霞:じゅううう
龍造寺霞:握ってる手から電流が奔る
煤竹イザナ:「今はタピオカが流行っているらしいぞ、志奈乃が言うには底に残っている粒を吸うのが楽しいとかかかか」
龍造寺霞:「ねる」
煤竹イザナ:「寝ろ!」
龍造寺霞:頭を降ろして、目を閉じる。手は握ったまま
龍造寺霞:程なくして、寝息が聞こえる。元々殆ど眠っていなかったのですぐだ。
龍造寺霞:…少しだけ、君の手を強く握って
龍造寺霞:…暫くすると、その手も緩む。もう、大丈夫だろう
煤竹イザナ:安らかなその寝顔を見守りながら、温かな手をゆっくりと離す。
煤竹イザナ:大切な人を、彼女は喪った。
煤竹イザナ:これは参った、なにしろ自分よりも多い数だ。
煤竹イザナ:…不公平だ、このままでは。
煤竹イザナ:ならば、どうする?
煤竹イザナ:「…ありがとう、龍造寺。」涙の痕が残った彼女の頬を、軽く撫でる。
煤竹イザナ:簡単だ
煤竹イザナ:「必ず帰って来るからな」
煤竹イザナ:僕は
煤竹イザナ:彼女にとっての、帰る場所になってやる。
煤竹イザナ:先ほどまで身を焦がさんばかりに燃え上がっていた身体が、今はほんのりと温かい
煤竹イザナ:「…ふっ、これはいい。」
煤竹イザナ:「いつもの熱より、ずっと心強いな。」
煤竹イザナ:静かな寝息を背中に感じながら、その場を後にする。
GM:-------------------
GM:はいじゃあ今日はここまで
GM:お疲れさまでした
蔵馬屋敏樹:お疲れさまでした!
煤竹イザナ:お疲れ様でした!
海東あかつき:お疲れ様でした
神楽 和樹:お疲れ様でした
【ミドルシーン4】
GM:ミドル4 再びの情報収集シーン
GM:シーンプレイヤー 海東あかつき ほか自由です
海東あかつき:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+10[10] → 60
蔵馬屋敏樹:53+1d10 登場
DoubleCross : (53+1D10) → 53+4[4] → 57
煤竹イザナ:煤竹イザナの侵蝕を+9(1D10->9)(侵蝕:67->76)した
神楽 和樹:様子見
GM:--------------
GM:第四支部
GM:------------
GM:新興宗教の本部の火災は鎮火し、UGNの調査が入ったが、進展の得られる情報は無かった。
GM:あれから数日は経つが、未だに新興宗教の噂は消滅せず、ゴーレムの出現は止まらない。
日馬美礼:「厄介な事態になってしまったね。」
日馬美礼:「あの時“輝き鳩”は異界へと逃げた。おそらくはそこに拠点を移し、宗教施設として運用してるんだろう。」
煤竹イザナ:「…早急に手を打たねばな」
煤竹イザナ:「あの老体に聞きたいこともあるしな。」
“ユミル”:「聞いたぜぇ。“ウトラ”だって?」
蔵馬屋敏樹:「知ってんのか」
海東あかつき:「あのろろろ~とか鳴いてた奴のことッスね?」
“ユミル”:「そいつぁ“輝き鳩”が幹部から下賜してもらった異常生物だよ。」
蔵馬屋敏樹:「探す方法はねえのか」
“ユミル”:「幹部級にはああいう力のあるクリーチャーを操作する顕現みたいなのがあってな。あいつらがまだ付き従ってんのは逆説的に鳩が本人であることを示してんだよな」
煤竹イザナ:「つまり、本当に蘇っていると」
“ユミル”:「探す方法か。ありゃキツいぜ。俺の釣り針にも殆どかからねえ。」
蔵馬屋敏樹:「追いかけてぶちのめすってのは難しい訳か……」 ため息をつく。
“ユミル”:「一切ないわけじゃないからちぃと待ってな。」
蔵馬屋敏樹:「待つ……まあ、そこらへんは神楽さんの塩梅に任せるか」
蔵馬屋敏樹:(神楽さん、何処行ったんだ……?)
