GM:--------------------------
GM:いまのうちにシナクラ・NPC準備
GM:ライバルから
GM:6d10
DoubleCross : (6D10) → 42[4,9,7,5,7,10] → 42

GM:カヴァー:FHエージェント ワークス:レネゲイドビーイング 外見:中性的な容貌 性格:異性に目がない 夢や理想:究極生物の創造 PCへの感情:同情
GM:うんうん、インリークォっぽいFHエージェントだね
GM:コードネーム:“フォトタクシス”
GM:それとゲストライバル。
GM:今回はインリークォセルから幹部の方がやってきていただきました。
GM:“マスタープラント”マチルダ・ヴァルターさんです。彼もまた異性に目がなく、同時に同性にも目がなく、とにかく気に入ったら目がないです
マスタープラント:よろしくね。色んな意味で。
GM:ヒロイン!
GM:6d10
DoubleCross : (6D10) → 31[3,1,8,7,5,7] → 31

GM:カヴァー:不良学生 ワークス:UGNチルドレン 外見:眠たげなまなざし 性格:殺伐として無駄が嫌い 夢や理想:仇を討つ PCへの感情:隔意
GM:楠さんアナザーでは…?
GM:おなまえ
GM:2d100
DoubleCross : (2D100) → 125[34,91] → 125

GM:龍造寺霞(りゅうぞうじ・かすみ)
GM:じゃあ君がヒロイン
GM:協力者:矢ヶ崎朱華
GM:偶然にもGMがロールしやすい協力者だなあ~
GM:-----------------------
GM:某市にて、高校生の間で都市伝説として語られるアプリケーション『クレタの柵』。“試練を超えれば、人智を超えた力が手に入る”。分かりやすい惹句は良識ある人間には聞き流されるようなものだった---行方不明者が出るまでは。
舞台は深夜の高校。徘徊する異形。プレイヤーは自分自身。
心臓を天秤に賭け、今日も一人の若者が英雄たらんとし、その残骸へ成り果てる。ここは迷宮。悪意の形。
Double Cross the 3rd Edition 『クレタの柵』
ダブルクロス それは裏切りを意味する言葉--

GM:----------------------
GM:PC1・2 OP シナリオロイス:龍造寺霞
某市高校生の間でまことしやかに囁かれる都市伝説的アプリ『クレタの柵』。限られた人間が参加出来、クリアすると想像を超えるご褒美が待つと言われている。
君と、UGNチルドレンである龍造寺霞はその調査として、君達と一緒に活動している。いよいよ実際にアプリを起動する手はずの深夜、君たちはふと目が覚めると学校内にいることに気がつく。重量感のある足音がすぐそこまで迫っていた…

GM:PC3・4 OP シナリオロイス:“フォトタクシス”
君達は、高校生の間で多発する行方不明事件がレネゲイド案件である可能性を感じている。調査の中で名前の上がったFHエージェント“フォトタクシス”。彼にアタリをつけて動き始めるも、一向に成果は出ない。焦りを感じ始めるか否かの折、第六地区チルドレンの矢ヶ崎朱華から連絡が入る。『第三のチルドレンが異界へと侵入したとのことです。至急ご協力をお願いします。』

GM:----------------------
GM:ってーわけでシナクラ『クレタの柵』やってきます!
GM:まずはPC自己紹介!
GM:PC順にお願いしたいと思います
煤竹 イザナ:はーい!
GM:まずはPC1:煤竹君から!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYoc2TuwIM
GM:(PL:鳩麦)
煤竹 イザナ:「煤竹イザナ。よろしく頼む。他に何か言う必要があるか?」
煤竹 イザナ:はい、という事で初の高校生PCです。
煤竹 イザナ:性能的にはドッジ不可の高固定値を叩きこむ感じ!素手白兵は難しい!
GM:恐怖
煤竹 イザナ:あと、冷静沈着な面してますけど実態は健全な男子高校生なので
GM:GMがHPの盛り方のギアを上げる原因その一となりました
煤竹 イザナ:安心して絡んできてください
煤竹 イザナ:という事でよろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!存分に男子高校生してもらおう!
GM:ネクスト、影山君!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYxsm4tgIM
GM:(PL:Samto)
影山 夏月:影山 夏月(かげやま かづき)です。 神代グループ所属の執事です
影山 夏月:18歳ですが、仕えている家が没落寸前なので労基法をぶっちしてエージェントとしても働いております
影山 夏月:先日のセッションで没落した理由にマスターエロスが関わっていると判明しました。 野郎許さねえ!
影山 夏月:落ち着いた物腰を心がけていますが、根は年相応なのでちょいちょいボロが出ます。 私は水嶋ヒロになれない……
GM:よかった…ソラリス白兵じゃなくて…
影山 夏月:最近、執事としてのスペックを上げるため簿記3級を取得しました。 マウント取っていこうと思います
GM:努力の人!
影山 夏月:スペックとしては大体の判定を砂の加護で誤魔化しつつ、LVを上げた砂塵霊とポルターガイストで凄い勢いで殴ります
影山 夏月:聖剣にC値低下が付いていますが多分おまけになると思います。 そんな感じでよろしくお願いします!
GM:GMがHPの盛り方のギアを上げる原因そのニとなりました
GM:よろしくお願いします!二人で男子高校生としてヒロインと逃避行行為等をしてください
GM:ネクスト!志奈乃三!
GMhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqtPjsQIM
GM:(PL:ヤヒロギンジ)
志奈乃鹿折:はい!志奈乃鹿折。元FHの複製体実験部隊『イエロージャケット』の生き残りです。
志奈乃鹿折:20人近くいた同じ顔の女を皆殺しにして逃げたビックボスを追っていました。
志奈乃鹿折:最近のセッションでついにビックボスと再開、諸々の後回も解けて家族として再スタート!
GM:スネェーク!
GM:コードネームもすっかり変わりましたね
志奈乃鹿折:でも新たな陰謀の気配もして、まだまだ戦いは終わりそうにねえぞ……!
志奈乃鹿折:おれはもう少しだけ『エチュード』を続けるぜ!
GM:素敵な子…
志奈乃鹿折:今回は久々にアカリちゃんと一緒の任務なのでイチャイチャしたいと思います
GM:存分にイチャイチャしてください。GMがきょかします
志奈乃鹿折:性能は普通の隠密白兵、最適効率ではないので殴る以外はからっきし
GM:GMがHPの盛り方のギアを上げる原因その三となりました
GM:なんだそのデスストーカーは…
志奈乃鹿折:オートデバフを無視してミドルからそこそこの火力を打ち込むぞ!
志奈乃鹿折:3ラウンド目移行は任せた!
志奈乃鹿折:以上、よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!女の子が仲良くしてると…健康にいい!本セッションは健康に配慮しております
GM:ではラスト!洲崎さん!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_syTuwIM
GM:(PL:いちまんべん)
洲崎アカリ:はい!第三支部の洲崎アカリです。盲目で木刀相当の白杖を携帯する19歳エージェント。
洲崎アカリ:いかにも常識人みたいな顔をしていますが、幼少期に保護されてから殆どUGN漬けの育ちをしており、担当する常識の幅にはまあまあ偏りがあります。
洲崎アカリ:趣味は訓練と人の役に立つこと。特技は戦闘。だからいっぱい戦うぞ~。
洲崎アカリ:戦闘時はウロボロスの能力で錬成した刃を掌から射出します。
洲崎アカリ:ただし相手の位置がよく分からないので、先に一発貰う事で定位しています。
洲崎アカリ:この辺の技術に関しては拝田さんが師匠だったりするらしい。
GM:拝田さんの貢献の一つだ
洲崎アカリ:データ的にはガード時のHPダメージエフェクトを一気に叩き込む人です。
GM:GMがHPの盛り方のギアを上げる原因その四となりました
GM:あらゆる耐性を無視して固定で減る…
洲崎アカリ:メジャーが空くのでカバーリングもできるはず。天敵は暴走と重圧とガー不……
洲崎アカリ:そんな感じです。よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!元気にボスをボロボロにしてあげてください
GM:以上この四人でセッションシナクラ行います!
GM:タイトルは『クレタの柵』!
GM:------------------------------
GM:PC1・2のOPです。登場侵蝕をどうぞ!
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:42->46)した
影山 夏月:1d10+28 シーンイン
DoubleCross : (1D10+28) → 8[8]+28 → 36

影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を36した
GM:------------------------------
GM:星辰館高校
GM:------------------------------
GM:カーン キーン コーン
GM:抜けるような青空がすっかり茜色に染まった。放課後だ
GM:君たちは学校内で流行っているという怪しいアプリ…『クレタの柵』についての調査をUGNチルドレン・龍造寺霞から依頼されている。
GM:中高生の間で少しずつ名前が流行り始めている『クレタの柵』……限られた人間が参加出来、クリアすると想像を超えるご褒美が待つと言われているゲームアプリのようだ。
GM:今日は放課後の空いてる教室に集まってミーティングである
龍造寺霞:「……集まった?」
煤竹 イザナ:「…ああ、手短に頼むぞ龍造寺。僕だって暇じゃないんだ。」
煤竹 イザナ:背負っていたリュックを下ろしながら、手近な机に腰を掛ける
影山 夏月:「おや、この任務以外にもやることがおありで?」
龍造寺霞:「依頼は仕事。イリーガルなら仕事を護る。」
龍造寺霞:眠たげな視線を君に投げかけるこの女子こそ龍造寺霞である。君たちにアプリについての調査を支部を通して依頼している第三支部のチルドレンだ
煤竹 イザナ:「鍛錬だよ。最近あまり身体を動かせてないんだ。」
龍造寺霞:「ストイック。」
煤竹 イザナ:「…そもそも、この案件自体眉唾ものだろう。あまり気が乗らないな。」
影山 夏月:「確かに、ありがちな都市伝説の類には思えますね」
龍造寺霞:「…支部からの指示。守らないと危険。」
龍造寺霞:「……調査結果を教えて。」
GM:君たちの調査によって、上記の通りゲームアプリであることと、特定の人間にしかプレイできず、プレイ中の画面を他の人が覗き込んでも見えないこと。
GM:そしてプレイが上手かったと自称していた何人かの生徒が行方不明になっていることが分かっております
龍造寺霞:「……ちゃんと出来てる。」
煤竹 イザナ:「ざっと調べたが、レミングゲームとかそういう類…のようで、何か妙だ。」
影山 夏月:「被害が出ている以上放置ができないのは確かですが……妙、とは?」
龍造寺霞:「教えて。」視線を煤竹君に向けて
煤竹 イザナ:「今のご時世、ソーシャル要素を排除しているゲームアプリがそこまで流行る理由が分からない。」
龍造寺霞:「そう……」チルドレン故にそういったゲームとは縁遠い。君の観点に関心しているようだ
影山 夏月:「……そういうものですかね? 単純に出来が良いというだけの話ではないと?」
龍造寺霞:「そこ。」
龍造寺霞:「私が調べたの。報酬。」
煤竹 イザナ:「最終的な目的は”ご褒美”なんだろうけどな、製作者の意図が見えないんだよ。」
龍造寺霞:「たぶん…R案件。」
龍造寺霞:バラバラと、音を立てて端末が机に転がり落ちる。ちょうど3つ
龍造寺霞:「用意した……」
影山 夏月:「これは……現物ですか?」
龍造寺霞:「もうアプリ、入れてある。」
龍造寺霞:「譲ってもらった……入れてる人から。」
煤竹 イザナ:「…おい、まさかとは思うが」
煤竹 イザナ:「”やれ”と?」
影山 夏月:「待ってください。まさか今からプレイすると?」
影山 夏月:「しかも3つ、ということは……全員で?」
龍造寺霞:「私もやる…今日、夜10時。同時開始」
影山 夏月:「流石に早計では? 煤竹君の言うように、まだ意図も見えない段階ですし」
煤竹 イザナ:「すまん、腹が痛くなってきたからこの話はまた今度だ。今日は21時に寝るぞ。」
龍造寺霞:「任務」
龍造寺霞:「契約。違約、駄目。」
龍造寺霞:じ~っっと君を見つめる
煤竹 イザナ:「…龍造寺はなかなかいい性格をしているな。」
影山 夏月:「あの、龍造寺さん。念の為確認ですが、上への連絡や承認などは」
龍造寺霞:「してある」
龍造寺霞:「第六地区にも、応援。頼んだ…」
煤竹 イザナ:「さしずめ僕たちは人柱か。」
煤竹 イザナ:「泣いてしまいそうだ」
影山 夏月:「ちょ、嫌な言い方をしないでくださいよ。起動した時点でアウト、なんてないですよね」
龍造寺霞:「そうなら、プレイしてる人。みんないない」
影山 夏月:「それは、たしかに。 ……腹を括りますか」
煤竹 イザナ:「…はぁ、龍造寺。」
煤竹 イザナ:「僕に”頑張って”と言ってくれ。なるべく上目遣いで。」
龍造寺霞:「…………」
影山 夏月:「頑張ってください」
煤竹 イザナ:「違う。お前じゃない。」
龍造寺霞:「?」影山君にヘルプを求める視線
影山 夏月:「私も貴方よりは龍造寺さんが嬉しいですね」
煤竹 イザナ:「余計なお世話だ。」
影山 夏月:「任務後に報酬としてお願いされたらどうです?」
煤竹 イザナ:「龍造寺よ、これがあるのと無いのとじゃ違うんだ。意気込みやらなんやらが。」
龍造寺霞:「…かつてない力説」
龍造寺霞:「……わかった」
影山 夏月:こっそりイザナ君の後ろに回り込んで一緒に見ようとします
龍造寺霞:すすす、と近づいて顎のしたから見上げて
龍造寺霞:「……がんばって?」よくわからない感じ
煤竹 イザナ:「…」パチン、と指を鳴らす
影山 夏月:「……」 小さくイザナ君に親指を立てる
煤竹 イザナ:「よし、今夜21時だ。逃げるなよ。逃げたら画面の中から化けて出てやるからな」
煤竹 イザナ:「22時か。」
龍造寺霞:「早速間違ってる」
影山 夏月:「ええ、勿論です。エージェントとして役目は果たしますとも」
煤竹 イザナ:「嬉しさのせいだ。」
龍造寺霞:「……わからない。」
龍造寺霞:「影山。どういうこと?」何故か影山君に聞く
影山 夏月:「男子というのは馬鹿なんですよ。無論、私も含めてですが」
煤竹 イザナ:「この任務が成功した暁には、手柄の8割は龍造寺のものだ。」
影山 夏月:「ええ、全くです。ではおふたりとも、また後ほど」
煤竹 イザナ:「じゃあな。いいものを見せてもらったよ。」スマホを片手に掲げながら教室を出ていく
煤竹 イザナ:そのあとすぐにすさまじい足音が誰も居ない廊下に響き渡る
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:よくわからないが何か変なことをされたような気分になって眉を多少ひそめたのであった
GM:---------------------
GM:シーンカット!
GM:ロイスのみ可能です
影山 夏月:煤竹 イザナ ○P連帯感/N嫉妬 で!
煤竹 イザナ:龍造寺霞 顔のいい女:〇可愛い/悪い男に騙されそう で!
GM:オッケイ!
GM:--------------------
GM:続いてPC3・4のOPです
GM:登場侵蝕をどうぞ
洲崎アカリ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 1[1]+41 → 42