日馬美礼:「識者としての意見が大事な局面だ。打開策があるならお願いしたいね。」
日馬美礼:「こっちは現実的な案で行こう。“ハザード”はまた出てくると言って消えていった。つまりは彼女ならば潜伏先を行き来する手段を持ってて然るべきだよね」
蔵馬屋敏樹:「だな、南雲さんならある程度自由な移動手段だって与えられている筈だ。相当偉いみたいだしな」
蔵馬屋敏樹:「支部長の言うとおりだと思うぜ」
煤竹イザナ:「”ウトラ”とやらは与えられてはいないのか?」
煤竹イザナ:「その辺りの権限も”輝き鳩”にあるのなら」
煤竹イザナ:「お気に入りである彼女は持っていてもおかしくないとは思うのだが」
日馬美礼:「第9地区で彼女が同じような生物に乗っていたとの報告がある。」
日馬美礼:「きちんと調査をした上で追うのならば、悪い賭けじゃなさそうだよ」
海東あかつき:「ふむふむ、単品ものってわけじゃないンスね...」
蔵馬屋敏樹:「“指針”さえ決まれば身体はいくらでも動かせる。まずは調査が最優先か」
煤竹イザナ:「…なんにせよ、重要なのはこいつが握っている情報という訳だな」”ユミル”を見ながら
“ユミル”:(神楽の旦那、何処行ったのかな~。あのワード、関係しそうじゃね?)
“ユミル”:「ま、出来ることはやるぜ。ただ檻の中じゃあ必要な情報ってのは見極めづらくてな」
“ユミル”:「どこだってまずは調査が大事なわけよ。」
GM:というわけで
GM:情報項目はこちら
情報項目
・“輝き鳩”について 情報:UGN FH 12
・“ハザード”について2 情報:UGN 裏社会 10
・ ゴーレムについて2 知識:レネゲイド 知覚 情報:UGN 11
GM:全部空くと大判定が出ます
GM:はりきってゴー
海東あかつき:社会と財産点がそこそこあるので、どれでも大体行けますね
蔵馬屋敏樹:はい! ハザード2行きます! 良いっすか!
煤竹イザナ:では私がゴーレムに
海東あかつき:じゃあ輝き鳩行きます!因縁!
蔵馬屋敏樹:行くぜ!
海東あかつき:5dx>=12
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 6[1,1,3,4,6] → 6 → 失敗
蔵馬屋敏樹:2dx+1>=10 裏社会
DoubleCross : (2R10+1[10]>=10) → 10[5,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
海東あかつき:財産点6使って成功!
煤竹イザナ:コネ使ってダイス+2!
蔵馬屋敏樹:姐御の匂いがする…・・・
煤竹イザナ:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 7[4,5,6,6,7]+1 → 8
蔵馬屋敏樹:爆発粘菌の香りが……
煤竹イザナ:財産点3使います
GM:変態!
GM:というわけで全員成功!
GM:情報を開示します
・“輝き鳩”について
彼はかつて、インリークォの《幹》である“マスタープラント”マティルダ・ヴァルツァーの指示を受けてゴーレム製造に取り組んでいたことが判明した。
彼は地下闘技場を拠点にしており、出入りをするためには専用の空間転移が出来る生物を使うしかない。生物の名前はそれぞれ“ウトラ”、“ルーハー”という。いずれもマスタープラントの落し子。
“マスタープラント”には“ユミル”を通して連絡を取ることが出来る。
・“ハザード”について 2
連れていた瀬戸兼典という男は、インリークォセルに所属している時にできた舎弟である。故人であり、“輝き鳩”に頼み込んでゴーレムとして生き返らせてもらった。その際に対価として“輝き鳩”に転生の異能を与えている。
(データ的な話でいうと、“ハザード”は《超越者の戯れ》を使用して《無限を継ぐもの》を“輝き鳩”に与えている。)
現在彼女が狙っているものは彼のようなかつての舎弟の死体であり、ゴーレムとして蘇らせようとしている。
・ゴーレムについて 2
第9地区のゴーレムの時よりも改良を繰り返された形跡があり、ワーディング下でもだんだんと姿を保てるようになりつつある。どうやら素体となった人物の効果らしい。
鹵獲したゴーレムの素体となった人物は地元の有力者と同じ姿をしていた。この有力者は現在も存命であることが確認されており、ゴーレムの中にあった死体のDNAと一致している。
本人とDNA、テロメアの長さレベルまでの酷似から、クローンの線は薄いという解析結果が出ている。彼はまた、以前第12支部が解決した地下闘技場騒動にて、出入りをしていた形跡があるとされる。
GM:というわけで
GM:大判定項目を開示します
・舎弟について(合算判定。全員に1回ずつ判定してもらい、数値を合計したものを達成地とする。判定済みの人でも判定してOK)知識:歴史 情報:UGN 25
海東あかつき:では参りましょう!