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+8(1D10->8)(侵蝕:43->51)した
GM:-------------------
GM:第三地区 カフェ『ダイダロス』
GM:-------------------
GM:君達は、高校生の間で多発する行方不明事件を追っている。任務中であるのだ
GM:大N市内でも特に大きい高校、星辰館高校にもUGNチルドレン“ネヴァン”龍造寺霞が潜入して調査中だ。君たちも調査を続けた結果、FHエージェント“フォトタクシス”が関わっていることが判明している
GM:だが『どのように』関わっているかについては未だに見いだせていない。今回もまた、調査のカフェブレーク中である。
志奈乃鹿折:「……」飲み終わりつつあるタピオカソーダをちまちまと啜る制服の少女。
洲崎アカリ:「……うーん」机の上には真っ黒なアイスコーヒー。量はあまり減っていない。
志奈乃鹿折:底に残ったタピオカパールの粒に狙いをつけて一個ずつ吸っていく。楽しい。
志奈乃鹿折:「フォトタクシス。今日一日探し回ったけど、これと言った手がかりはなかったわね」
志奈乃鹿折:対面で唸る年上の同僚に
洲崎アカリ:「ええ。どうしたもんかなあ……正直なところ、こういった調査は不得手で」
洲崎アカリ:腕組みをしていたが、声をかけられてどっと力が抜けたようになる。置いてあったコーヒーのグラスを手に取り、一気に半分くらい飲み干す。
志奈乃鹿折:「やっぱり、この前の大規模侵攻のせいで外回りの人員が大幅に減ったのは痛いわね」
志奈乃鹿折:市中警邏を担当していた一般エージェントの多くが被害を受けたため、洲崎アカリのような教官約まで駆り出される状況が続いているようだ
洲崎アカリ:「ですねえ。拝田支部長も大変な事になっちゃいましたし……」
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:先の戦いで使用されたアーティファクト『エンプティハート』
志奈乃鹿折:周囲のレネゲイド因子を吸収濃縮する力により、拝田支部長は能力を奪われていた。
志奈乃鹿折:「第4の連中の話だと一時的なものらしいし、そのうち回復すると思うけど……」
洲崎アカリ:「……あたしもそう思いたいんですけど」どうも、彼自身はもっと事を深刻に捉えている。気がする。
志奈乃鹿折:「アカリちゃんは拝田さんとは長い付き合いなのよね。やっぱり心配かしら?」
洲崎アカリ:「長いと言っても、この支部の中じゃまだまだ」
洲崎アカリ:「もちろん、心配はしていますけど……」何となく嫌な予感がする、程度の話なので。仕舞っておくことにする。
志奈乃鹿折:「そうなの?4年以上も前からなら十分長い気がするけど」
志奈乃鹿折:「ふうん、まあそうね。まずは目の前の案件……」
志奈乃鹿折:「街を回って手応えなしとなると、後はより深い所に潜る必要がありそうね」
洲崎アカリ:「何か宛が?」
志奈乃鹿折:「これよ」ポケットから携帯端末を取り出す
洲崎アカリ:「まあ、そうなりますよね」
志奈乃鹿折:「『クレタの柵』、うちの学校でも噂になってるわ。別のチームが洗ってると聞いているけど、合流も考えるべきかも」
洲崎アカリ:「実際、学生を中心に流行ってる物なら、学校の方が手掛かりも多いでしょうし」もう一つの調査チームのメンバーが高校生だという事は把握している。
志奈乃鹿折:「ただ、その……」
志奈乃鹿折:少し遠慮がちな態度で、洲崎さんを見る
洲崎アカリ:「……ん?」この子がこうやって言い淀むのは珍しいなと思う。
志奈乃鹿折:「無遠慮な質問になってしまうのだけど、アカリちゃんは、スマホゲームって出来るのかしら……?」
志奈乃鹿折:洲崎さんの光を移さない目を見ながら
洲崎アカリ:「ああ、その事ですか。そりゃまあ、内容にもよりますけど」
洲崎アカリ:「まずできないと思います。特に、この件では上手なプレイが要求されるみたいですし……」
志奈乃鹿折:「そう……」しょんぼり
志奈乃鹿折:「……なら、こうしましょう」
志奈乃鹿折:椅子を移動し、洲崎さんの隣へ
洲崎アカリ:「え、えっと……?」何に拘っているのかいまいち分かっていない。
志奈乃鹿折:「一緒にやりましょう。映像は私が説明するし、テキストは私の砂で点字にするわ」
志奈乃鹿折:「ただのゲームならそこまでだけど、何かしらの空間干渉があるならアカリちゃんが居たほうがいいもの」
洲崎アカリ:「えっと……それって結構、足手まといになっちゃいそうな気もします……けど」
洲崎アカリ:少し考えるようにまばたきをして、
志奈乃鹿折:「問題ないわ。私もゲームのことは詳しくないし」
洲崎アカリ:「……じゃあ、それでやってみましょうか」
志奈乃鹿折:「それに、きっとその方が楽しいもの」
志奈乃鹿折:少しだけ眉を吊り上げて笑う
洲崎アカリ:「そもそも、普通の人間でもクリアできるゲームみたいですから。鹿折ちゃんならそのくらいのハンデは余裕で越えて……」
洲崎アカリ:「……やっぱ鹿折ちゃん、けっこう変わりましたよね」
志奈乃鹿折:「え、そうかしら?」
志奈乃鹿折:「だとしたら……少し喜ばしいわね」
洲崎アカリ:「ええ」口元を少し緩める。「最初に会った時より、ずいぶん素敵になったと思います」
志奈乃鹿折:「『エチュード』の成果が出てきたということかしら」
志奈乃鹿折:少しはにかんで、手元の端末に視線を落とす
志奈乃鹿折:「とりあえず、アプリをインストールして……」
???:「おーっとストップご両名。」
???:いつの間にか君たちの隣に、ギターケース並の大きな容器を背負った無表情の少女が立っている
志奈乃鹿折:「……?」画面をタップしようとしていた手を止める
洲崎アカリ:「……どなたです?」タイミングがタイミングだったので、少し警戒している。
矢ヶ崎朱華:「どーもどーも。第六地区の“カタラガマ”矢ヶ崎朱華です。第六からの派兵要員でして」
志奈乃鹿折:「第六の……」洲埼さんを庇うように席を立とうとして、座り直す。
矢ヶ崎朱華:「アプリを起動するのは待ってもらえますかね。星辰館のイリーガルの皆さんも同時に起動してみるとのことだったので」
矢ヶ崎朱華:「今日の夜22時、同時起動して、経過観察をそれぞれのチームで行う計画とのことです。」
矢ヶ崎朱華:「こちらには私もつきます。どうぞよろしく」ぺこり
矢ヶ崎朱華:この間一切の無表情
志奈乃鹿折:「ああ、あちらのチームも今日決行だったのね」
矢ヶ崎朱華:「ご理解が速い。」
矢ヶ崎朱華:店員さんから注文してきたタピオカを受け取る
洲崎アカリ:「……ん、なるほど。そういう作戦なら、従いましょう」
矢ヶ崎朱華:「すいませんね、第三の皆さんだけでやるほうが連携もスムーズかと思いましたが」
矢ヶ崎朱華:「うちの支部長が人員削減中の第三を応援しろと強く言うもんで」
志奈乃鹿折:「まあ、アカリちゃんがそう言うなら」二言三言、言うつもりだった皮肉を引っ込める
矢ヶ崎朱華:「……」じーっと志奈乃さんの方を見る
志奈乃鹿折:「……何か?」
矢ヶ崎朱華:「星辰館の方ですか。先輩かな?」
志奈乃鹿折:「ええ、見てのとおりよ、二年生。あなたは?」
矢ヶ崎朱華:「1年生です。先輩ですね。」
洲崎アカリ:「ああ、すみません。挨拶が遅れました」
矢ヶ崎朱華:「あ、そうそう。お名前をお伺いしそこねてましたね」
洲崎アカリ:「第三支部所属、"カーテンフォール"洲崎アカリです。どうぞよろしく」
志奈乃鹿折:「イリーガル、"エチュード"志奈乃鹿折」
志奈乃鹿折:「先輩は付けなくていいわ。好きに呼んで」
矢ヶ崎朱華:「宜しくお願いします。」
矢ヶ崎朱華:「ええっ先輩付けちゃ駄目なんですか…!新しい難題だな…」
矢ヶ崎朱華:驚きの声色(無表情)
矢ヶ崎朱華:「志奈乃さん…ううむしっくりこねえ。まあでもこれでいきましょう」
志奈乃鹿折:「ええ。よろしく、矢ヶ崎さん」
矢ヶ崎朱華:「はわわ……めっちゃ美人で優しい…」
GM:-----------------------
GM:シーンカット!
GM:ロイスのみ可能です
洲崎アカリ:“フォトタクシス”:〇好奇心 / 脅威、 志奈乃鹿折:〇友情 / 隔意
洲崎アカリ:これで!
志奈乃鹿折:アカリちゃん 洲崎アカリ やさしい◯/こわい で所得します!
GM:オッケイ!
GM:---------------------------
GM:では合流シーン!全員登場です
影山 夏月:36+1d10 シーンイン
DoubleCross : (36+1D10) → 36+5[5] → 41

煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+8(1D10->8)(侵蝕:46->54)した
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を41した
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+2(1D10->2)(侵蝕:51->53)した
洲崎アカリ:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 3[3]+42 → 45

GM:---------------------------------
GM:22時 ???
GM:-----------------------------------------
煤竹 イザナ:むくり、と上半身だけを起こす
煤竹 イザナ:「…ふむ。もう帰りたくなってきたぞ。」
龍造寺霞:「………?」
龍造寺霞:不思議な様子で目を覚まし、周囲を確認する
GM:…君たちは、作戦通り22時に一斉にアプリを起動した
GM:その直後意識を失い、ふと気がつくとこの場所で目が覚めたのだ。
影山 夏月:「ここは……気を失っていたのか?」
GM:周囲を見てみれば、ちょうど夜の星辰館に見える。生徒や先生達の気配は無い。
影山 夏月:アプリを起動した端末は手元にありますか?
煤竹 イザナ:(影山さんと龍造寺も…居るか)
影山 夏月:「おふたりとも、お怪我などはありませんか?」
龍造寺霞:頷く
龍造寺霞:「……取り込まれた?」
煤竹 イザナ:(全く、さっさと終わらせていい感じの動画でも探そうと思っていたんだが…)
龍造寺霞:「おかしい。」
龍造寺霞:「普通にプレイ出来る人もいた。いきなり取り込まれることは無かった。」
龍造寺霞:「なにか違う。」
影山 夏月:「……我々がオーヴァードだから、でしょうか」
煤竹 イザナ:「なるほど。R案件。話が繋がってきたな。」
影山 夏月:「現時点では推測するにも材料が少ない。断定はできませんがね」
龍造寺霞:「…可能性高い。」
煤竹 イザナ:「龍造寺。一応聞いておくが、端末に異常があったとかではないんだろうな。」
龍造寺霞:ふるふると首を振る
煤竹 イザナ:(かわいい)
龍造寺霞:「ちゃんと検品してもらった」
龍造寺霞:「してもらったの……」うつむく
影山 夏月:「ここが本当に『ゲームの中』なのかも分からない。ともかく調べてみるしかないでしょうか」
影山 夏月:「……落ち込むことはありませんよ。誰も貴女に責任は負わせません」
龍造寺霞:「……」返事はないけど、多少復調したようだ
煤竹 イザナ:(あ、慰める役取られた)
GM:では、君たちが話し合ってると
GM:ノシ、ノシと。重量のあるものが教室へと接近してくる気配を感じます。足音も
影山 夏月:「考えようによってはラッキーだったかもしれませんね。 ここに行方不明者が連れ込まれたと言うなら、手っ取り早く連れ戻せるかもしれない」
影山 夏月:「……もっとも。 まずは我々が生き残ることから始めましょうか」
煤竹 イザナ:「…ゲームの概要は、なんだったかな。」
影山 夏月:懐から剣の柄を取り出し、戦闘態勢を取ります
影山 夏月:「牛の怪物が追いかけ回すとか、なんとか」
龍造寺霞:「……ミノタウロス」
龍造寺霞:「迷宮の奥にいる。」「牛の、怪物」
“ミノタウロス”:果たして龍造寺の語る通りのものが
“ミノタウロス”:暗い教室へと影を落とします
影山 夏月:「どうやらそれで当たりのようですね。 ……龍造寺さん、後衛をお願いできますか」
煤竹 イザナ:眼鏡を外す「ふむ、だとすると、逃げるだけじゃ面白くないな。」
龍造寺霞:こくり
煤竹 イザナ:「クリーチャー退治だ。」
“ミノタウロス”:「!」
“ミノタウロス”:君たちの姿を認めると、意気揚々と斧を振りかぶり突進してくる!
“ミノタウロス”:教室の右を取って対応出来る人員を絞るような動きだ。かなり戦い慣れている様子
影山 夏月:「頭の中身まで猛牛とは行きませんか。 煤竹君、我々で止めますよ」
煤竹 イザナ:「分かった。」
影山 夏月:柄のみであった剣に、砂が流麗な刃を形成する
影山 夏月:「我が聖剣は仮初だが……怪物退治程度ならこなしてみせましょう」
煤竹 イザナ:頭ではなく、掌に感情を乗せる。
煤竹 イザナ:”怒り”を火種にして燃え上がる自分の身体を制御するために身につけた、戦い方。
“ミノタウロス”:目の前にいる影山君に、唐竹割りの一撃を振るう!防がれても武器割が狙えると見込んでの攻撃だ
煤竹 イザナ:シャツの袖をまくる「影山さん、いったぞ。」
煤竹 イザナ:交錯を横目に
煤竹 イザナ:二つの影の交錯腰を落とし、身体を傾け、突撃姿勢を作る。
影山 夏月:「真っ向勝負。そういうことなら……」
影山 夏月:刃にさらなる砂を集める。 集約させた砂は長剣を無骨な大剣へと変える。
影山 夏月:「こちらでお相手いたしましょう」
影山 夏月:「聖剣、励起。斬撃、拡張……開始」
影山 夏月:遺産の残骸が斬撃を強化し、唐竹割りを真っ向から受け止める
“ミノタウロス”:「!?」
影山 夏月:「……っ! 両断するつもり、でしたが。そこまではいきませんか」
“ミノタウロス”:いくら力を入れてもビクともしない…大変に戸惑っているようである
“ミノタウロス”:まるで今まで受け止められたことがないかのようだ
影山 夏月:「仕方ない。 魅せ場はお譲りしますよ」
“ミノタウロス”:「ヴ……ヴモ……」
煤竹 イザナ:攻撃を受け止められ、ミノタウロスの重心が僅かに後ろに傾いた瞬間
煤竹 イザナ:ダ ァ ン ッ
煤竹 イザナ:教室の床を踏み割り、一瞬で無防備な脚に近づく
煤竹 イザナ:「不憫だよな、デカい奴は。」
煤竹 イザナ:そう呟き、神速の掌打で膝を撃ち抜く
“ミノタウロス”:「ヴモーッ!?」
煤竹 イザナ:その破壊的な振動は骨を砕き、体内を駆け巡り、支えを失った巨体が無様に倒れ伏す
“ミノタウロス”:巨大な逆三角形の体型の文字通り骨子、全体重のかかる膝を砕かれてはどうしようもない!まさしく死に体である
影山 夏月:「(……踏み込みの音とは思えませんね。落雷かなにかかと)」
煤竹 イザナ:「…殺すか?この牛。」
龍造寺霞:「…無力化。」
影山 夏月:「ですね。 ひとまず無益な殺生は避けましょうか」
影山 夏月:「情報を聞き出す……のは、まあ難しいでしょうが」
煤竹 イザナ:「オーケーだ。僕も女子の前でこういう事するのは気が進まない」
影山 夏月:じゃあ、モルフェウスの能力で砂で縄でも作りましょうか?
GM:OKです!
龍造寺霞:手をかざすと、斧が小刻みに震えて折れる。
煤竹 イザナ:掌から熱が引いた事を確認し、再び眼鏡をかける
影山 夏月:では能力で縄を生成、手早く縛り上げておきましょう
影山 夏月:「しかしこの御仁……キュマイラ、でしょうか?」
煤竹 イザナ:「否定は出来ないな。」
影山 夏月:「もし彼が所謂ボスなら、これでクエストクリア……となればよいのですが」
煤竹 イザナ:「少なくとも、立ち回り方は獣のそれじゃない。」
龍造寺霞:「調査は始まったばかり…」
GM:では、君たちが鼻息荒いミノタウロスを拘束しているところに
GM:ドタドタと、再び大きい多数の足音が近づいてくる
煤竹 イザナ:「…それもそうだな。さあ、夜の校内デートと行こうか…って訳にもいかなそうだ。」
影山 夏月:「三人でデートとはまた特殊なご趣味をお持ちのようで。 さて」
“ミノタウロス”:「ヴ……ヴモ……」
“ミノタウロス”:先程と同じくミノタウロスだが、体格や身につけている装備が全然違う
“ミノタウロス”:よりスマートな装備で、こちらは両手にナイフ(といっても体格から比較して、ナイフと形容している程度のサイズ)を持っている
影山 夏月:「ああ、あちらのお方もお誘いしますか?」
煤竹 イザナ:「冗談じゃない。僕は龍造寺と行くから、あれは影山さんに譲るぞ。」
影山 夏月:「御冗談を。では、お帰り願いましょうか」
龍造寺霞:「合わせるね……」
煤竹 イザナ:「ああ、たの…む…?」眼鏡を外そうとした時、人影を確認した。それも、見覚えのある。
???:「ストップ、今は踏み込まないほうがいいわ」
???:戦闘態勢の三人に向けて声をかける
煤竹 イザナ:(この声…)
影山 夏月:「こちらの手は……必要ありませんか」
洲崎アカリ:校舎の陰から。ミノタウロスが向かう方向、煤竹くん達との間に飛び出してくる。挟み撃ちの形勢。
志奈乃鹿折:次の瞬間、突進してきたミノタウロスの前に透明の壁が出現し、顔面からぶつかる
“ミノタウロス”:「モ゛ッ!?」
“ミノタウロス”:硬質な音を立てて怯む。体重が重い分、反作用は大きく自分にダメージを与える
志奈乃鹿折:「こうなるからね」隠密を解き、ミノタウロスの前に立ちはだかる
洲崎アカリ:「ああ、その声……」作戦の状況と合わせて、誰がそこにいるかは察した。「ちょっとだけお待ちを」
“ミノタウロス”:「ヴモッ…!」
志奈乃鹿折:「ここよ、アカリちゃん!」声を張り上げて合図を送る
“ミノタウロス”:何回か、壁に押し当たるように動いては前に進まないことに苛立っているようだ
洲崎アカリ:「助かります……っ!」言った瞬間には、既に放たれている。掌程の大きさの、闇色の刃。
洲崎アカリ:その狙いは急所を得て的確、とまでは言えないが。大きな的を撃ち抜くには十分だ。
洲崎アカリ:一発が腕を射抜き、もう一発が胸に突き刺さる。直後に炸裂し、肉体を吹き飛ばす。
“ミノタウロス”:刃はミノタウロスを貫通。腕がちぎれ飛び、胸が爆裂する。ひとたまりもないだろう
“ミノタウロス”:「ヴ………」
“ミノタウロス”:血溜まりのなかに倒れ伏し、そのままだ
志奈乃鹿折:ピシャリ、と血しぶきが透明な壁に叩きつけられ赤く染める
洲崎アカリ:「……っと、決まったっぽいですかね。鹿折ちゃん?」
洲崎アカリ:獣の唸り声が絶えたのを知覚して、戦闘は終わったものと。
志奈乃鹿折:ええ。大当たりよアカリちゃん」
矢ヶ崎朱華:「おお……もう終わってましたね…」
矢ヶ崎朱華:後からえっちらおっちらやってきた。行動値0の機動力ではこんなもんである。
煤竹 イザナ:「…全く、僕たちは殺さないようにやったというのに随分物騒じゃないか。洲崎さん、志奈乃。」
影山 夏月:「まあまあ。助かります、お二人とも。ご無事のようで何よりです」
矢ヶ崎朱華:「おや。こちらに先発組はいらっしゃったのですね」
影山 夏月:「そちらの貴女は……ああ。確か、第六から応援が来られると」
龍造寺霞:「……洲崎。志奈乃。」
洲崎アカリ:「すみませんね。まだまだ未熟の身でして……煤竹くんと、影山くん。龍造寺さんも一緒にいるのかな」
龍造寺霞:頷く
煤竹 イザナ:「ふむ。第六の。」
矢ヶ崎朱華:「第六から出向しました。“カタラガマ”矢ヶ崎です。」
矢ヶ崎朱華:ぺこり
志奈乃鹿折:「三人ともお疲れ様」
煤竹 イザナ:「…影山さん。見てくれ、よりどりみどりだ。僕たちは幸せ者だな。」
影山 夏月:「そういうことは後でこっそり言ってくださいますか」
煤竹 イザナ:「第三支部所属、煤竹イザナ。こちらこそ。」
影山 夏月:「失礼、“アコロン”影山夏月と申します。 現在は第三でお世話になっております」
洲崎アカリ:「この状況でも幸せだと言えるのは良い事だ。それで……」
志奈乃鹿折:「この状況のどこが幸せなのかしら。相変わらず変な人ね」怪訝な瞳
煤竹 イザナ:「その目を止めろ。悲しくなるだろう。」
洲崎アカリ:「まだ他の人間は見つかっていない……のかな。行方不明になった人も、この異空間に来ているものと思いましたけど」
龍造寺霞:頷く
龍造寺霞:「探査。今から」
影山 夏月:「残念ながら。 こちらでも先程に近いものを一体、確保してありますが」
影山 夏月:「ひとまず情報交換と、状況の確認と参りましょうか」
矢ヶ崎朱華:「こちらの獣ですね…わあ、膝が面白おかしいほうに曲がってら」
志奈乃鹿折:「まったく、物騒なのはどちらなのかしら」
影山 夏月:「拘束はしていますがお気をつけて。 回復したらまた暴れ出さないとも限りませんし」
影山 夏月:「我々は22時に端末とアプリを起動し、気がついたらここに居た、という次第です。みなさんはどうでしょうか」
矢ヶ崎朱華:「概ねそちらと同じ作戦で、但し数秒だけ待ちました。」
洲崎アカリ:「それは同じですね。ゲームをプレイする間もなく、こちらに飛ばされていました……」
煤竹 イザナ:「…待った理由を聞いても?」
矢ヶ崎朱華:「全くおんなじ状況で全員袋小路にならないために、ほんのちょっと状況をずらしました。どういう影響があるかも見たかったですからね」
影山 夏月:「その点は問題が発生したわけではない」
煤竹 イザナ:「なるほど、信頼できそうだ。美人だしな。」
矢ヶ崎朱華:「まあ」頬を抑える
影山 夏月:「煤竹君、場を和ませるのも結構ですが。 程々にお願いします」
煤竹 イザナ:「本心だよ。打算なんか無い。」
矢ヶ崎朱華:表情は特に変わらない
影山 夏月:「ええ、勿論分かっておりますよ。 同感ですが話が逸れるのでまた後で話しましょう」
矢ヶ崎朱華:「まあ彼氏いますけどね。」
煤竹 イザナ:「…」窓から空を見上げる
影山 夏月:「……後で話しましょう。私も、聞いてもらいたいことができました」
龍造寺霞:「志奈乃、洲崎。よろしく。」
洲崎アカリ:「はいはい、今はその辺で」
影山 夏月:「ああ、失礼を。 話を戻しましょう」
煤竹 イザナ:「分かった。悲しみに暮れるのは後にしよう。」
洲崎アカリ:「ほら、今も他の要救助者が同じように襲われてるかもしれないんで。リラックスは必要だけど、ある程度は焦りも持って。ね」
煤竹 イザナ:「はい…」正論を言われると何も言えない
志奈乃鹿折:「ええ、行きましょう」
影山 夏月:「ええ。それに……これで襲撃が収まったとも思えませんし、ね」
龍造寺霞:「この場所の調査。被害者の確保。怪物の正体。」
龍造寺霞:「たくさん……」
龍造寺霞:うつむく
影山 夏月:「大丈夫ですよ、これだけの人員が集まったのですから」
影山 夏月:「気は緩めすぎず、張り詰めすぎずで参りましょう」
龍造寺霞:「うん。」
龍造寺霞:「……煤竹。」
龍造寺霞:また近寄って、下から覗き込むように
煤竹 イザナ:「何だ?」
龍造寺霞:「…がんばって?」
矢ヶ崎朱華:「まあ」
煤竹 イザナ:「…」膝を5回ぐらい叩く
志奈乃鹿折:「……どうしたの急に」怪訝な瞳
矢ヶ崎朱華:「なんか危ないことを仕込んでませんか?」
影山 夏月:「……男って馬鹿なんですよ、ええ。」
志奈乃鹿折:「ふぅん」興味なさげ
煤竹 イザナ:「今は浸らせてくれ、この余韻に。」
煤竹 イザナ:「…ふぅ。龍造寺。」
龍造寺霞:「……よくわかんない…」
煤竹 イザナ:「見ての通り、僕たちは優秀だ。」
煤竹 イザナ:「だからすぐに片付く。明日もまたいつも通り学校に行けるさ。」
龍造寺霞:「……うん。それはわかる」
煤竹 イザナ:「僕も目の保養が欲しいからな。」
龍造寺霞:「頑張って、煤竹」
龍造寺霞:言い終わってから思い出したように下から覗き込む仕草
煤竹 イザナ:「…はは、任せろ」
煤竹 イザナ:(…なんかいいように操られている気がしなくもないが)
影山 夏月:「(しかし、あのミノタウロス。受け止めた時のあの様子……)」
影山 夏月:「(ただの思い過ごしならば良いが……)」
影山 夏月:「欲張りな男ですね、君も」
志奈乃鹿折:「どのみちここはもう敵の胃袋の中よ。食い破る以外に出る術はない」
矢ヶ崎朱華:「カッコいい表現ですね。真似しよ」
志奈乃鹿折:「さっさと片付けて帰りましょう」
矢ヶ崎朱華:「ええ、そうしましょう。頼りになる先輩だなあ」
洲崎アカリ:「ですねえ。あたしも今回は、頼もしい後輩を頼って行く事にしましょうか」
志奈乃鹿折:「だから、先輩はいいって……」
志奈乃鹿折:「ええ、アカリちゃんのエスコートは任せてもらうわ」
影山 夏月:「それでは迷宮探索と参りましょうか。 いまだ至らぬ身ですが、ご容赦を」
煤竹 イザナ:「なるほど、なるほど…矢ヶ崎、僕の事は先輩呼びでも呼び捨てでも構わないぞ。」
矢ヶ崎朱華:「分かりました煤竹。」
矢ヶ崎朱華:無表情
影山 夏月:「ドンマイ」
煤竹 イザナ:「ふっ、悪くない。じゃあ行こうか。」
龍造寺霞:「うん…」
矢ヶ崎朱華:「メンタルつえー」
GM:------------------------------------
GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入が可能です
影山 夏月:龍造寺霞  ○P連帯感/N不安
洲崎アカリ:他のロイスはもう少しお話ししてから取ろうかな
影山 夏月:ロイスはとりあえず以上で
影山 夏月:購入、どうしようかな
煤竹 イザナ:影山夏月 僕より馬鹿:〇信頼/嫉妬 で!
洲崎アカリ:社会弱者なので応急キットにチャレンジします
志奈乃鹿折:挙動不審 煤竹イザナ つよい◯/へんな人 
洲崎アカリ:1dx+4>=8
DoubleCross : (1R10+4[10]>=8) → 9[9]+4 → 13 → 成功

影山 夏月:どなたかどうしても必要なアイテムあったら、砂の加護なら投げられますよ
志奈乃鹿折:ひとまず応急キット
洲崎アカリ:買いました!持っておく!
志奈乃鹿折:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 8[8] → 8 → 成功

煤竹 イザナ:私もひとまず応急で!
煤竹 イザナ:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 8[7,8]+2 → 10

志奈乃鹿折:買えた!持っておきます!
影山 夏月:じゃあ私も応急キット行きますか
影山 夏月:1DX+4+0@10>=8 調達
DoubleCross : (1R10+4+0[10]>=8) → 7[7]+4 → 11 → 成功

影山 夏月:成功。 とりあえず持っておきます
GM:ではシーンカット!
GM:---------------------
GM:ミドルシーン
GM:ここからはシナクラ特有の進行システム
GM:プライズ判定を行っていきます。
GM:プライズ判定とは?:通常のセッションの進み方でなく、情報収集をすることによってシナリオそのものの進行度を上昇させていくシステム、および判定のこと
GM:プライズポイントと呼ばれる数値を規定まで高めれば満了となり、トリガー→クライマックス戦闘とつながる。
GM:逆に規定回数のシーンまでにプライズポイントがたまらないと、デウスエクスマキナなオチが待っている。まあまず無いです
GM:プライズポイントは、指定された情報項目で判定し、達成値の数値によって決定する。基本的に9以上→1 10以上→2、20以上→3……と増えていき、30→4 で達成値打ち止めとなる
GM:プライズポイントがたまったりシーンが進んだりすると各種イベントが待っているぞ!がんばれ
GM:以上!
GM:ではプライズ判定のデータを開示シマス
GM:情報:UGN、軍事、学問、裏社会 難易度:9 最大達成値:30
GM:プライズポイント:0/10 アドヴェントシーン:7
GM:そして、このシーンで起こるイベントを決定するプライズチャート
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

GM:ホール
GM:体育館でのイベント
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

GM:ライバルの企み
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:ヒロインをさらおうとする
GM:うーん、最後だけチェンジ!
GM:脱出は無駄だと言って去っていこう
GM:といったところで
GM:シーンプレイヤーは影山君!ほか登場自由です
影山 夏月:41+1d10 シーンイン
DoubleCross : (41+1D10) → 41+9[9] → 50

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:53->54)した
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を50した
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+9(1D10->9)(侵蝕:54->63)した
洲崎アカリ:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 9[9]+45 → 54

GM:では登場した人たちで
GM:判定してもらいます!なお、判定した数値は最大のもののみが適用されます
影山 夏月:イザナ君の情報判定に砂の加護を投げるつもりですが
GM:使えそうなイージーがあったら申告してね
影山 夏月:先にイザナ君以外で情報判定します?
洲崎アカリ:一応こういう状況ですが、コネは使えていいでしょうかGM
GM:問題なしです!
GM:なんか外部通信出来る手段を無理くり確保したとかそういうアレです。
志奈乃鹿折:じゃあ先に社会1組から振りますか
影山 夏月:はーい。では私も情報収集チーム使いましょうか
煤竹 イザナ:頑張れ頑張れ
洲崎アカリ:やった~。ではコネ:UGN使用でダイス3個にて
洲崎アカリ:3dx+1 せいっ
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,7,10]+4[4]+1 → 15

影山 夏月:2DX+1+0@10 情報
DoubleCross : (2R10+1+0[10]) → 9[2,9]+1 → 10

志奈乃鹿折:コネ:情報屋でダイス3個
志奈乃鹿折:3dx+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 4[1,2,4]+4 → 8

GM:あ、そうそう。財産点で達成値ブースト出来るのも共通なので
GM:チョイ足しで達成値を伸ばす手もあります
洲崎アカリ:桁が上がりそうならやると良いっぽいですね
影山 夏月:洲崎さん、5点はないですよね
洲崎アカリ:何を隠そう財産は0点です
煤竹 イザナ:じゃあ私も振るか
影山 夏月:ではイザナ君の情報判定に砂の加護を使用します
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を54した
志奈乃鹿折:私とアカリちゃんは貧乏シスターズだぜ
影山 夏月:ダイス+4でどうぞ。 侵蝕ボーナスの+1も含めて合計5個増えますね
煤竹 イザナ:コネ:UGN幹部使ってダイス+2!砂の加護でさらに+4!
煤竹 イザナ:9dx+3
DoubleCross : (9R10+3[10]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,7,10]+3[3]+3 → 16