神楽 和樹:登場しておきます
神楽 和樹:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 10[10]+68 → 78
蔵馬屋敏樹:和樹師匠!
海東あかつき:し、師匠...
煤竹イザナ:明暗が分かれすぎてる
GM:早速判定していいですよ
神楽 和樹:《オリジン:レジェンド》から《生き字引》《Cノイマン》で情報UGN
神楽 和樹:8dx7+10
DoubleCross : (8R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,5,9]+2[2]+10 → 22
海東あかつき:さすが師匠!あとはあっしにお任せを...
煤竹イザナ:おつよい
GM:の、残り3
海東あかつき:5dx+22>=25
DoubleCross : (5R10+22[10]>=25) → 10[2,4,6,10,10]+10[8,10]+8[8]+22 → 50 → 成功
海東あかつき:師匠分も含めたとはいえすごいなこれ?
煤竹イザナ:?
蔵馬屋敏樹:なにがおきた
海東あかつき:師匠の22とあたしの28で合計50ッス
GM:?
蔵馬屋敏樹:あかつきちゃんなにをしたんだ……!?
GM:分かりすぎるほどわかる
GM:じゃあ情報公開!
南雲陣油が追っている舎弟は長針順也(ながはりじゅんや)。かつて4年前に死亡したとされる男である。通称「ジュン」
覚醒時に暴走し、同じく覚醒した蔵馬屋敏樹に殺害されたとされていたが、その後尋常ではない再生能力で復活。ジャームとして街を徘徊していたところを近末慈が撃退。完全に死亡させる。
その後、設立して間もない第四支部の保管庫へと運び込まれ、“第四支部初の冷凍ジャーム”として現在も封印されている。
GM:以上。ということが
GM:近末慈の遺言書の暗号データ、蔵馬屋敏樹の過去の知識、および第四支部データベースを君達一行が使用することで判明した
神楽 和樹:コンバットブーツの足音。軽薄さの消えた表情で、姿を現す
海東あかつき:「...師匠!」
蔵馬屋敏樹:「神楽さん、戻ってきたのか」
神楽 和樹:「ああ」
煤竹イザナ:「調べものか?随分と長かったな」
神楽 和樹:「……」
神楽 和樹:「日馬。補佐に資料整備の重要度上げろと投げとけ」
神楽 和樹:先日の火事に関する報告書とデータ整備の同時進行はさすがに堪えた
神楽 和樹:とはいえ、必要な関連データも入手は終わっている。支部データを洗った分で得られた資料を三人へ渡して
日馬美礼:「悪いことしたかな?連日の対応で皆も干上がっちゃってるからさあ」
煤竹イザナ:資料を受け取る
蔵馬屋敏樹:受け取った資料を見て凍りついている。
神楽 和樹:「──」ユミルへ視線を渡す。これがお前の言ったことかと
煤竹イザナ:「…なるほどな」
海東あかつき:「お疲れ様ッス。紅茶淹れてあるんで良かったらどうぞッス...うわあ」
“ユミル”:「へえ。“ヒット”したみたいだな」
神楽 和樹:「おかげさまで」嫌味の色を全開にした返し
海東あかつき:(4年前、パイセンたちの過去でこの街の過去、か...)