影山 夏月:ぶっこめば届きますね
影山 夏月:どうしましょうか
志奈乃鹿折:財産点入れれば桁上がりますが…
洲崎アカリ:ここで使い切らなくてもいい気は
煤竹 イザナ:では節約しましょう
影山 夏月:じゃあ最大16ですね
GM:オッケイ!
GM:ではプライズ成功2/9!
GM:次のことが分かります
GM:ここは星辰館高校のようであるが、外への物理的な脱出は現状不可能
GM:ミノタウロスを、“フォトタクシス”と、もうひとりが作り出して学内へ放っている
GM:以上のことが分かります
GM:-----------------------------------
GM:星辰館高校? 体育館への道
GM:----------------------------------
GM:君達一行は調査のため、内部を移動している
影山 夏月:「扉や窓は開かず、破壊も不可能。閉じ込められた、というところでしょうか」
矢ヶ崎朱華:「うーん、やはりここは」
矢ヶ崎朱華:「妙な入り組み方をしていますが、校章といいモノといい」
矢ヶ崎朱華:「星辰館高校ですね、ここ」
龍造寺霞:「うん……」
龍造寺霞:ふわふわみんなの後ろをついてきている
洲崎アカリ:「まあ、入り方からして、明らかに普通の空間じゃありませんでしたから……」
影山 夏月:「私はあまり勤勉に通っていないのですが、配置なども確かに記憶どおりですね」
煤竹 イザナ:「まあ、今更何が起きようと不思議ではないが」
志奈乃鹿折:「"正式な手順"以外では脱出不可能ということかしら」
煤竹 イザナ:「…ゲームクリアか」
矢ヶ崎朱華:「それらしい感じですよね」
影山 夏月:「そのクリア条件が何に設定されているか、が問題ですね」
龍造寺霞:「……」不安げにきょろきょろしている
龍造寺霞:「ゲーム、あんまりやったことない」
影山 夏月:「あるいはこの空間の製作者を打倒すれば、この場所も消滅するかもしれませんが……」
影山 夏月:「私達が巻き込まれる可能性もありますし、最終手段でしょうね」
煤竹 イザナ:「そうか、今度教えてやろう。」
洲崎アカリ:「……道理なようで、微妙に引っ掛かりますね。『クレタの柵』は、鬼ごっこの鬼をやるゲームなんでしょう。この状況は、むしろ……」
志奈乃鹿折:「……鬼に追い回される生贄、ね」
煤竹 イザナ:「…僕たちの共通点といえば、”オーヴァード”だ。」
矢ヶ崎朱華:「そういえば全員そうですね。」
矢ヶ崎朱華:「まあ当たり前といえば当たり前ですが」
煤竹 イザナ:「龍造寺、矢ヶ崎」
龍造寺霞:「なに?」
煤竹 イザナ:「これまで被害に遭った奴らも全員オーヴァードなのか?」
龍造寺霞:「わからない…」
龍造寺霞:「でも、消えた人は、ゲームをやってるときはそうじゃない人ばっかりで…」
影山 夏月:「……仮に、プレイした段階でオーヴァードでなかったとしても。」
影山 夏月:「このゲームによって覚醒した……という可能性はどうでしょう」
煤竹 イザナ:「ふむ、このゲーム自体が覚醒の足掛かりになっているという事か」
煤竹 イザナ:「それなら、特定の人間しかプレイできないという話も頷ける。」
矢ヶ崎朱華:「“ご褒美”の正体が一気にきな臭くなりそうですよね」
影山 夏月:「現時点では推測に過ぎませんが、あるいは……」
影山 夏月:「それに先程のミノタウロスは……おっと」
洲崎アカリ:「プレイ前に、素質のある人間を選別していると。そりゃなんとも……効率的な仕組みだ」
志奈乃鹿折:「けれど、さっきのような怪物だけなら。覚醒したてのオーヴァードでも運が良ければ相手取れるかもしれないわ」
煤竹 イザナ:「…そうなると、今の僕らの状態はバグに近いのか…?」
洲崎アカリ:「……」俄かに表情が曇る。合流した時に倒したミノタウロスの正体について少しだけ思索して。
影山 夏月:「どうでしょうね。あるいは、我々のような者を誘い込むのも目的であったかもしれませんし」
影山 夏月:「……まあ、今は考えすぎても仕方ありません。まずはもう少し情報を探るとしましょう」
志奈乃鹿折:「あるいはさっきの化け物こそが"成れの果て"なのかも。そう考えるとこの私達の状況は煤竹くんが言うように"バグ"かもね
矢ヶ崎朱華:「調べ物しないとですねえ」
龍造寺霞:「もっと、色々見ないと…」
GM:そうこうしているうちに、君たち一行は廊下を移動して、体育館へとたどり着く
影山 夏月:「……だとしても、襲われれば戦うしかありませんね」
GM:体育館は他の教室と違って、明かりが点灯している。中に誰かいるようだ
矢ヶ崎朱華:「…状況が違う。何かヒントがあるのかな?」
洲崎アカリ:「体育館……ここまで遭遇しなかった避難者が、どこか一か所に集まっているとすればここかな……と思ったんですが」
影山 夏月:「さて。罠かもしれませんが、どうあれ無視もできませんし」
煤竹 イザナ:「案外、先ほどの牛がスポーツに興じているのかもしれませんね。」
龍造寺霞:「スポーツ?」
煤竹 イザナ:「なんだ、それも知らないのか。」
龍造寺霞:「あんまり想像できなかったから」
龍造寺霞:「牛が…スポーツ……」
影山 夏月:「そのあたりは帰ってからゆっくり時間を作りましょう。 皆さん、準備を」
煤竹 イザナ:「…今度教えてやろう。ゲームとセットでな。」
志奈乃鹿折:「闘牛なら、マタドールがいるかも知れないわね」
影山 夏月:「マタドール役が我々、というオチが待っていそうですが。はてさて」
矢ヶ崎朱華:「これがゲームならば、ゲームマスターといったとこですかね。話が一気に進めば良いんですけど」
洲崎アカリ:「十中八九、それはあたし達の役目でしょうけど」
GM:中を覗いてみると、1匹のミノタウロスに対して2人の人間が何かを行っている様をみとめるだろう。
???:「どこか痒いところは...ああそこか。うん、任せて」穏やかな声が聞こえてくる。
“ミノタウロス”:「ヴルル……」
煤竹 イザナ:「…牛一匹に対してマタドールが二人、闘牛ではなさそうだな。」
洲崎アカリ:「……どうです?」警戒を続けながら。
???:「気持ちいいかい?デイ。うん、良かった」巨大なミノタウロスに対し、優しくブラシを掛けている。
“フォトタクシス”:「ア、アアッ。良い。良い個体!」
影山 夏月:「少なくとも、穏やかに済みそうな手合ではなさそうです」
煤竹 イザナ:「…あれがゲームマスターだとして、僕は会話をしたくないぞ。」
“フォトタクシス”:対して、頭に物々しい装置をつけた人間は、カクカクした動きでミノタウロスの体に何かを差し込んでいる
???:「うーん、素直でかわいいやつだな。メイやテイも元気で良い子だったが...」
志奈乃鹿折:「無理に会話をする必要はないわ。無力化してしまえば方法はいくらでもある」
影山 夏月:「では、問答無用で行きますか?」
“フォトタクシス”:「パワー、良いッ!“マスタープラント”様の因子が良く働いている!」
???:「ずっとなで繰り回していたい...深い絆を感じるよ...」瀬戸物のようにきめ細やかな白い頬を紅潮させる。
“フォトタクシス”:ミノタウロスの胸筋に細い針金のようなものを打ち込んでいる
“フォトタクシス”:「アアッ!!」
煤竹 イザナ:「…”マスター”…FHか…!」
“フォトタクシス”:「“マスタープラント”様。何か、来ております!」
???:「ハーッ...ハーッ,,,いけない、いけないぞマチルダ・ヴァルツァー。ここはフォトくんの仕事場だ...」
志奈乃鹿折:「……」脳裏に瓶底眼鏡の白衣の姿が浮かぶ。生理的に受け付けないタイプだ
洲崎アカリ:「あの、そこのお二人。よろしいですか。FHの方とお見受けしますが」
“フォトタクシス”:「アアーッッいけない!」
マスタープラント:「ああうん。知ってる分かってる」
“フォトタクシス”:「ここはいわばサーバールーム!参加者は入っちゃ、ダメッ!!」
マスタープラント:「全部見えてるし、我も忘れてない、だいじょぶだいじょぶ」
“フォトタクシス”:ほとんどブリッジ姿勢
影山 夏月:「参加者……?」
矢ヶ崎朱華:「なんだこれ…」
龍造寺霞:「……」
マスタープラント:「ーーやぁ!UGNの子たち!大したもてなしもできず済まない!」とてもにこやかに笑顔を向けてくる。
龍造寺霞:無言で煤竹君の後ろに隠れる
洲崎アカリ:「ええと……その声が、"マスタープラント"じゃない方でしたか。もしや、"フォトタクシス"?」
煤竹 イザナ:(僕は今、頼られている…)
煤竹 イザナ:無言で噛みしめる
マスタープラント:その容姿は中性的で、完璧で、まるで現実感がない。ぺたぺたと、濡れそぼった生足で少しだけ近づいてくる。
“フォトタクシス”:「アアッ!!私も知られているとは」
“フォトタクシス”:「“プラント”様、応対をお願い、アアッ!」
“フォトタクシス”:ヘッドギアからバチバチと雷電が奔っている
“ミノタウロス”:「ヴルル…」
マスタープラント:「うん、こっちは任せてフォトくん!」体育館に満ちる獣臭さを優しくかき消すように感じられる、夏草と乾いた土の匂い。
影山 夏月:「和やかに情報交換、とはいくわけもありませんか」
志奈乃鹿折:「……これはもう会話の必要ないわね」
志奈乃鹿折:「こいつらが運営よ、さっさと拘束しましょう」
マスタープラント:「ああ大丈夫、君たちを怖がらせるつもりも害するつもりも、マチルダにはない」15mほどの距離で立ち止まる。
煤竹 イザナ:「君たちが放し飼いにしている牛のせいで、僕たちは危うく殺されそうだったんだ。」
“フォトタクシス”:「サアッッ!行きなさい、デイ君ッ!ユーザーが待っている!」
“フォトタクシス”:バチバチと雷電がミノタウロスの周囲を渦巻き、消えるとその姿を消している。
煤竹 イザナ:「クレームは…君たちに送り付ければいいのか?」
洲崎アカリ:「自分に害意はない、飼ってる獣が勝手にやった事だ、と?」
マスタープラント:「お話は大好きだよ、できれば君たちとも仲良くしたい...うん?」
影山 夏月:「っ!? 消えた?」
マスタープラント:「飼ってるつもりはないし、獣とも思っていないね」
志奈乃鹿折:「消えた…?隠密化、いや……転送?」
マスタープラント:「君たちが拘束したアズマメイ、殺したアズマテイ。2人とも大切な家族だよ」
“フォトタクシス”:「ユーザーが待っているのですよッ!“プラント”様の嫡子達をッ!アアッ」
煤竹 イザナ:「…ふむ」
洲崎アカリ:「ああ……そういう価値観をお持ちの人ですか。なるほど」
影山 夏月:「貴方方の認識がどうあれ、聞きたいことが山のようにあります」
矢ヶ崎朱華:「皆さん気をつけてくださいね…」
矢ヶ崎朱華:「聞いたことがあります。“マスタープラント”」
矢ヶ崎朱華:「異常生物を創り出すインリークォセルの、3人しかいない《幹》…幹部であると。」
龍造寺霞:「マスター……」
龍造寺霞:「危険。大抵すごく強い」
志奈乃鹿折:「インリークォ……そう……"あの子達"の」
煤竹 イザナ:「…丁度いいじゃないか。幹を一本減らせるんだからな。」
“フォトタクシス”:「アアッー!!失礼千万!」
マスタープラント:「カタラガマちゃんに知られているとは光栄だなあ。マチルダは対してすごくないと思うけど」すごく嬉しそうに笑う。とても嬉しそうだ。
矢ヶ崎朱華:「!私をご存知?そんなに人気でしたっけ」
マスタープラント:「ほら、オオツチノコとブリーダーを倒したじゃない..おっと」
志奈乃鹿折:「ええ、"ブリーダー"さんには間接的に世話になったわ」
影山 夏月:「煤竹君、主攻は任せます。 私は適当に合わせますので」
矢ヶ崎朱華:「……防御は受け持ちますね」
“フォトタクシス”:「君達ッッ困るよ!参加者達に速く供給しないと!」
志奈乃鹿折:「だからこそ、これ以上はやらせない」
志奈乃鹿折:「生まれてくる者に罪はなくても、生み出した者の責任は取ってもらうわ」
“フォトタクシス”:「アアッ!!」
マスタープラント:「可愛いよねえツチノコ、これからも可愛がってあげてね」にこにこと、笑顔を崩すことはない。
洲崎アカリ:「……一応、ここは相手の土俵です。理不尽な仕掛けの一つ二つはあるものと思った方が良い」
影山 夏月:「ええ、注意しましょう。 洲崎さんも……やり方は知っていますが、無理はなさらず」
洲崎アカリ:「その上で、交戦には賛成です。……今ここに集まっている戦力は、マスターエージェントとやり合うに十分。掛け値なしにね」静かに構える。
洲崎アカリ:「ふふ、ご心配どうも。あたしに出番を回さない勢いで頑張ってください」影山くんに
“フォトタクシス”:「な、なんという…」
“フォトタクシス”:「“プラント”様ッ!!どうするのですかッッ!」
煤竹 イザナ:「最年長の同意が得られたところで、じゃあやるか。」
影山 夏月:「ええ。 期待に応えるとしましょうか」
マスタープラント:「うーん、迷惑料は払ったほうがいいよね。マチルダの血族が迷惑かけてるし...」
志奈乃鹿折:「さっきの牛さんを転送したのは失敗だったわね。容赦はしないわよ」機械の右腕が展開しブレードが飛び出す
マスタープラント:「フォトくんは離れてて、危ないよ」
“フォトタクシス”:「ヒィーっ」
“フォトタクシス”:だかだかと後ろに下がっていく
マスタープラント:「牛さん...良い響きだ。でもその子はアズマテイくんだよ」
洲崎アカリ:(この采配……“フォトタクシス”は戦闘能力を持たないエージェントなのか? あるいは……"マスタープラント"の戦いが、味方との協同に著しく適さないか)
志奈乃鹿折:「名前をつけるほど可愛がっているのなら、もう少し子供の扱いを考えることね」苛立ちを隠さず構える
影山 夏月:聖剣を構え、砂の短剣を3振り生成。 自身の周辺に追随させる
煤竹 イザナ:数回、屈伸運動を行い
煤竹 イザナ:「ああ、そういえば」そう切り出しながら、靴を脱いで裸足になる
煤竹 イザナ:「ゲームクリアで願い事が叶うという話、あれは本当なのか?」口を開きながら、ペタペタと近づいていく
マスタープラント:「具体性に欠けるお願いっておっかないよね。何度もひっかかったなあ」ゆっくりと歩み寄りながら
煤竹 イザナ:「ほう、例えばどんな?」歩みを進める
マスタープラント:「壺とかよく買っちゃうんだよね。もうちょっと良いものもらえると思うけど」
マスタープラント:「まあ、マチルダはその辺よくわからないけど。管轄外です」
煤竹 イザナ:「なんだ、知らんのか。」
煤竹 イザナ:「”女にモテる”事も可能か聞こうと思ったんだが」
マスタープラント:「それは自分で頑張りなさい」
マスタープラント:「ああ、でもマチルダのモテる秘訣を分けてあげてもいいかな」
煤竹 イザナ:「ふむ、それは遠慮してお」踏み込み、一瞬で間合いを詰める
影山 夏月:合わせて、短剣を飛翔させる
煤竹 イザナ:「こう」身体を沈め、下から突き上げるように掌打を繰り出す
マスタープラント:不意に、右手を鉄砲の形に変える。指先に球体を形成!
マスタープラント:「良い香りがする花なんだ。これを君に植え付けてあげればモテモテ間違いなし!」
影山 夏月:放たれる前に、飛翔した短剣が右手に突貫する。同時に3つ
煤竹 イザナ:「なんだ、僕の身体から童貞臭がするといいたいのか」開脚し、小内狩りの要領で足を払う
マスタープラント:「あだっ、痛い痛いおぶっ!」植え付けようとした右手は逸らされ、足を払われ...すべての攻撃を見事に食らう!
煤竹 イザナ:体勢を崩し宙に浮く身体。その頭をめがけて。
マスタープラント:すぐさま非人間的な身体の駆動方で逃れようとするが...
煤竹 イザナ:まるでバスケットボールのように、掌打を繰り出し、体育館の床に叩きつける
マスタープラント:べちゃり、イザナの髪にねっとりとした液体を付着させながら叩き伏せられる。
煤竹 イザナ:「なんだ、跳ねないのか。質の悪いボールだ。」
マスタープラント:「痛...めちゃくちゃ痛いぞこれ...」そのまま滑るような動きで前進し、すっくと立ちあがる。
マスタープラント:「なんか首が曲がってる気がする...75度ぐらい...」
影山 夏月:「(今のを受けて立つか。 流石に手強いと言うか、しぶとい)」
“フォトタクシス”:「ウウ~ッップラント様ァ~ッ」
マスタープラント:「ふーむ、こっちからも仕掛けた方がいいかな」
マスタープラント:人差し指の先が毒々しいタンポポの綿毛のように変形する。
影山 夏月:「そうおっしゃらず。もう何手かお付き合い願いたい」
影山 夏月:短剣を走らせ、攻撃を妨害しながら聖剣を携え接近する。
マスタープラント:「多分、この前エロスの奴が嬉しそうに話してた聖剣使いの子かな。アコロンくんで合ってる?」
マスタープラント:「それならこれでいこう!」右手を庇いながら、左手を鋭利な剣のように変形し応戦!
影山 夏月:「っ……その名。成程、聞くことが一つ増えたようだ」
マスタープラント:「お茶でもしながらどうか、なっ!ハーブティーとか好き、かいっ!」
影山 夏月:「あいにく私は淹れる側だ。 そして……貴様を相手にする気は、ない!」
影山 夏月:間合いを詰め、斬撃を放つ。 先のイザナの踏み込みのような疾さも、打撃のような鋭さもない凡庸な一撃
影山 夏月:「解放、掃射!」
影山 夏月:--その凡庸な斬撃が、4つ。 聖剣と、マスタープラントを囲む短剣から同時に放たれる。
マスタープラント:「ぐぽっ」刃と化した左腕は柔らかい部分を断たれ、胴体に2つの斬撃を受ける。甘い香りがわずかに漏れる。
影山 夏月:「(聖剣の能力、斬撃の強化と拡張--操作。そこまでは、聞かされていなかったか)」
マスタープラント:そして極彩色の綿毛をはやした右手首が、後衛グループへ向かって飛んでいく!
影山 夏月:「っ! 警戒!」
マスタープラント:思わず視界から離したくなるようなその異物は、しかし蕩けるような香りを伴っている。
洲崎アカリ:右手首が頬を掠めて、甘い香りのする液体が付着する。
志奈乃鹿折:「とっくにしてるわ」右手首が体に触れる瞬間、その像が揺らめき霧散する
洲崎アカリ:その感触を以て、捉えた。影山くんが射線を退く一瞬の内に、指先に鏃を作り出す。
志奈乃鹿折:辺りに志奈乃鹿折の姿はない。既に透明化し身を隠している
龍造寺霞:「……」洲崎さんと煤竹君に付着した液体を、超振動で払い落とす。
洲崎アカリ:洲崎の射撃は常に、対象に向かって最短距離を遡行する。それ以外の射線はなく、
洲崎アカリ:過去の経験から、志奈乃鹿折にはそれがどこを通る物か予測できている。故に誤射はない。
洲崎アカリ:──三枚の刃が折り重なるように、胸に突き刺さる。炸裂。
マスタープラント:多方向からの多重斬撃を受け、よたよたとよろめいていた体に風穴が空く。
“フォトタクシス”:「アアアーッ!?」
志奈乃鹿折:「命中、そして……」
志奈乃鹿折:マスタープラントの背後、何もない空間が揺らめき
志奈乃鹿折:「チェックメイト」
志奈乃鹿折:一閃、振り抜いたブレードはマスタープラントの首を刎ね飛ばしていた
マスタープラント:「か、ひゅーーか、─────」弱い呼吸音だけを放っていた肉体が、再び細やかに分断された。
龍造寺霞:「いけない…」
龍造寺霞:吹き出す体液を、空間振動で収める
志奈乃鹿折:「マスタークラスとはいえ、研究エージェントは戦闘力が低いものも多い……」
志奈乃鹿折:「それなら他の仕込みがとも思ったけど、杞憂だったかしら」
マスタープラント:身体が音もなく崩れ落ちる。首が液体滴る髪の重さに引かれて無造作に落下する。
洲崎アカリ:「……ありがとうございます、龍造寺さん。助かりました」マスタープラントの方を向いたまま。
龍造寺霞:「…うん。」
志奈乃鹿折:足元に散らばる亡骸を一瞥し
矢ヶ崎朱華:「……終わった?」
矢ヶ崎朱華:「嘘…このチーム、もしかして激強…?」
影山 夏月:「なら、良いのですが」
志奈乃鹿折:「この首には支部に戻ってからゆっくり語ってもらうとしましょう、後は……」
影山 夏月:「(手応えが軽すぎる。 本当に、これで終わりか……?)」
志奈乃鹿折:隅っこでガタガタしていたフォトタクシスに向き直る
“フォトタクシス”:「ヒ、ヒィーッ…“プラント”様ァーっ!!」
煤竹 イザナ:「どうする?こいつも殺すか。」
影山 夏月:「無力化して拘束でしょう。 話を聞かねばなりません」
志奈乃鹿折:「いいえ、ここから出るのには案内人も一人は必要でしょう」
影山 夏月:「まともに答えてくれるかは、疑問ですが」
志奈乃鹿折:「安心しなさい。"ここでは"殺さないわ」
洲崎アカリ:「ええ、それに……そいつの能力は、この現象と直接関わっているようなので」
煤竹 イザナ:「ふむ、では影山さん、あの牛にやったみたいに頼む。」
洲崎アカリ:「迂闊に命を奪えば、最悪、ここから出られなくなる可能性も……」
志奈乃鹿折:「そうね、あの女…男?の口ぶりだと、この件はこいつが主犯みたいだし」
“フォトタクシス”:「は、は、はやく」
“フォトタクシス”:「戻ってきてくださいよォ~!」
影山 夏月:「何?」
???:みしり、と木が軋む音が聞こえる。
志奈乃鹿折:「戻る?まさか……」
煤竹 イザナ:背後の死体を振り返る
???:死体はぐずぐずに腐り果てている。臭気を漂わせながら。
洲崎アカリ:「……今の音」
煤竹 イザナ:「…腐敗している。どういうことだ。」
???:あるいは視線を巡らせれば、小さな毒々しい色が目に入るかもしれない。
???:1つの綿毛。たくさんの中の1つでしかない綿毛。
志奈乃鹿折:「自然にはありえないわね、何かの薬品?」
洲崎アカリ:「尋常の現象ではない。つまり、彼の持つレネゲイドは、まだ活動を……」
影山 夏月:「まだ終わっていない……! 皆さん、警戒を。いや、ここから--」
矢ヶ崎朱華:「“プラント”……」
志奈乃鹿折:「……なにか見える。あれは…」
???:綿毛の落ちたその位置から、硬い木、否、壊しがたきものが軋む音。
志奈乃鹿折:「綿毛、いや……種?」
龍造寺霞:「…苗木、工場……」
龍造寺霞:「…“種を蒔く”」
???:破壊不可能なはずの床材をすら巻き込んで、不壊の世界を砕きながら、その種の生育が進行している。
煤竹 イザナ:「…肉体の死に伴う生存方法という事か。」
影山 夏月:「下、か……!?」
煤竹 イザナ:「早くここを出た方が良さそうだぞ」
志奈乃鹿折:「いえ、それよりも」
志奈乃鹿折:ブレードを展開し突進する。
???:見る間に種は成長し、先ほども見た人型が形成された。
志奈乃鹿折:生育が完了する前に、もう一度種を切除しようと---
マスタープラント:「マチルダの身体を使って、少しでもスッキリしてくれたなら良かったんだけど」その腕を掴んで止める。止めてしまえる。
マスタープラント:「まだ足りなかったかなあ。ごめんね」
影山 夏月:「志奈乃さん!?……くっ!」 驚愕しながらも短剣を飛ばし、プラントの掴んだ腕を狙う。
志奈乃鹿折:「くっ、一手遅かったわね……」奥歯を噛みしめる
マスタープラント:「おっとっと」掴んだ手を離し、距離をとる。
“フォトタクシス”:「アアッ!!“プラント”様ッ!!お戯れを!」
“フォトタクシス”:「行きますよッ!!次の上位プレイヤーが来ましたッ!他のお仕事もあられるというものッ!」
“フォトタクシス”:ヘッドギアの雷光がいや増していく
マスタープラント:「うんうんごめんね、我儘言っちゃって。ここはフォトくんの仕事場なのに」
志奈乃鹿折:「まずい、この光はさっきの……!」
志奈乃鹿折:ミノタウロスを転送した場面を思い出す
“フォトタクシス”:マスタープラントに変な挙動で近寄って
“フォトタクシス”:《瞬間退場Ⅱ》
マスタープラント:「じゃあみんな頑張って!マチルダとしては応援してる!頑張る姿は素敵だぞ!」ウインクして消え去る!
“フォトタクシス”:雷光が二人を囲んで渦巻き、姿を消した…
影山 夏月:「転移か……! 志奈乃さん、退がって!」
志奈乃鹿折:声に合わせて後ろに飛び退く
龍造寺霞:「……」
矢ヶ崎朱華:「…すいません、多少なりとも妨害が出来ればよかったのですが」
煤竹 イザナ:「逃げられたな。これはまた面倒なことになった。」
影山 夏月:「いえ、無理をするわけにも行きません。 皆さん、お怪我はありませんか?」
志奈乃鹿折:「悔しいけど、さすがはマスターエージェントと言ったところね……」
洲崎アカリ:「……ええ。この状態での継戦は、リスクが大きかった」
龍造寺霞:「…多分。あの電気の人」
龍造寺霞:「ゲームの、本体?」
影山 夏月:「本体……あの男が、この空間、ゲームを作っている、ということでしょうか」
煤竹 イザナ:「ほう、龍造寺。詳しく聞かせてくれ。」
龍造寺霞:「……」
龍造寺霞:「ゲームの話してたの、あの人だけ」
煤竹 イザナ:「…なるほど。」
矢ヶ崎朱華:「…確かに。マスタープラント自身は関係ないと言ってましたね。」
矢ヶ崎朱華:「無理に戦闘しなくとも、あの“フォトタクシス”をどうにかすれば脱出できるかも…?」
影山 夏月:「マスタープラントの方は護衛役か、あるいはお目付け役。この作戦における本筋はあの男……というところでしょうか」
煤竹 イザナ:「この世界をゲームの中と認識できるのは、この世界の外の者だけという事か。」
志奈乃鹿折:「さっきも、私達が来た時も、プレイヤーの出現を把握しているような言動だった」
影山 夏月:「待ってください。 プレイヤーの出現、ということは……」
洲崎アカリ:「彼の能力が、この世界を作り出し……携帯アプリのゲームとして、現実に接続している。そういうこと?」
影山 夏月:「誰かがこの空間に入ってきた?」
龍造寺霞:「……上位プレイヤー。」
龍造寺霞:「…行方不明者?」
志奈乃鹿折:「次の、とも言っていたわ」
煤竹 イザナ:「入ってきたというより、取り込まれたという事になるのだろう。」
影山 夏月:「……そうだ。行方不明者は、一様にこのアプリを得意にしていた、と」
煤竹 イザナ:「端的に言えば、次の犠牲者だな。」
志奈乃鹿折:「……急いだほうが良さそうね」
影山 夏月:「あの二人だけではない、先に飛ばされていたミノタウロスもいる。 急ぎましょう」
矢ヶ崎朱華:「わざわざここで作業していたということは、この中でやる必要のある作業だったということ。探せばどこかにいるはず」
洲崎アカリ:「同意見です。ひとまず敵との交戦は最小限に、被害者の捜索を第一として動きましょう」
志奈乃鹿折:「このゲームに取り込まれたことで覚醒するという仮説が正しければ、戦力の増強にも繋がる可能性がある」
洲崎アカリ:「上手く保護して話を聞き出せれば、先ほどの仮説の裏付けにもなる……」
煤竹 イザナ:「時間をかければかけるほど出づらくなる。」
煤竹 イザナ:「いいじゃないか、分かり易くて」
志奈乃鹿折:「ええ、そういう話なら望むところよ」
志奈乃鹿折:「行きましょう。時間が惜しいわ」
GM:-----------------
GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入が可能です
影山 夏月:ロイスはどうしよう、まだ保留でも良いかな
煤竹 イザナ:志奈乃鹿折 顔のいい女:〇可愛い/なんか怖い で!
洲崎アカリ:どうしようかな……と思ったけどロイスは保留で
志奈乃鹿折:討伐対象 フォトタクシス おもしろい/きもちわるい◯ で所得!
影山 夏月:志奈乃さん、スニーキングスーツとか要ります? 隠密時ダイス増えますけど
志奈乃鹿折:欲しい~~!執事さん買ってくれるの!?
影山 夏月:社会1ですので期待しないでね!
影山 夏月:まあ狙うだけ狙いましょう
影山 夏月:1DX+4+0@10>=10 調達 スニーキングスーツ
DoubleCross : (1R10+4+0[10]>=10) → 4[4]+4 → 8 → 失敗

志奈乃鹿折:サンタさんにおねがいするのだ
影山 夏月:2,2かあ
影山 夏月:一応財産突っ込めば変える
煤竹 イザナ:どうしようかな~
志奈乃鹿折:いえ、まだ色々使い道あると思うから今は大丈夫ですよ
影山 夏月:ここは温存しようかな、面目ない
洲崎アカリ:そうなるなら執事さんのリベンジに行こう
志奈乃鹿折:来年のサンタさんを待とう
志奈乃鹿折:おねーちゃん!ありがと~!
洲崎アカリ:志奈乃さんを甘やかすのは……私だ!やるぞ!
洲崎アカリ:1dx+4>=10
DoubleCross : (1R10+4[10]>=10) → 7[7]+4 → 11 → 成功

志奈乃鹿折:やったー!
洲崎アカリ:勝利した……
影山 夏月:負けたぜ……
煤竹 イザナ:じゃあ応急もう一個買っとくか
煤竹 イザナ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[2,4,10]+9[9]+2 → 21

煤竹 イザナ:嘘だろお前
洲崎アカリ:情報判定で出て欲しかった出目だ
志奈乃鹿折:じゃあ私はクソ雑魚なりに応急手当キット狙おう。当たったら影山さんにあげる!
志奈乃鹿折:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 6[6] → 6 → 失敗

志奈乃鹿折:残念
GM:ではシーンカット!
GM:---------------------------
GM:ではネクスト!
GM:1d10 場所
DoubleCross : (1D10) → 4

GM:廊下
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:協力者の動向
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

GM:脱出の手がかりをモッてくる
GM:じでは、シーンプレイヤーは…待って、侵蝕54が3人!?
GM:すげえ
GM:じゃあ今回は洲崎さんにしましょう。ほか自由!
影山 夏月:まあ私は出ましょう
影山 夏月:54+1d10 シーンイン
DoubleCross : (54+1D10) → 54+5[5] → 59

洲崎アカリ:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 5[5]+54 → 59

影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を59した
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:54->55)した
志奈乃鹿折:おいおいどうした
GM:シンクロナイズ
GM:じゃあ早速判定してもらいましょう!
GM:プライズは特に注釈無い限り同じ判定技能だ!
影山 夏月:イザナ君はお休みします?
GM:情報:UGN、軍事、学問、裏社会 難易度:9 最大達成値:30
影山 夏月:さて、砂の加護はどうしましょうか
洲崎アカリ:自分は3dx+1の財産点なしです
志奈乃鹿折:イザナくんが休みなら、固定値4のわたしの出番ですかね
影山 夏月:私は2dx+1の財産点4
影山 夏月:では志奈乃さんに飛ばしましょうか?
志奈乃鹿折:あー財産点があるかー
洲崎アカリ:それでいいかと!
影山 夏月:先に私とアカリさんで判定しましょうか
志奈乃鹿折:では今回は任された!
洲崎アカリ:了解!
影山 夏月:達成値微妙だったら志奈乃さんに加護投げます
洲崎アカリ:コネ使用でダイス2個増やしまして
影山 夏月:というわけで判定、情報収集チーム2回目
洲崎アカリ:3dx+1 情報:UGN
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[2,4,9]+1 → 10

影山 夏月:2DX+1+0@10 情報
DoubleCross : (2R10+1+0[10]) → 3[2,3]+1 → 4

影山 夏月:使いましょうか、砂の加護
志奈乃鹿折:仇は取ってやるぜ
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を62した
影山 夏月:ダイス+4です、お願いします
志奈乃鹿折:コネ:裏社会で+2、砂の加護で+4 合計ダイス7
志奈乃鹿折:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 10[2,4,7,8,9,10,10]+7[5,7]+4 → 21

志奈乃鹿折:えっへん
GM:スゴーイ!
影山 夏月:これでポイント3増加でしょうか
GM:です!
GM:素晴らしい!プライズポイント5/9
GM:次のことが分かります
GM:『クレタの柵』プレイヤーがミノタウロスを操っている。これにより、獣を超えた戦闘知性が成立している
GM:ミノタウロスは上位プレイヤーのうち、オーヴァードとして覚醒した人物を素体にし、“マスタープラント”の落とし子の因子を植え付けられて生み出されている。
GM:---------------------------
GM:星辰館高校? 廊下
GM:---------------------------
GM:一行は、とりあえず捕らえているミノタウロスを監視することと、今後の作戦を立てること。そして遭難者が他にいないかを探すべく、元の教室の周囲へと戻ってきたのであった
GM:煤竹君と、龍造寺霞は、捕らえたミノタウロスの監視に当たっている
志奈乃鹿折:「アカリちゃん、そこ段差があるわ。気をつけて」
志奈乃鹿折:散乱した机を押しのけて座るスペースを作る
洲崎アカリ:「あっと、どうも」足を止めて、杖でコンコンとやる。
影山 夏月:「ああ、申し訳ありません。 私が動くべき所を」
影山 夏月:「……それにしても、お二人は本当に仲が良いのですね」
洲崎アカリ:「いえいえ、お気持ちだけで十分ありがたいです」
志奈乃鹿折:「そうね、仲良しよ」堂々と言い放つ
洲崎アカリ:「はい、仲良しです」
影山 夏月:「……そうして、好意をはっきりと言葉にできる。とても好ましく思えます」
洲崎アカリ:「ふふ」言葉が被ったのを聞いて、笑みを浮かべる。
志奈乃鹿折:「……」急に照れくさくなって目をそらす
影山 夏月:「私の主人などは最近年頃なのか、どうにも生意気なことを口にすることが多く……あ、いえ、失礼を」
洲崎アカリ:「鹿折ちゃん、意外と結構素直な子なんですよ。初対面だと冷たく見られがちだけど……優しく接してれば、そのまま返って来るというか……」
志奈乃鹿折:「わ、私の話はいいでしょう……今は……」
志奈乃鹿折:「……影山さんは元々神城グループの執事だったわね、どうしてUGNに協力を?」
影山 夏月:「……」
影山 夏月:少し、言葉に詰まる。 どこまで口にして良いものか。
影山 夏月:「現在の主人の父親……私の養父は、グループのエージェントでした。 彼は三年前、任務に失敗した」
影山 夏月:「それ以来、養父は戦えなくなりました。 それで我々の家も、立場が厳しくなったと言いますか」
志奈乃鹿折:「三年前……」"崩落戦"とは少し時期がずれるだろうか
洲崎アカリ:「……」戦えなくなったエージェント、と聞いて。少しだけ昔の自分を思い出す。
影山 夏月:「そういう事情でオーヴァードであった私もエージェントとして働くことになりまして。 端的に言えば出張というか、派遣のようなものです」
志奈乃鹿折:「なるほど、家のため、いや……」
志奈乃鹿折:「家族のため、ということかしら」
影山 夏月:「ああ、とはいえ。勿論UGNの活動意義は理解しておりますし、それを蔑ろにするつもりはありませんよ」
影山 夏月:「家族の……ええ、そうですね。ですが」
影山 夏月:「一番は、自分のためです」
志奈乃鹿折:「へえ、意外ね」
影山 夏月:「無論、家族……今の主人や養父、家の者たちのことは大事に思っています。けれど」
影山 夏月:「最も大事にするべきは、自分自身。それを蔑ろにしてはならないと、それが主人との契約でして」
志奈乃鹿折:「契約、ね……」
影山 夏月:「……誰かを救うために手を伸ばして伸ばして、その果てに自分が倒れた。 そんな話は、悲しいですから」
影山 夏月:「申し訳ありません。 つまらないお話でしたね」
志奈乃鹿折:「いいえ、そんなことは」
洲崎アカリ:「いえ。あたしは聞けて良かったです」
志奈乃鹿折:「貴方の契約、それは……」
影山 夏月:「お詫びに帰ったら紅茶をごちそうしますよ。 あまり美味くないと叱られる手並みですが」
影山 夏月:「……はい?」
志奈乃鹿折:「きっと"祝福"なんでしょうね。世の中には、同じ言葉で呪いをかける人もいるけど」
志奈乃鹿折:「貴方のお父さんの言葉は、純粋な願いなんだと思う」
志奈乃鹿折:「ああ、ごめんなさい。私がそう思いたいだけだから、見当違いなら謝るわ」
影山 夏月:「いいえ、ありがとう。 そう思ってくださることに感謝します」
影山 夏月:「(ああ。俺も、そう思いたい。……けれど)」
影山 夏月:「(俺は、本当は……)」
GM:ではそんなところで、廊下の暗がりから足音が響いてきます
矢ヶ崎朱華:「ヘーイみなさーん。要救助者一人発見しましたーぃ」
矢ヶ崎朱華:軽々と体格のいい青年を米俵のごとく担いで運んでくる
洲崎アカリ:「おっ、それはお手柄だ」
少年:「う、うう……」
影山 夏月:「……! こちらへ。手当しましょう」
洲崎アカリ:「覚醒している様子は?」
矢ヶ崎朱華:「確認してみましょっか」
矢ヶ崎朱華:《ワーディング》
少年:「……」
少年:特に気絶する様子はない
影山 夏月:「確定ですね。 ……さて」
志奈乃鹿折:「報告があってから随分待たされたわね……」腰を上げる
矢ヶ崎朱華:「御免なさいね、ここに来るまで何体かミノの奴らを…」
矢ヶ崎朱華:「じゃあ手当しましょっかね。状況説明はその後で」
志奈乃鹿折:「そうね、まずは話せる状態にしないと始まらないわ」
影山 夏月:「まだ何体か動いているのですか?」
矢ヶ崎朱華:「見かけましたね。やっぱり戦闘慣れと言うか、視界がとにかく広くて」
影山 夏月:「……なるほど、視界、ですか」
矢ヶ崎朱華:「背中から仕掛けるつもりだったんですけど、まるで見えてるみたいにしゃがんで回避してました。まあ仕留めたんですが」
洲崎アカリ:「視界が……」口元に手を当てて考え込む。
影山 夏月:「皆さん、件のアプリを実際にプレイされたわけではないのですよね?」
矢ヶ崎朱華:「まあそうなりますね…すぐここに来ちゃったし」
影山 夏月:「これは推測なのですが……おそらく、例のアプリの操作画面」
洲崎アカリ:「ええ。直接は……」
影山 夏月:「ミノタウロスの少し背後、あるいは上にカメラがあるのでは?」
志奈乃鹿折:「……そうか、"プレイヤー"の視点ね」
矢ヶ崎朱華:「…カメラ。成程、ゲーム…合点がいきますね」
矢ヶ崎朱華:「『クレタの柵』はそういうゲームだった。ミノタウロスを操作し、侵入者を狩る。」
影山 夏月:「ええ。おそらくあのミノタウロスは、プレイヤーが操っている」
洲崎アカリ:「……なるほど。つまり、あの獣を操作しているのは、現実世界の……」
志奈乃鹿折:「あのミノタウロスがどういう経緯で作られたものであれ、奴ら自身に知性が残ってるようには見えなかった」
影山 夏月:「私がやつの攻撃を受け止めた時、あるいは志奈乃さんが動きを封じた時。妙な挙動がありました」
影山 夏月:「戦闘なれしているのに、まるで『ありえないことに驚いている』ような……」
影山 夏月:「それも、プレイヤーが『ゲームの想定外の挙動に驚いていた』とするならば」
洲崎アカリ:「鬼ごっこのゲームで、鬼が反撃を受けるとは思わなかった……そういう事、ですかね」
影山 夏月:「おそらくは。」
志奈乃鹿折:「……説明は付くわね」
志奈乃鹿折:「名推理ね影山さん。探偵でもやっていけるんじゃないかしら」
影山 夏月:「残念ですが、私はこの制服に愛着がありまして。 そちらに関しては本業の皆さんにおまかせしますよ」
志奈乃鹿折:「そう、執事探偵というのもかっこいいのに……」残念そう
影山 夏月:「後の問題は、あのミノタウロス……言ってしまえばプレイヤーキャラクターがなんなのか、という点ですが……」
影山 夏月:また少し言葉に詰まる。 正直、検討はついているが……
洲崎アカリ:「既に執事でエージェントで高校生なんですから、これ以上盛るのは……」
GM:では、手当している影山さんは気づくでしょう
少年:「うっ、ぐう……!」
洲崎アカリ:「……何か?」手当てをしていた影山くんが何かに気付いたのかな、と。
少年:苦しむ少年の、胸のあたりに。しこりがあるかのように膨らんでいる場所があります
志奈乃鹿折:「……」早い段階で仮説は立っていたが、あのエージェント達を目の当たりにしては疑惑も深まってしまう
志奈乃鹿折:「どうかしたの」手当している様子を覗き込む
影山 夏月:「……」
影山 夏月:「……失礼」
矢ヶ崎朱華:「おや…」
影山 夏月:服をめくって胸を直接確認します。 ひとまず、自分だけで
洲崎アカリ:説明が続かない事も含めて、不穏な気配を感じている。
少年:服を脱がせば、腫瘍がハッキリ見えるだろう。表面が牛の毛皮のようなものに覆われた腫瘍が怪しげに脈打っている
矢ヶ崎朱華:「…あまりいいものには見えませんね」覗き込む
影山 夏月:「こちらの予想は外れていれば、と思っていたのですが」
志奈乃鹿折:「……アカリちゃん、説明がいるかしら?」
志奈乃鹿折:「あまり聞いて気持ちのいいものではないと思うけど」
洲崎アカリ:「……いえ。その言葉で、察しは付きました。ありがとうございます」
洲崎アカリ:「『“マスタープラント”様の因子が良く働いている』……」
洲崎アカリ:「……"フォトタクシス"が最初に遭遇した時、言っていた言葉です。"プラント"が根付かせた種子が、いま見つけたモノであるなら」
洲崎アカリ:「奴の。奴らのしていた事は、おそらく……」
志奈乃鹿折:「流石アカリちゃんね、そう、おそらくは……」
影山 夏月:「ミノタウロスの正体は……行方不明の、プレイヤー」
洲崎アカリ:重たげに息を吐く。「……この場で、処置できそうですか?」
矢ヶ崎朱華:「摘出してみましょうか」
矢ヶ崎朱華:「手頃な刃があれば…」
洲崎アカリ:「お願いします。支部に連れ帰るまでの猶予は、ないと考えた方がいいでしょう」
GM:というわけで、摘出には判定をしてもらいましょう。
洲崎アカリ:白兵かな…?
GM:目標値は白兵で10!他の人は肉体で支援判定(他の人の達成値に+3)が出来ます。こちらの難易度は7
影山 夏月:「最悪、摘出することが命に関わる可能性はありますが……やってみるしかありませんか」
志奈乃鹿折:「そうね、一か八かだけど、どのみちこのままじゃ持たなそう」
志奈乃鹿折:「ミノタウロスになってしまえば、それこそ処理するしかなくなるわ」
GM:エフェクトは使えます!イージーも使えそうなのは言ってね
洲崎アカリ:とりあえず先に支援判定してもいいでしょうか。どこまでエフェクト使うかの材料にもなるし…
影山 夏月:では私から支援判定振りましょうか
影山 夏月:4DX+4+0@10>=7 白兵
DoubleCross : (4R10+4+0[10]>=7) → 8[3,5,6,8]+4 → 12 → 成功

GM:あ、支援判定は肉体ですんで
GM:それでも成功ですね!
影山 夏月:あ、白兵じゃありませんでしたね。 まあ成功は成功か
洲崎アカリ:2dx>=7 こちらも支援
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 8[8,8] → 8 → 成功

影山 夏月:ファンブル対策に砂の加護投げておきましょうか
GM:では残った志奈乃さんの達成値+6です!
洲崎アカリ:それでまず大丈夫そう
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を65した
影山 夏月:ダイス+4でどうぞ
志奈乃鹿折:ファンブルしなけりゃ確定だ!
志奈乃鹿折:ありがたく!
志奈乃鹿折:一応《贋作師》で手術用メスを作ったことにして
GM:あ、それならば更に達成値+2だ!
志奈乃鹿折:5dx+6+6+2
DoubleCross : (5R10+6+6+2[10]) → 9[1,4,4,6,9]+14 → 23

GM:メチャクチャ上手く摘出できました
志奈乃鹿折:ふっ、簡単な手術(オペ)でした
洲崎アカリ:麻酔のない状態の施術、痛みに反応して動きそうになる患者を抑えていました。肉体の判定だし
矢ヶ崎朱華:一応止血のために影を伸ばした糸で幹部を縛ったりした
影山 夏月:砂で作ったメスの遠隔操作でサポートしました。
志奈乃鹿折:「……私がやるわ。三人とも、フォローをお願い」
影山 夏月:「お任せを。 微調整は私が」
洲崎アカリ:「分かりました。お任せしますね」
洲崎アカリ:志奈乃さんの指示を受けつつ少年の頭部側に回り、両手で肩を押さえつけている。
志奈乃鹿折:"崩落戦"が終わり、母親を追う日々の中で、機械の四肢のメンテナンスは自分で行ってきた
志奈乃鹿折:その過程で多少の人体知識はある、医者には遠く及ばないが……
影山 夏月:「(失敗は、できない。 この少年のためにも、彼女たちのためにも)」
影山 夏月:「(……余計な重荷を背負わせるわけには、いかない)」
志奈乃鹿折:それに、こと腕の精密動作にかけては生身の人間より遥かに精確なはずだ、決して不可能ではない……
志奈乃鹿折:「……」モルフェウスの砂を集めて、即席のメスを作り上げる
少年:「ぐう…!」
少年:消耗している。オーヴァードとしての再生能力は腫瘍に吸い取られているようだ。あまり時間はない
志奈乃鹿折:「ごめんなさい、麻酔はないからすごく痛いと思うけど」
志奈乃鹿折:「一瞬で終わらせてあげるから」
志奈乃鹿折:知識を遡る。複製体が持つ『オリジナルの記憶』。実感を伴うものではないが
志奈乃鹿折:自分たちの創造にも関わった『母』の知識なら、この状況に類似するものが……
志奈乃鹿折:「……あった」
志奈乃鹿折:「ここを、こうして……こう」
志奈乃鹿折:指先に意識を乗せず、ただ線をなぞるようにメスを動かす
志奈乃鹿折:「これで……切断」
志奈乃鹿折:「……」
GM:無事、綺麗に腫瘍を摘出することが出来た
矢ヶ崎朱華:切り離されたと同時に傷口をキツく縛り、出血を最小限に抑える。
志奈乃鹿折:横たわる少年を見る、筋肉が露出した痛ましい姿だが、腫瘍は残っていない
志奈乃鹿折:「切除完了よ」
少年:「ハァーッ……」大きく息をつき、気絶した……痕はオーヴァードの再生能力が消すだろう
影山 夏月:「……はーっ」
影山 夏月:「あ……失礼。 皆さん、お疲れさまでした」
洲崎アカリ:その言葉を聞き、少年の脈拍が少しずつ落ち着いていくのを指先に感じながら、手を放す。
GM:腫瘍は切り離された所からうねうねと短い触手を生やすが
GM:宿主からの供給は無いためにやがて萎れ、動きを止めた
志奈乃鹿折:「……」顔をしかめながら肉片を袋にしまう
影山 夏月:「お疲れさまです、志奈乃さん。 ありがとうございました」
志奈乃鹿折:「いえ、影山さんのサポートのおかげよ」
志奈乃鹿折:「アカリちゃんと矢ヶ崎さんも、ありがとう」
洲崎アカリ:「ええ、本当に……ありがとうございます。鹿折ちゃんも、影山さんも、矢ヶ崎さんも……」
影山 夏月:「お役に立てたなら、良かった」
矢ヶ崎朱華:「いえいえ。心得なんて無かったですし。非常に助かりました。お三方のおかげですよ。」
矢ヶ崎朱華:「この事件で、初めて人を救えたんですから。」
矢ヶ崎朱華:「本当に……良かった」
矢ヶ崎朱華:しみじみとつぶやく
洲崎アカリ:「……だったら、尚更。無事に帰る方法を見つけないとですね」
影山 夏月:「そうですね。 あまりゆっくりもしていられない」
影山 夏月:「これ以上プレイヤーが増える前に、止めなくては」
影山 夏月:「煤竹君と龍造寺さんと合流しましょうか。 新しくわかったこともありますし」
矢ヶ崎朱華:「そうですね。…しかし、二人きりにしてよかったのかな」
矢ヶ崎朱華:「吊り橋効果ってやつは侮れませんからね」
影山 夏月:「大丈夫じゃないですか? 煤竹君はアレで踏み込みが甘いですし」
影山 夏月:「うっかり踏み込みすぎて慌てる姿も面白そうではありますが」
矢ヶ崎朱華:「ほうほう」
志奈乃鹿折:「?あそこの安全は確認済みのはずだけど……」会話の意味がわかっていない
矢ヶ崎朱華:「……」
影山 夏月:「おっと。こんなことを言っていたのは内密でお願いします」
洲崎アカリ:「……ふふ。貴方と煤竹くんも、結構仲良しですよね」
矢ヶ崎朱華:「洲崎先輩、志奈乃パイセンってこういう……」ひそひそ
影山 夏月:「ええまあ、それはそうですが。その、洲崎さん、志奈乃さんは……」
洲崎アカリ:「ええ、お察しの通り……こういう子なんです。もし危ない目に遭いそうだったら、手を貸してあげてね」ひそひそ
影山 夏月:「それはもちろん。 ……純粋すぎるというのもなかなか、大変なものですね」ひそひそ
矢ヶ崎朱華:「かわいい~!」
志奈乃鹿折:「何してるの三人とも、置いていくわよ」気づかずに歩いていく
矢ヶ崎朱華:「押忍!不肖矢ヶ崎、頑張りま~っす」
影山 夏月:「ああ、申し訳ない。 行きましょうか、皆さん」
洲崎アカリ:「あっと、すみません。急がないとですね」早足になりながら。
影山 夏月:「……洲崎さん」
洲崎アカリ:「え、何です?」
影山 夏月:「先のミノタウロスのことですが。 あの姿になった時点で、恐らくもう、手遅れでしょう」
影山 夏月:「それに私もあの時、手助けできる立場に居ながらそうしなかった」
影山 夏月:「ですから、その。 上手く言葉に出来ないのですが」
影山 夏月:「あまり、抱えすぎないでほしい。……余計なことでしたら、申し訳ないのですが」
洲崎アカリ:「……あはは。その、何て言ったらいいかな……」
影山 夏月:「ご迷惑、でしたか?」
洲崎アカリ:「まあ、その……これでもエージェントとしてのキャリアは結構長くて。こういう業を負うのも、慣れてるって言うか」
洲崎アカリ:「自分はそういうの、耐えられる人間なんだ……って、割とそう思ってる節はあるんですけど」
影山 夏月:「……耐えられるのは、何も感じないということではありませんから」
洲崎アカリ:「……ええ。ついこの間、それを思い知ったので」
影山 夏月:「くれぐれも、無理はなさらずに。 幸い、良いご友人もおられますし」
洲崎アカリ:「……ありがとうございます」小さく礼をする。
影山 夏月:「いえ、そんな。 ……行きましょうか」
洲崎アカリ:「ねえ、影山くん」
影山 夏月:「はい?」
洲崎アカリ:「貴方のそういうところ、あたし、好きですよ。とっても」
影山 夏月:「……」
影山 夏月:「……ありがとう、ございます」
洲崎アカリ:それだけ言って、何事もなかったかのように志奈乃さん達の方に歩いていく。
影山 夏月:--頭の中で、自己嫌悪が渦巻く。 彼女のことを直視できない。
影山 夏月:俺が、本当に言いたかったことは。 聞きたかったことは。
影山 夏月:「(どうして貴女は……倒れても、立ち上がれたのですか)」
GM:--------------
GM:シーンカット!
GM:ロイスと購入が可能!
影山 夏月:ロイス  洲崎アカリ ○P憧憬/N悔悟
洲崎アカリ:影山 夏月:〇信頼 / 不安 で取りましょう
志奈乃鹿折:執事さん 影山夏月 スマート◯/キザ で所得!
洲崎アカリ:1dx+4>=12 購入はじゃあボディアーマーに挑戦で
DoubleCross : (1R10+4[10]>=12) → 3[3]+4 → 7 → 失敗