“ユミル”:「なあなあ支部長サン。やっぱここは生みの親に聞くのが一番はやいと思うんだよな」
“ユミル”:「ってーわけで、“ウトラ”の生みの親に連絡させてもらえね?」
日馬美礼:「“マスタープラント”だよね。」
煤竹イザナ:(”マスタープラント”…あいつか)
蔵馬屋敏樹:「マスタープラント? どんなやつなんだ?」
“ユミル”:「変態」
煤竹イザナ:「碌な奴でないことは確かだ」
海東あかつき:「へんたい」
蔵馬屋敏樹:「オッケー、大体わかった」
海東あかつき:「忌憚のない意見どうもッス」
蔵馬屋敏樹:(ぜったいかかわりたくねえな……)
日馬美礼:「いいよ。支部からスタンドアロンになってる通信機を貸そう。」アームが伸び、受話器をユミルに渡す
“ユミル”:「どもども!」
“ユミル”:というわけで、檻の中で通信を開始する。
“ユミル”:「お疲れ―ッス!“ユミル”でっす。“プラント”さんいる?」等……
“ユミル”:「…あ、はい。じゃあシクヨロッス!そんじゃ。」
“ユミル”:受話器を独房に置いて
“ユミル”:「アポ取ったぜ。ただ条件があるらしい」
海東あかつき:少し身を縮めて警戒する。
煤竹イザナ:「なんだ」
“ユミル”:「1つ。会うのは神楽和樹。それ以外の帯同は無し。2つ。俺の安全を保証しろってさ。マジでいい上司だよな!」
蔵馬屋敏樹:「……」
蔵馬屋敏樹:(なーんか、怪しいな)
“ユミル”:それとなく神楽さんに目線を向ける。
煤竹イザナ:「ふむ。神楽さんはどう思う。」
神楽 和樹:「どう思う?」
神楽 和樹:「そういうのは。選択肢がある時に言うものだ」
海東あかつき:「師匠...」
蔵馬屋敏樹:「何にしても、神楽さんに頼るしかねえもんな」
神楽 和樹:「返事しろ、時間の確認もだ。行ってやるが遅刻したらコイツは殺すと追記しとけ」
神楽 和樹:冗談ではない。本気だ
“ユミル”:「ヒャーおっかね!」
海東あかつき:「...必ず無事に帰ってきてください!ッス!」
“ユミル”:「いいぜ。場所は向こうが指定してるからそれ守ってな!」
“ユミル”:再び受話器を取る
日馬美礼:「…さて。こちらもただ待つだけだと勿体ないね。」
日馬美礼:「ゴーレムの出どころくらいは抑える意味があるだろう。街灯に出てきてくれるかい?」残りのメンバーに向かって
蔵馬屋敏樹:「おう、勿論だぜ支部長」
海東あかつき:「りょーかいッス!」
煤竹イザナ:「了解。では神楽さん、お気をつけて。」
日馬美礼:「良いね。」あの情報を見た後でもへこたれない蔵馬屋君の様子を見て
蔵馬屋敏樹:「……それだけが、取り柄っすから」 ニッと笑う。
煤竹イザナ:(…彼を指定するのは、向こうにも考えがあっての事なのだろうが…)
海東あかつき:「師匠の留守の間は、あたしたちがここを守ってるッスよ!」
海東あかつき:「だから大船に乗った気分で、そんでもって必ず帰ってきてくださいッス!」
煤竹イザナ:(…神楽さんの方は一体…いや、考え過ぎか。)
GM:--------------------
GM:シーンカット。ロイスと購入が出来ます。
蔵馬屋敏樹:よし、UGN装甲服!
海東あかつき:5dx>=18 調達はウェポンケース!
DoubleCross : (5R10[10]>=18) → 10[2,3,3,4,10]+10[10]+4[4] → 24 → 成功
蔵馬屋敏樹:Q.何に使うの? 戦闘の演出
海東あかつき:ええ...
海東あかつき:成功した以上
蔵馬屋敏樹:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[10,10]+8[4,8] → 18 → 成功
神楽 和樹:ロイス保留。応急キット
蔵馬屋敏樹:UGN装甲服ゲットだぜ!
煤竹イザナ:ロイスは保留
蔵馬屋敏樹:これで装甲18だぜ!
神楽 和樹:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[1,8,10]+6[6] → 16
神楽 和樹:購入成功以上
煤竹イザナ:購入はアームドスーツ
煤竹イザナ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 6[3,4,6]+2 → 8
煤竹イザナ:終わり!