洲崎アカリ:しかたないね。以上です
影山 夏月:では私もボディアーマー狙いましょう
影山 夏月:2DX+4+0@10>=12 調達
DoubleCross : (2R10+4+0[10]>=12) → 9[3,9]+4 → 13 → 成功

影山 夏月:成功!
志奈乃鹿折:私はスーツあるからアカリちゃんにボデマ買ってあげるね
志奈乃鹿折:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 10[10]+3[3] → 13 → 成功

洲崎アカリ:ありがと~~~
志奈乃鹿折:やった!
洲崎アカリ:大切に装備します!!!
影山 夏月:私からアカリさんに渡そうかと思いましたが、ご友人からのプレゼントがあるなら
影山 夏月:こちらは私が装備しましょうか
志奈乃鹿折:スマートだ…
洲崎アカリ:あっ気遣いがめちゃくちゃうれしい……申し訳ない……
影山 夏月:あ、志奈乃さん、スニーキングスーツに装甲2ありますよ
志奈乃鹿折:おっと修正しておきます!ナイス執事!
GM:では本日はここまで!
GM:-------------------
GM:ではネクストプライズ!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

GM:食堂
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5

GM:ライバルのたくらみ
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7

GM:隠れている所を発見される
GM:また見つかったのか…
GM:では、シーンプレイヤー志奈乃さん!ほか自由です
煤竹 イザナ:出る!
影山 夏月:私は一度お休みします!
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+9(1D10->9)(侵蝕:63->72)した
洲崎アカリ:1d10+59 出まする
DoubleCross : (1D10+59) → 7[7]+59 → 66

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:55->61)した
GM:早速判定ゴーだ
洲崎アカリ:いつも通りにコネを使ってUGNで!侵食60越えたのでダイスが4個になります
洲崎アカリ:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,3,4,8]+1 → 9

洲崎アカリ:後は任せた!
志奈乃鹿折:同じくコネと侵蝕でダイス4個
志奈乃鹿折:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 7[6,6,7,7]+4 → 11

煤竹 イザナ:コネ使ってダイス+2!
煤竹 イザナ:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[2,2,4,7,10]+9[9]+3 → 22

煤竹 イザナ:称えろ
志奈乃鹿折:煤竹くんえらい!
洲崎アカリ:えらい~!!!
煤竹 イザナ:ふっ…
GM:祝え!
志奈乃鹿折:えろい!
煤竹 イザナ:一言多いぞ
龍造寺霞:えろい
煤竹 イザナ:龍造寺よ、誤解なんだ
GM:ともあれプライズポイントは8/9!あとちょっと!
洲崎アカリ:またイザナくんが純粋組に変な言葉教えてる…
GM:次のことが分かります
煤竹 イザナ:僕は悪くない
GM:はじまりとなるミノタウロスが存在し、そこから採取した苗を植えることでミノタウロスを増やしていた
GM:-------------
煤竹 イザナ:「ふむ、僕と龍造寺がしりとりに興じている間にそんなことが。」食堂に向かいながらこれまでの顛末を聞いている
GM:君達一行は再び犠牲者、および“フォトタクシス”を探すために移動をしている
龍造寺霞:「る………」
龍造寺霞:「る………」
洲崎アカリ:「……ん。今、変な音が」足を止める。
洲崎アカリ:立ち止まって、食堂の方を杖で示す。
煤竹 イザナ:「龍造寺よ、一時休戦だ。続きはまた今度やろう。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:「うん…」
志奈乃鹿折:「貴方達そんな事してたの……のんきなものね」
龍造寺霞:「?何かいる」
矢ヶ崎朱華:「またミノタウロスですかね」
煤竹 イザナ:「ミノタウロスならいいんだがな」
GM:食堂の方から「アアッ!!」という声が聞こえてくるでしょう
洲崎アカリ:「……この声は」
志奈乃鹿折:「いや、この声は……」げんなりした表情
矢ヶ崎朱華:「…早速攻撃してみますかね」
煤竹 イザナ:「そうだな、向こうが気づいていないのなら…」
志奈乃鹿折:「どうかしら、あいつはプレイヤーの動きを把握しているはずよね……」
龍造寺霞:「…でも、最初は気づいてなかった。」
矢ヶ崎朱華:「多分改造手術に夢中だったからじゃないですかね。」
矢ヶ崎朱華:「いくら全部見えるとしても、一部に集中していればそれ以外は疎かになるはず」
煤竹 イザナ:「…奇声だけで判断するには難しいな」
洲崎アカリ:「……結局、あのマスターエージェントを仕留める手は分からないままだ。今度も一緒にいるとすれば、そちらを抑えつつ、"フォトタクシス"を捕縛、離脱する……」
GM:食堂を覗いてみると、やはりといった様子で“フォトタクシス”がおり、ミノタウロスから採取したなにかを少年に移植している最中であった
洲崎アカリ:「このまま突入するなら、そういう感じになりますかね」
煤竹 イザナ:「…先ほど君たちから聞いた話に基づけば、あの少年はまだ助けられるはずだ」
煤竹 イザナ:「…やるなら、早くやろう。」
“フォトタクシス”:「アアッ!!イキがいい!これはいい結果が期待できる!!」
志奈乃鹿折:「近くにマスタープラントの気配は……無いみたいね」
洲崎アカリ:「少年。なるほど」そう言われて状況を把握する。「なら、そっちが最優先だ。行きましょう」
“フォトタクシス”:バチバチとヘッドギアから雷電を漏らしつつ、胸部へと腫瘍らしきものを移植している
志奈乃鹿折:「定着してからだと面倒よ、行きましょう」
“ミノタウロス”:「………!」その時!護衛のように傍らについていたミノタウロスが君たちの方を向いた…!
“ミノタウロス”:明らかに今までのミノタウロスとは雰囲気が違う!
志奈乃鹿折:「……あいつ、結構やるかも。煤竹くん、いけそう?」
“ミノタウロス”:「ヴモーッッ!!!」
煤竹 イザナ:「ふむ、もう強行突破するしかなくなってしまったな。」
“フォトタクシス”:「ア、アアッッ!?手術に夢中で気づかなかった!」
煤竹 イザナ:「志奈乃よ、誰に聞いている」眼鏡を外す
煤竹 イザナ:「やれるさ、顔のいい女の頼みなら尚更な。」
“フォトタクシス”:「いかん…黎君ッ!死なないでくれたまえッッ!!君がいなくなるとまずいッ」
東 黎:スラリと150cmはある大剣を抜き放ち、君たちへと立ちはだかる。凡百のミノタウロスは違うオーラを放つ個体だ
龍造寺霞:「強そう」
矢ヶ崎朱華:「なにか援護出来ますか?」
煤竹 イザナ:(確か、カメラ…があるんだったか)
煤竹 イザナ:「そうだな、移動を補助してくれると助かる。」
矢ヶ崎朱華:「OKです。動きの妨害を仕掛けましょう」両手から影の帯を伸ばす
洲崎アカリ:「……スマートフォンのアプリなら、視野が長方形に伸びてるかも。縦か横かは、分かりませんけど」
志奈乃鹿折:「あいつも外のプレイヤーが動かしてるなら、『画面に映らない』攻撃には弱いはず」
矢ヶ崎朱華:「となると」
矢ヶ崎朱華:「まずは対応を手一杯にしますかね」
矢ヶ崎朱華:影の帯が四方八方に伸び、食堂のテーブルの影へ潜り込んだり天井を張ったりと、包囲するように広がっていく
矢ヶ崎朱華:そのうち何本かがミノタウロスの手足を絡め取る!
煤竹 イザナ:「まず僕が煽る。みんなはいいタイミングで攻撃してくれ。」
志奈乃鹿折:「了解、上手く押さえてくれると助かるわ」
東 黎:「ヴ……!」四肢を抑えられるが、凄まじい膂力で引きちぎらんとする…!
矢ヶ崎朱華:「…!急いでくださいね…これ、私より余裕で筋力ありますよ」
洲崎アカリ:「分かりました。もし厳しくなったら、前衛を代わりますので合図してください」
煤竹 イザナ:ダ ァ ン とわざとらしく足を踏み鳴らす
東 黎:「!」
マチルダ・ヴァルツァー:『よぅしそこだアズマレイ!がんばれー!』校内放送用のスピーカーから"マスタープラント"の声が聞こえる。
煤竹 イザナ:そのまま床を踏み割りながら、左右に飛び回る。位置取りは大剣のギリギリ届かないところだ。
洲崎アカリ:「あいつ……この状況を見ている?」
“フォトタクシス”:「アアッ!!“プラント”様!おかげで黎君はこんなにたくましく育ちましたッ!」
志奈乃鹿折:「気に入らないわね、高みの見物ができるのも今のうちよ」ジリ…ジリ…と志奈乃鹿折の周囲の空間にノイズが走る
“フォトタクシス”:手術中の少年を抱えてジリジリ下がっている
煤竹 イザナ:(…こういうゲームで、プレイヤーが一番嫌いなのは)
マチルダ・ヴァルツァー:『マチルダお母さんはしっかり応援してるぞ!他の子のお世話しながらだけど!』
志奈乃鹿折:ブラウン管TVに映るような砂嵐が志奈乃の体を包み、次の瞬間には周囲の景色に溶け込む
“フォトタクシス”:「ま、また消えたッッ!!」
煤竹 イザナ:踏み込んで急接近。一撃だけ掌打を打ち込むと、またすぐに大剣の射程外に脱出する
煤竹 イザナ:(すぐ倒せるような弱い敵に、攻撃を当てられない事だ。)
東 黎:「ヴモーッ!!」ブチィ!!打撃に怯むと同時、拘束をちぎって大剣が空を切る
煤竹 イザナ:(そして、焦ったら確実に大振りに頼る。)
矢ヶ崎朱華:「…あまり時間がありませんね。」少年のほうを見つつ。
少年:だんだんと腫瘍が馴染みつつある。先程見つかった少年ほどでは無いが、放っておけばいずれは悪化するだろう
志奈乃鹿折:(……その瞬間が、好機!)
志奈乃鹿折:ミノタウロスの頭上、画面からは映らない空間にノイズが走る
マチルダ・ヴァルツァー:『くっそー当たれば強いのに...しっかり追い込むんだぞ!』イザナしか見えていない。
東 黎:拘束は最早ほとんどほどけ、前に出始める。後方の様子はほとんど気づかない
煤竹 イザナ:回避に専念する。”確実に決める”奴がちゃんと居るからだ。
煤竹 イザナ:位置取りを、変える。
煤竹 イザナ:今度は大剣のギリギリ射程内だ。
マチルダ・ヴァルツァー:『今だー!トドメ!』『シャーッ』蛇の鳴き声が混ざっている。
東 黎:「ヴオーッ!!」
煤竹 イザナ:その大剣が振るわれる瞬間に、一気に距離を詰める。
東 黎:横薙ぎの一閃が放たれる…!
煤竹 イザナ:長柄の武器は、根元にかかる力が先端に比べて遥かに低い
煤竹 イザナ:(そこを押さえれば)
志奈乃鹿折:全力の一撃を誘うための、あえての接近
煤竹 イザナ:横薙ぎに身体を潜らせるように、接近
煤竹 イザナ:下段からの攻撃で、持ち手を破壊する。
GM:文字通り間一髪の距離で、煤竹君の頭上を薙ぐ大剣
東 黎:その持ち手が上へと弾かれる!骨までイッた音!
東 黎:「モォー!?」
煤竹 イザナ:「…しっかり決めろよ」
“フォトタクシス”:「アアアーッッ!?グリッチは卑怯!!」
志奈乃鹿折:「当然!」その瞬間を見計らったように、空中に作った足場を蹴る
志奈乃鹿折:無防備に晒された首筋へ向けて、アームブレードをまっすぐに突き立てる
東 黎:「オ゛オ゛オ゛ーッ!!」
マチルダ・ヴァルツァー:『アア”--ッ!アズマレイー!』『ガブッ』『アーッ!』どたばたと暴れる音が混ざっている。
東 黎:吹き出す鮮血!だが……浅い
東 黎:筋肉の層が異常に分厚く、志奈乃さんの刃が延髄まで届いていない…!
志奈乃鹿折:「くっ、存外に硬いわね……」
“フォトタクシス”:「とと、当然ッ!!」
“フォトタクシス”:「黎君は、“プラント”様のまさしく嫡男!そこらの移植ミノタウロスとは格が違うのだァーっ!!」
龍造寺霞:「…でも」
龍造寺霞:「おかげで、スキが出来た。」
マチルダ・ヴァルツァー:『ヘルツチノコくんの毒ヤバいな...死にそう...この子なら届くかも?』明らかによそ見している。
龍造寺霞:バチィッ!“フォトタクシス”を超振動で弾き飛ばし、少年と距離を離す!
“フォトタクシス”:「アイエエエ!?」
“フォトタクシス”:ゴロゴロと無様に床を転がる
矢ヶ崎朱華:「!少年を、回収お願いします!」
矢ヶ崎朱華:再び影の帯を伸ばし、ミノタウロスの拘束を仕掛ける!時間を少しでも稼ぐのだ
洲崎アカリ:この流れを、矢ヶ崎さんと打ち合わせていた。既に走り出していて、
洲崎アカリ:影の帯の誘導に従い、少年の元に向かう。
洲崎アカリ:その身体に触れて、腫瘍の状態を確認する。
少年:荒い呼気。だが、先程の少年とは違い、まだ腫瘍の馴染み具合が浅い。すぐ施術出来るならば先程よりも容易く取れるだろう
洲崎アカリ:「確保しました、いけます!」その身体を抱きとめて、矢ヶ崎さんに合図を送る。
矢ヶ崎朱華:「がってん承知!」
矢ヶ崎朱華:影の帯を引っ張り、洲崎さんごと引き戻す。帯そのものにも筋力があるため優しく抱きとめるように戻すことが出来た
洲崎アカリ:「っ……と、上手く行った」帯を解いてもらって、立ち上がりつつ。
志奈乃鹿折:「目標達成、ここまでね。ごめんなさい煤竹くん。仕留めきれなかったわ」
志奈乃鹿折:ミノタウロスの背からブレードを引き抜き、煤竹の近くに降りる
煤竹 イザナ:「気にするな。デート1回で手を打とう。」
マチルダ・ヴァルツァー:『あっアズマヘイくんが持ってかれた!』陛、天へのきざはしという意味。生まれてくる前に無へと帰した。
東 黎:「ヴ…モォーッ!!」出血する首筋を抑えてる間に、みるみる手と傷が修復されていく。呆れるばかりのバイタリティだ
“フォトタクシス”:「ウウウーッッ!申し訳ございません“プラント”様ァーっ!」
“フォトタクシス”:「仕切り直します!連中を仕留めるプランニングを!!!」
“フォトタクシス”:《瞬間退場Ⅱ》!
“フォトタクシス”:再び電光が渦巻き、ミノタウロスと“フォトタクシス”は姿を消した
志奈乃鹿折:「デート?構わないけど、なんで私と…?」
龍造寺霞:「煤竹」
煤竹 イザナ:「?無論、僕が男だからだが…何だ、龍造寺。」
龍造寺霞:「よくない」
洲崎アカリ:「……この子、施術をすればまだ間に合うはず」その場に少年を寝かせる。
矢ヶ崎朱華:「ふむ…さっきより浅いですね。サクッといけそう。」
煤竹 イザナ:「…よくないか、そうか…よくないのか…」
龍造寺霞:「よくない」頬を膨らます
煤竹 イザナ:(かわいい)
志奈乃鹿折:「なら、三人で行きましょう。遊びに行くなら多いほうがいいわ」遊びに行くだけだと思っている
煤竹 イザナ:「おお、両手に花か。どうだ龍造寺、それなら。」
龍造寺霞:ぷい
煤竹 イザナ:「なっ…」
洲崎アカリ:「鹿折ちゃん……そういう問題じゃないんですよ、こういうのは」
志奈乃鹿折:「え、そうなの?」アカリちゃんへ
煤竹 イザナ:「りゅ、龍造寺。そういう事をされると僕は嬉しくもあり悲しくもあるんだ。」
龍造寺霞:「知らない」
洲崎アカリ:「煤竹くんもさ」
煤竹 イザナ:「…」
洲崎アカリ:「そういう反応をしてくれる子、大切にしてあげた方がいいですよ」
煤竹 イザナ:「…洲崎さんがそう言うのなら…」
洲崎アカリ:「ふふ、よろしい」
煤竹 イザナ:(分からん、女は、分からん。)
矢ヶ崎朱華:「志奈乃さん、またお願いできますか?」
GM:今回は普通に判定なしで摘出できます
志奈乃鹿折:「……まあいいわ。今は彼を処置しないと。さっきよりは簡単そうね」矢ヶ崎さんの方へ歩いていく
龍造寺霞:ぷいと顔をそむけて、すたすた影山君のいる方に歩いていく。
煤竹 イザナ:「…それで、摘出は志奈乃に任せていいのか?」少し落ち込んだ声
矢ヶ崎朱華:「さっきの少年も綺麗に手術されてましたからね」
矢ヶ崎朱華:「執刀医を目指してもいいんじゃないかな?」
洲崎アカリ:「どうです、鹿折ちゃん?影山くんも呼んで来た方がいいなら、それでも……」
志奈乃鹿折:「いえ、その必要は無さそう。さっきよりは全然馴染みきってないわ」
志奈乃鹿折:「これなら一人でも大丈夫。拘束は矢ヶ崎さんがしてくれてるしね」
煤竹 イザナ:「そうか、では任せた」そわそわと落ち着かない様子で教室を歩き回る
洲崎アカリ:「ん。それなら、あたしも先に戻ってますね」
志奈乃鹿折:「ええ、こちらもすぐに済ませて戻るわ」
志奈乃鹿折:「……煤竹くん、気が散るからアカリちゃんと一緒に戻ってもらえるかしら」怪訝な眼差し
煤竹 イザナ:「っ、む、済まん…」パタパタと洲崎さんの方へと駆けよっていく
煤竹 イザナ:(…はて、何がいけなかったのだろう)
GM:この後無事に摘出は済み、少年は助かった。オーヴァード化はしているため、全て終わった後で一通りの事務処理をしないといけないだろう
GM:---------------------
GM:シーンカット!ロイスと購入!
煤竹 イザナ:洲崎アカリ 顔のいい先輩:〇頼れる/たまに怖い で!
洲崎アカリ:煤竹くんに 〇頼もしい / 呆れ で取ります
志奈乃鹿折:ロイスはなしで!
煤竹 イザナ:購入はアームドスーツ!
煤竹 イザナ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 8[3,3,8]+2 → 10

煤竹 イザナ:財産使っても駄目!
洲崎アカリ:じゃあリベンジにいこう
煤竹 イザナ:す、洲崎パイセン!
洲崎アカリ:2dx+4 うおー
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 10[9,10]+4[4]+4 → 18

煤竹 イザナ:パイセン~!
洲崎アカリ:へへへ…
志奈乃鹿折:すごいぜ
GM:パイセンパワー
志奈乃鹿折:私はダメ元で強化素材狙ってみよう
洲崎アカリ:後輩にプレゼントだ
志奈乃鹿折:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[5,9] → 9

煤竹 イザナ:賜ります
志奈乃鹿折:いいなー
GM:ではシーンカット
GM:-------------------
GM:ネクストプライズ!
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2

GM:まだまだ食堂
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

GM:ヒロインの動向
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

GM:食事を用意してくれる
GM:よかったな
GM:シーンプレイヤーは引き続き志奈乃さん。ほか自由!
影山 夏月:私は登場しましょう
影山 夏月:65+1d10 シーンイン
DoubleCross : (65+1D10) → 65+7[7] → 72

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:61->67)した
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を72した
洲崎アカリ:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 4[4]+66 → 70

煤竹 イザナ:クッ…出ない訳にはいかん!!
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+8(1D10->8)(侵蝕:72->80)した
GM:煤竹君、ことごとく出目がでかいの不憫すぎる
GM:じゃあ早速判定!残りプライズは1!
影山 夏月:せっかくなので最後の情報収集チームを使います
洲崎アカリ:いつも通りUGNで!コネとボーナスで4個!
影山 夏月:3DX+1+0@10 情報
DoubleCross : (3R10+1+0[10]) → 9[2,4,9]+1 → 10

洲崎アカリ:4dx+1 わっせい
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[1,1,6,6]+1 → 7

志奈乃鹿折:コネ:裏社会と侵蝕でダイス4
煤竹 イザナ:コネで+2!UGNで振るぜ!
志奈乃鹿折:4dx+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 6[4,4,4,6]+4 → 10

志奈乃鹿折:うーん
煤竹 イザナ:6dx+3
DoubleCross : (6R10+3[10]) → 10[1,4,7,9,9,10]+2[2]+3 → 15

GM:張り切りボーイが!!!
GM:プライズ満了!
GM:9/9 次がトリガーシーン。その後にクライマックスとなります。
GM:次の事がわかります。
GM:東 黎というミノタウロスがこの迷宮を構築しており、それをサポートするのが“フォトタクシス”。
GM:そのため、この2体を倒すことが出来れば脱出が出来、『クレタの柵』はサービス終了する。
GM:(尚、ミノタウロスに変化しきった個体はジャームのため、仕留めきる必要がある)
GM:------------------
龍造寺霞:ガサゴソ……「!」
龍造寺霞:「食糧」
矢ヶ崎朱華:「やはり食堂だけありますね。」
矢ヶ崎朱華:「ここは一旦腹ごしらえをして、次の作戦を建てましょうか。」
煤竹 イザナ:「そうだな。腹が減ってはなんとやらだ。」
影山 夏月:「この異界で空腹、というものがあるのか分かりませんが……気分の問題もありますしね」
龍造寺霞:エプロンをつけて、ガスを確認。何か作るらしい
志奈乃鹿折:「レトルト品は無いみたいね、誰か料理に自身のある人はいるかしら?」
龍造寺霞:「私がやる…」
煤竹 イザナ:「…」
矢ヶ崎朱華:「じゃあお手伝いしましょっかね」
影山 夏月:「執事として私が一つ、と言いたいところなのですが、私はあまり……おや?」
洲崎アカリ:「すみません、あたしはからっきしで」
志奈乃鹿折:「じゃあ、私達は待たせてもらうわ」当然のようにできない
煤竹 イザナ:「…」
煤竹 イザナ:「影山さん、女子の手料理だ。」
影山 夏月:「では、はい。おまかせしましょうか」
煤竹 イザナ:「僕は今日という日を忘れない。」
影山 夏月:「そうですね。 ……最も」
影山 夏月:「料理の宛先が誰か、という問題がありますが」
煤竹 イザナ:「?全員に決まっているだろう?」
影山 夏月:「本当にそう思われています?」
煤竹 イザナ:「…そう怖い顔をしないでくれ。泣いてしまうぞ。」
影山 夏月:「おや、失礼。しかし先程帰ってこられた時に比べれば、余裕があるように見えますが」
煤竹 イザナ:「…そうか、そう…見えているのなら、いい。」
煤竹 イザナ:話しを逸らすように「よし、脱出の算段を立てよう。」
影山 夏月:「……君は、あれですね。立ち会いでは踏み込みも鋭いし、どの距離もそつなくこなせるのに」
影山 夏月:「この手の話ではクロスレンジ、苦手なんですね」
煤竹 イザナ:「…」反応はしない。だが確かに耳には入っている。
影山 夏月:「人との距離感というものは難しいものですし、あまり偉そうなことを言える立場でもありませんが」
影山 夏月:「貴方は彼女と、距離を詰めた。 彼女もまた、貴方に近づこうとしている」
影山 夏月:「それをちゃんと認識した上で、貴方の望む距離を定めてください。 必要なら力を貸します、友人としてね」
影山 夏月:「……結局余計なおせっかいだったかな。 すいません」
煤竹 イザナ:「……仕方ないだろ」
影山 夏月:「……?」
煤竹 イザナ:「分かんないんだよ…女の子の方から距離詰められるのなんか、初めてだから…」
影山 夏月:「……そう、なんですか」
煤竹 イザナ:「そういう打ち合いは、未知の領域だ。」
煤竹 イザナ:「…めんどくさい奴だな、僕は。」
影山 夏月:「そうですね」
影山 夏月:「でも、そういう面倒くさい君に、寄り添おうとしてくれる人も居るようです」
煤竹 イザナ:「…好きなものにも、嫌いなものにも、嘘なんかつきたくないのに」
煤竹 イザナ:「分からないというだけで、何故か遠ざけようとしてしまう。」
煤竹 イザナ:「ゲームなんかよりも、よっぽど難しいな。」
影山 夏月:「何にも嘘をつかない、というのは、正しいようで難しいことです。 それで傷つけてしまうこともある」
影山 夏月:「時には遠ざけたほうが良いこともある。 それ自体が悪いこととは思いませんよ」
影山 夏月:「でもいちばん大事なのは、自分自身の気持ちでしょう」
煤竹 イザナ:「…」
影山 夏月:「誰かを慮るなら、その前に自分を思いやる。私はそれが何より大事だと信じています」
影山 夏月:「あるいは貴方の選択が彼女を傷つけることもあるかもしれない。でも」
影山 夏月:「何よりまず、自分を傷つけない選択を、大切にしてください」
煤竹 イザナ:「…ずるい」
影山 夏月:「えっ?」
煤竹 イザナ:「ずるいな、影山さんは。僕が女なら落とされていたところだ。」
影山 夏月:「あいにく私はノーマルですので。 友人ポジションで満足いただければ」
煤竹 イザナ:「いつかいい人が見つかるよ、あなたにも。」謎の上から目線
影山 夏月:「ははは、この野郎」
煤竹 イザナ:香ばしい香りが鼻をくすぐる
影山 夏月:「お手紙、そろそろ届きそうですね」
煤竹 イザナ:「手紙?」
影山 夏月:「君へのですよ。 お返事、頑張ってくださいね」
影山 夏月:「急げとも言いませんし、焦ることはありませんが。 応援はしていますから」
煤竹 イザナ:「ふっ、頼れる情報通を味方につけた主人公の気分だ。心強いな。」
志奈乃鹿折:「二人共、いつまで突っ立ってるの?もうすぐ料理ができるわ。座ったら?」
煤竹 イザナ:「ああ、すまん。」
龍造寺霞:「…できた」
影山 夏月:「おっと、失礼しました。 無粋はできませんが、配膳ぐらいはお手伝いしますよ」
矢ヶ崎朱華:「ヘイお待ち!」大皿に呆れるくらい大量のチンジャオロースーを入れてテーブルにどっかと置く
龍造寺霞:そこから、一人ひとりに拵えた黄金チャーハン(これも結構量がある)を持ってきて
龍造寺霞:最初に煤竹君の前に置く
煤竹 イザナ:「ああ、ありがとう龍造寺…」
龍造寺霞:「うん」
影山 夏月:「(……全く、可愛らしいことだ)」
龍造寺霞:…ぷい
龍造寺霞:他の人にもチャーハンを配って
龍造寺霞:自分も席につく
矢ヶ崎朱華:「じゃあ食べながら作戦会議しましょうね」
矢ヶ崎朱華:「いただきます」
煤竹 イザナ:「いただきます」
影山 夏月:「いただきます」
洲崎アカリ:「ありがとうございます。いい香り……いただきます」
志奈乃鹿折:「そそられるわね……いただきます」丁寧に手を合わせる
GM:本格的な中華である。アレンジで辛味の足されたチャーハンが食欲を誘い、チンジャオロースーのハシを進ませる
煤竹 イザナ:チャーハンを一口すくって口に運ぶ「…うむ。美味い。龍造寺はいい嫁になるな。」
龍造寺霞:「!」
龍造寺霞:「そう……」
影山 夏月:「(これは……)」
洲崎アカリ:(……お)少し安心したように口元がゆるむ。
龍造寺霞:ほんのり頬を赤くさせつつ黙々と食べる
影山 夏月:「(詰めに、行ったんだよな……?いや、天然じゃないだろうな……)」
煤竹 イザナ:「?ああ、誇っていいぞ。この僕が認めたんだ。」
龍造寺霞:「うん。」
龍造寺霞:まんざらでもなさそう
影山 夏月:「(この野郎)」
煤竹 イザナ:(こんな感じか…?分からんが、龍造寺は機嫌が良さそうだ。)
煤竹 イザナ:(やはり才能に溢れているな僕は。)
志奈乃鹿折:「うん、本当においしいわ。龍造寺さん」黙々と口に運ぶ
志奈乃鹿折:「うちの母さんより、美味しいわ……」どんよりした表情
龍造寺霞:「?」どんよりした顔の理由が良くわからない
龍造寺霞:「ありがとう」
矢ヶ崎朱華:「いや~ホント美味しいですね。第六周辺の中華店と遜色ありませんよ」もりもり。明らかに食う量が多い
洲崎アカリ:「ええ、とても美味しいです。料理、得意だったんですね、龍造寺さん」
影山 夏月:「そう、ですね。 私ももっと精進しなければ」
洲崎アカリ:スプーンでもくもくとかき込んでいる。手つきは慣れた様子だが、先輩なのにこぼしたら恥ずかしいので、内心結構気を付けている。
龍造寺霞:「趣味。」
影山 夏月:「(不安で味がわからん……ガキか俺は!過干渉はやめろ!)」
洲崎アカリ:「支部の食堂の厨房も、申請したら使って良かったはずなので。もしまた気が向いたら、振る舞ってあげるといいかも」誰にとは言わない。
煤竹 イザナ:「影山さん、いらないなら貰うぞ。」自分の分はもう食いあげている
影山 夏月:「! そうですね。食堂の方もダメとは言わないでしょう」
龍造寺霞:頷く
龍造寺霞:「……頑張るね」
影山 夏月:「……私も食べますので、少しなら」
影山 夏月:「ええ……応援していますよ」
志奈乃鹿折:「応援するわ。できれば、私が居る時に」熱い眼差し
影山 夏月:「(……洲崎さん、こちらはお任せしますね)」
煤竹 イザナ:「ああ、僕も推そう。美味い飯が食えるに越したことはない。」
龍造寺霞:「うん。また食べてね…」
煤竹 イザナ:「…楽しみにしておくよ。」
矢ヶ崎朱華:「フー、ごちそう様でした」
矢ヶ崎朱華:チンジャオロースーを相当切り崩して食べた
矢ヶ崎朱華:「じゃあ、次の作戦方針決めましょっか」
影山 夏月:「そうですね。 あまりここに長居するわけにもいきませんし」
洲崎アカリ:「ああ、そういえば……さっきの交戦で一つ、気になったというか」
洲崎アカリ:「特別な力を持ったあの個体。あいつが倒されるとマズい、みたいな事を、"フォトタクシス"が」
影山 夏月:「さっきの……というと、私が離れていた間の」
洲崎アカリ:「単に一番強い個体で自分の護衛だからかな、とも思ったんですけど……やっぱり気になる言い方だったので」
煤竹 イザナ:「…”嫡男”と言っていましたね」
煤竹 イザナ:「あの再生能力を見るに、特別な個体であることは明らかかと。」
志奈乃鹿折:「……言葉通りに受け取るなら」
志奈乃鹿折:「あれがこの迷宮の大本というふうにも聞こえたわね」
影山 夏月:「ならば、その個体を倒せば……あるいは?」
煤竹 イザナ:「…難しいだろう。決定打を受けてピンピンしていた」
煤竹 イザナ:「何か仕掛けがあるのなら、その仕掛けを先にどうにかするべきだが…」
龍造寺霞:「…あれは、元から強いと思う」
影山 夏月:「?何故そう思われたのです?」
龍造寺霞:「嫡男」
龍造寺霞:「“マスタープラント”の家族で嫡男、なら」
龍造寺霞:「一番、強く受け継いでる」
影山 夏月:「成程。 より強く力を受け継いでいるからこそ、嫡男と呼ばれていると」
洲崎アカリ:「……ええ。戦闘力自体は確かに高いですが」
洲崎アカリ:「本当に無敵になるような仕掛けがあれば、あそこで"フォトタクシス"が狼狽するのも妙です」
影山 夏月:「我々に打倒できないなら、むしろ好機ですらあったはず」
矢ヶ崎朱華:「そうですね。そもそも無敵なら自分だけ逃げれば良いはず」
矢ヶ崎朱華:「わざわざ連れて行ったということは、多少なりとも分の悪い戦闘をさせないためかも知れないですね。」
煤竹 イザナ:「ふむ、強くはあるが無敵ではないと」
影山 夏月:「ならば、その個体を倒せば。彼らの計画に少なくとも罅が入る」
洲崎アカリ:「直接交戦したもう一人、鹿折ちゃんの意見も聞きましょうか」
志奈乃鹿折:「そうね、想定以上の強さだったのは事実だけど」
志奈乃鹿折:「全員で掛かって打倒しきれないということは無いはずよ」
志奈乃鹿折:「むしろ、あの得体が知れないフォトタクシス……」
志奈乃鹿折:「あいつを先に押さえてしまえば、後は力押しでなんとかなるかも」
煤竹 イザナ:「そうだな、全員でミノタウロスを相手している時に邪魔をされたら困る。」
矢ヶ崎朱華:「あいつはゲームキーパーですからね」
矢ヶ崎朱華:「有利な影響をあのミノタウロスに与えているのは事実のはず」
影山 夏月:「フォトタクシスを抑えることで、ミノタウロスの動きが鈍る可能性もある、と」
矢ヶ崎朱華:「…ですが、気をつけてくださいね。あいつらの口ぶりからして、次に会う時は戦闘準備を整えてきてるかと」
洲崎アカリ:「……あのミノタウルスも、ゲームプレイヤーの操作を受けているのは違いないようでしたから」
洲崎アカリ:「ともすれば、"フォトタクシス"を撃破する事で、そちらの制御が断たれる……かも」
影山 夏月:「先程の交戦のようにはいかない……これまで動きを見せなかったフォトタクシスも戦闘に参加する可能性はありますね」
煤竹 イザナ:「…決まりだな。」
影山 夏月:「狙いはミノタウロス、そしてフォトタクシス」
影山 夏月:「後の問題は、マスタープラントですが」
洲崎アカリ:「……あれの撃破は。現時点ではやはり、難しいとみるべきでしょう」
志奈乃鹿折:「さっきの戦い、あいつはこの迷宮の外から鑑賞しているようだった」
影山 夏月:「そうですね。 何よりも得体が知れない。十分なサポートの受けられない現状で無理は禁物でしょう」
煤竹 イザナ:「…ゲーム感覚、だな。」
洲崎アカリ:「もし"フォトタクシス"らに同伴していたり、戦闘中に割って入ってくる事があれば……何とか引き離すか、数名で抑え込んでいる間に"フォトタクシス"の方を討つか」
洲崎アカリ:「そういった戦闘パターンも……一応、事前に用意はしておいた方がいいかと」
影山 夏月:「そうですね。想定される状況に応じて、戦力配分などは確認しておきましょう」
志奈乃鹿折:「ええ、理想としてはそうなる前にけりをつけることだけど」
煤竹 イザナ:「何にせよ、逃げに徹せられたら厄介だ。そうなる前にカタを付ける必要がある。」
龍造寺霞:「…逃げない状況」
影山 夏月:「龍造寺さん、何かお考えが?」
龍造寺霞:「…うしを、片っ端から倒すと」
龍造寺霞:「こまる」
煤竹 イザナ:「…」
影山 夏月:「……あっ」
煤竹 イザナ:「はは、良いじゃないか、龍造寺。」
龍造寺霞:「…わらわない?」
龍造寺霞:チルドレン内での訓練だと、単純な作戦を立案してよく苦笑されていた。
煤竹 イザナ:「褒めてるんだよ。やはり君はいい性格をしている。」
影山 夏月:「いえ……良いんじゃないでしょうか」
洲崎アカリ:「理はありますね。問題は、この戦力でそれが可能かどうかですが……」
志奈乃鹿折:「ええ、そういうシンプルなのは性に合っているわ」
煤竹 イザナ:「問題ないだろう?洲崎さん。」
影山 夏月:「盤上で遊戯をしている駒を、片っ端から片付ける。 さぞかし困ることでしょう」
煤竹 イザナ:「僕たちなら、やれる。」
洲崎アカリ:「……ええ。本命はその後ですから、余力を残すようにだけ気を付けて」
矢ヶ崎朱華:「継戦能力には自身ありますよ。」
矢ヶ崎朱華:「第六のフォワードなもんで」
龍造寺霞:「……良かった。」
龍造寺霞:ほんのり笑う
影山 夏月:「方針も固まりましたね。 準備が整ったら参りましょうか」
龍造寺霞:「うん」
煤竹 イザナ:「おお、いい顔をするじゃないか龍造寺よ。」
煤竹 イザナ:「その方が好きだぞ、僕は。」
龍造寺霞:「!」
龍造寺霞:目を見開いて
龍造寺霞:「うん……」恥ずかしそうに目をそむける
煤竹 イザナ:(見ているか影山さん…これでいいのかは分からんが…)
影山 夏月:「(こいつ、本当に慣れてないのか……?)」
影山 夏月:「(偉そうに助言する必要、あったんだろうか……)」
志奈乃鹿折:「(龍造寺さん、具合でも悪いのかしら……?)」
矢ヶ崎朱華:「ほ~、へえ~」
矢ヶ崎朱華:「おっもしれえ~」(無表情)
影山 夏月:「コホン。 では皆さん、準備に取り掛かるといたしましょうか」
矢ヶ崎朱華:「了解でっす!」
龍造寺霞:「うん」
龍造寺霞:胸の前で両手を握って
龍造寺霞:「頑張るね」
煤竹 イザナ:「やるか。」
志奈乃鹿折:「そうね、急ぎましょう」
GM:--------------
GM:シーンカット!ロイスと最後の調達!
洲崎アカリ:ロイスはなし。ブルーゲイルを買ってみましょうか
影山 夏月:ロイス 志奈乃鹿折 ○P連帯感/N不安
影山 夏月:購入はどうしよう
煤竹 イザナ:ロイスは無し!
洲崎アカリ:2dx+4>=20 ダメそうだけど!
DoubleCross : (2R10+4[10]>=20) → 10[1,10]+8[8]+4 → 22 → 成功

洲崎アカリ:いけるやん
煤竹 イザナ:強い
影山 夏月:行けるやん!
志奈乃鹿折:すげー!
洲崎アカリ:移動があれかもしれないという話があったのでイザナくんに渡しておこう
煤竹 イザナ:有難く…!
煤竹 イザナ:洲崎さん、移動に困ったら僕が乗り物になるからいつでもどうぞ。
影山 夏月:よし、じゃあジェラルミンシールド狙ってみましょう
志奈乃鹿折:煤竹、えろい
影山 夏月:隠し持ってた手配師:ストーンを使用!
洲崎アカリ:また龍造寺さんが機嫌悪くなっちゃうでしょ!
煤竹 イザナ:えろくない、健全なんだ。
影山 夏月:4DX+5+0@10>=12 調達
DoubleCross : (4R10+5+0[10]>=12) → 9[1,3,5,9]+5 → 14 → 成功

影山 夏月:成功、洲崎さんにお渡しします
洲崎アカリ:わーい!ありがたい!
志奈乃鹿折:万能執事!
煤竹 イザナ:購入、どうしようか
志奈乃鹿折:強化素材行ってみよう
志奈乃鹿折:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 10[3,10]+6[6] → 16 → 成功

影山 夏月:ブルーゲイル狙ってみます?
志奈乃鹿折:やった!
影山 夏月:目標値厳しいけど、数あったら私や志奈乃さんも仕えます
煤竹 イザナ:他に欲しいものも無いし、狙うか
洲崎アカリ:財産ポイントも余ってたらどんどん使い切っていこ
志奈乃鹿折:アームブレードに使って攻撃力+1します
煤竹 イザナ:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[4,6,7,8]+2 → 10

煤竹 イザナ:駄目!!
影山 夏月:ドンマイ
GM:致し方なし
GM:余ったものがあったらNPCにわたすと好感度が上がります(ワザップ)
GM:-----------------------
GM:ではトリガーシーン!
GM:全員登場!
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+2(1D10->2)(侵蝕:80->82)した
洲崎アカリ:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 2[2]+70 → 72

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:67->73)した
影山 夏月:72+1d10 シーンイン
DoubleCross : (72+1D10) → 72+10[10] → 82

影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を82した
GM:--------------------
GM:星辰館高校? 
GM:--------------------
GM:…そして食堂から出た一行は
GM:ミノタウロスを次々と仕留めていった
龍造寺霞:「倒した。」
龍造寺霞:廊下という狭い空間では、振動使いの格好の餌食である。
煤竹 イザナ:「そうか、流石だ龍造寺。」
矢ヶ崎朱華:「いやあ、ゲーム画面で見てる程度だとスキがやっぱり大きいですよね」
影山 夏月:「ええ。確かに背後などの死角はつけませんが、また別の死角が生まれている」
煤竹 イザナ:「結局反応速度はプレイヤーに依存するからな。」
煤竹 イザナ:「生身で動ける僕たちに分があるのは当然の話だ。」
洲崎アカリ:「……上出来。これで、五体目」炸裂音がして、向こう側の廊下から姿を現す。
矢ヶ崎朱華:「母数がどうかはわからないですけど、オーヴァード化なんて簡単には出来ないでしょうし」
洲崎アカリ:「皆さんも、好調みたいですね。この分なら……」床に散らばった血肉を、杖でよけながら歩いてくる。
影山 夏月:「洲崎さん、大丈夫ですか? 貴方の戦い方は長期戦には……」
洲崎アカリ:「大丈夫、今のところ掠り傷だけですよ」手に持った盾を小さく掲げて見せる。「おかげさまでね」
志奈乃鹿折:「画面の移り方を意識すれば、直接戦うより簡単ね」
志奈乃鹿折:姿を消すまでもない、身体の像を僅かに歪めて"当たり判定"をずらすだけでいくらでも隙が生まれる
矢ヶ崎朱華:「さらにそこから絞るなら、ミノ君の数は大分いないはず。」
矢ヶ崎朱華:「そろそろ、向こうもしびれを切らしてくる頃かと」
影山 夏月:「それなら……良いのですが」
GM:…果たして、君たちの周囲の空間が歪み始め
GM:気づくと、星辰館のグラウンドへと引っ張りだされた
影山 夏月:「ここからはあまり離れずに動きましょうか。 あちらのフィールドですし、どのような攻撃がっ……!?」
洲崎アカリ:「っ、この感じは……!」
“フォトタクシス”:「ギ…キキッ、クゥーッッ!!」
“フォトタクシス”:「お前達ッッ!!プレイヤーを殺しすぎ!このままではクソイベ扱いされてしまう~ッッ!!」
“フォトタクシス”:「仕方ないので特別レイド!!」
煤竹 イザナ:(…開けた場所、流石に屋内は不利と踏んだか)
志奈乃鹿折:「ようやくお出ましね」
東 黎:「ヴ……」隣に佇むミノタウロス。先程邂逅した、強力な個体だ
洲崎アカリ:(頬に風、砂利の感触。グラウンドかな)
洲崎アカリ:「こんばんは。三度目ですね、"フォトタクシス"」
影山 夏月:「運動場です。敵はフォトタクシスと、件のミノタウロス」
洲崎アカリ:「ありがとう」微笑。すぐに消えて、敵に向き直る。
“フォトタクシス”:「アアッ!!」
“フォトタクシス”:「こんばんは。普段からサービスを利用していただき真にありがとうございます」
“フォトタクシス”:丁寧な礼
“フォトタクシス”:「アアッ!!」からののけぞり
“フォトタクシス”:「『今から特別レイドイベント!FoE級犠牲者パーティを1体でも撃破すればすぐ昇段!』」
“フォトタクシス”:「『同時に、上位プレイヤーは強力ミノタウロス、“RAY”をβテスト!』」
煤竹 イザナ:「ほう、随分と雑だな。急な補填はプレイヤー側から焦りを見透かされるぞ?」
“フォトタクシス”:「クキィーッ!知った風な口を!!」
“フォトタクシス”:バチバチとヘッドギアから雷電が爆ぜる
“フォトタクシス”:「ゲーム運営はいつだって綱渡りなんだッ!!」
“フォトタクシス”:「ユーザーが口答えするんじゃあない!!!」
志奈乃鹿折:「それはご苦労さま、けれど生憎、今日でサービス終了よ」
洲崎アカリ:「口答えはするし、歯向かいもします。少なくとも、貴方が止まるまで」
洲崎アカリ:「すみませんね、行儀の悪いユーザーなもので」
影山 夏月:「そうですね。では、その綱を断ってさしあげましょうか」
GM:背後の校舎からは、雪崩を打って残ったミノタウロスが溢れ出てくる
煤竹 イザナ:「そうか、ではレビューにクレームを書き連ねておこう。」
矢ヶ崎朱華:「龍造寺さん、あちらを食い止めましょうか。アウトレンジの出来る私達でやったほうがいいかと」
龍造寺霞:頷く
龍造寺霞:「……」
龍造寺霞:「煤竹」「頑張ってね」
煤竹 イザナ:「…ああ」そう言って手を差し出そうとして、引っ込める
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:自分の手を合わせて
龍造寺霞:「?ハイタッチ」「終わった後じゃない?」
煤竹 イザナ:何もかもを焼き焦がす体温、これはそういう手だ。
煤竹 イザナ:「…悪いが、ハイタッチは出来ないな。」
煤竹 イザナ:「代わりのものを考えておいてくれ」
龍造寺霞:「…そうだね。」
龍造寺霞:「終わった後」
龍造寺霞:踵を返して
龍造寺霞:殺到するミノタウロスへと意識を向けます
煤竹 イザナ:彼女の肌には、触れられない。
煤竹 イザナ:”傷つけたくない”と、そう思ってしまったから。
GM:----------------
GM:シーンカット
GM:ロイスのみ可能です
影山 夏月:私はいっぱいまで取ったので、なしです
洲崎アカリ:ロイスはいっぱいなのでないです!
志奈乃鹿折:ロイス満杯なのでなしです!
煤竹 イザナ:私も無し!
GM:オッケー!
GM:--------------
GM:では
GM:クライマックス戦闘
GM:全員登場!
洲崎アカリ:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 5[5]+72 → 77

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:73->74)した
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:82->86)した
影山 夏月:1d10+82 シーンイン
DoubleCross : (1D10+82) → 1[1]+82 → 83

影山 夏月:ふいーっ
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を83した
東 黎:では早速
東 黎:凶悪な《ワーディング》!衝動判定!
東 黎:難易度忘れてた!9です
影山 夏月:一応砂の加護、自分に使っておきます
煤竹 イザナ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,5,8,10]+10[10]+2[2] → 22

影山 夏月:暴走するとまずいので
煤竹 イザナ:うお
志奈乃鹿折:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[5,8] → 8

洲崎アカリ:5dx+6>=9 思い出の一品を使用
DoubleCross : (5R10+6[10]>=9) → 8[1,1,4,7,8]+6 → 14 → 成功

志奈乃鹿折:惜しい、暴走します
影山 夏月:8DX+5+0@10>=9 意思
DoubleCross : (8R10+5+0[10]>=9) → 10[2,5,5,6,7,9,10,10]+9[5,9]+5 → 24 → 成功

洲崎アカリ:2d10+77
DoubleCross : (2D10+77) → 10[4,6]+77 → 87

GM:爆発的意志の強さ
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+11(2D10->10,1)(侵蝕:86->97)した
影山 夏月:2d10+83
DoubleCross : (2D10+83) → 19[10,9]+83 → 102

志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+12(2D10->9,3)(侵蝕:74->86)した
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を+22した
GM:凄い侵蝕格差
GM:ではセットアップ!
“フォトタクシス”:アアッ!
影山 夏月:オートアクションで聖剣の王者を装備、以上!
“フォトタクシス”:《戦術》+《ファンアウト》
志奈乃鹿折:なし!
洲崎アカリ:ありません!
煤竹 イザナ:うわーブルーゲイル迷うなこれ…
GM:あ、位置関係を表示してなかったので、ファンアウト後のを開示します
影山 夏月:すいません、エンゲージどうなってるでしょう
影山 夏月:使っても抜けるわけではないですね
GM:フォトタクシス-(10m)-東黎・PC一行
煤竹 イザナ:いや、移動距離が…
影山 夏月:侵蝕100以上を目指さないなら温存で良いかと
煤竹 イザナ:あ、東君居るじゃん
煤竹 イザナ:じゃあ無しで!
GM:というわけで、ラウンドスタート!
GM:イニシアチブプロセス、志奈乃さんからスタート!
志奈乃鹿折:マイナーで《陽炎の衣》《光芒の疾走》隠密化+戦闘移動でフォトタクシスにエンゲージ
GM:アア―っ!?
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+4(侵蝕:86->90)した
志奈乃鹿折:メジャーで《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《光の舞踏》アームブレードで攻撃
“フォトタクシス”:ガード!
志奈乃鹿折:スニーキングスーツを着てるので判定ダイス+1
志奈乃鹿折:10dx8+9
DoubleCross : (10R10+9[8]) → 10[1,2,3,4,6,7,8,9,10,10]+10[4,6,9,9]+10[1,10]+2[2]+9 → 41

“フォトタクシス”:ウギャーっ
志奈乃鹿折:ダメージ出します
“フォトタクシス”:元からガード値などない。狙いはこれよ!《スタンシールド》!
“フォトタクシス”:ダメージどうぞ!
志奈乃鹿折:強化素材でアームブレードの攻撃力+1、ガード値-5
志奈乃鹿折:5d10+39
DoubleCross : (5D10+39) → 25[1,8,4,6,6]+39 → 64

“フォトタクシス”:ウギャーっギリギリ残るけど!
“フォトタクシス”:瀕死!
志奈乃鹿折:やった!
“フォトタクシス”:それはそれとして志奈乃さんに12点ダメージ+放心を与えます
志奈乃鹿折:ぐえー
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折のHPを-12(HP:23->11)した
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+6(侵蝕:90->96)した
“フォトタクシス”:「アア―っ!?何でこっちに!?」
“フォトタクシス”:ミノタウロスを前進させ、後衛支援に徹するつもりが
志奈乃鹿折:「そいつは任せたわ」前方から突進するミノタウロスに構わず真っ直ぐに突き進む
志奈乃鹿折:ミノタウロスに接触した幻像が霧散すると同時に、後方に控えるフォトタクシスの頭上からブレードを振りかぶり襲撃!
志奈乃鹿折:「妙な真似をされる前に仕留める!」
“フォトタクシス”:「アアアーッ!!運営への妨害行為はペナルティ!!」
“フォトタクシス”:バジバジッ!
志奈乃鹿折:「!!」
“フォトタクシス”:ヘッドギアの雷光が渦を巻き、全身をカバー!攻撃すれば感電は免れないだろう!
志奈乃鹿折:「知った……ことか!!」
志奈乃鹿折:雷撃に構わず突っ込む。機械腕の最低限重要な部分は砂でガードしたが、肉体へのダメージは防げない
志奈乃鹿折:「ぐ……ぅ……!」
志奈乃鹿折:肉を焼かせながら、フォトタクシスに刃を立てる
“フォトタクシス”:「グエー!!」
“フォトタクシス”:ブシュウゥーッ!!真っ白い人工電解質が血液の代わりに吹き出す!!
“フォトタクシス”:「さ、サーバーを落とすわけにはいかんのだ……!!」
“フォトタクシス”:「ウオオーッ!!」
志奈乃鹿折:「ち……しぶといわね」
志奈乃鹿折:電撃の守りで多少狙いが反れた……刃の入りが浅い
“フォトタクシス”:「は、速く仕留めるのだ黎君~~ッ!!」
“フォトタクシス”:「こっちに戻ってきたまえ!!」
志奈乃鹿折:「もう少しかかるわ!悪いけど食い止めて!」後ろの仲間へ叫ぶ
影山 夏月:「なんて無茶をっ……! 了解です!」
GM:ではイニシアチブ
GM:フォトタクシスのターン!
洲崎アカリ:「ええ、抑えますよ。この三人なら……!」
“フォトタクシス”:ゲヘヘ―っ!
“フォトタクシス”:マイナーなし!
“フォトタクシス”:メジャーで《紫電の刃》+《強化の雷光》!黎君のダイス+3、移動距離+5m、次の攻撃は装甲無視!
“フォトタクシス”:「アアッ!!ではブーストアイテムを使用します」
“フォトタクシス”:バジジッ…
“フォトタクシス”:空間に雷電が奔ると、ミノタウロスの武装に雷光がまとわりつく。ユーザーからの要望を実現する形でレネゲイドを行使するのが“フォトタクシス”の特徴だ
GM:というわけでイニシアチブ
“フォトタクシス”:《ブリッツクリーク》!
“フォトタクシス”:黎君のメジャープロセス!
東 黎:モーッ!
東 黎:マイナーなし
東 黎:メジャー、《獣の力》+《形なき剣》+《要の陣形》!《未知の陣形》も含めてるので対象は5体までいけるけど、まあエンゲージ内の全員!
東 黎:17dx7+4 ドッジする場合、ダイスを2個減らして判定してね!
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,6,6,9,9,9,10,10]+10[4,4,5,7,8]+10[9,10]+6[1,6]+4 → 40

影山 夏月:ダメ元でドッジ!
影山 夏月:4DX+1+0@10>=10 回避
DoubleCross : (4R10+1+0[10]>=10) → 10[6,7,9,10]+10[10]+8[8]+1 → 29 → 成功

影山 夏月:色々間違えましたが当たってますね
煤竹 イザナ:ダメ元ドッジ、アームドスーツの効果でダイスー3
煤竹 イザナ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 2[1,2]+1 → 3

洲崎アカリ:影山くんをカバーリング、ガードします。
影山 夏月:ありがとうございます……!
洲崎アカリ:で、ガードに合わせてオートタイミングのエフェクトを使用
洲崎アカリ:≪自動触手≫≪蒼き悪魔≫
洲崎アカリ:固定42点のHPダメージ。
洲崎アカリ:侵食7あがって94に。
東 黎:ブモーッ
東 黎:ダメージ!
東 黎:5d10+28
DoubleCross : (5D10+28) → 24[2,10,5,3,4]+28 → 52

東 黎:装甲無視!
洲崎アカリ:余裕の戦闘不能だ!リザレクトします。
煤竹 イザナ:リザレクト
洲崎アカリ:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 7[7]+94 → 101

煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+7(1D10->7)(侵蝕:97->104)した
東 黎:ジジジッ
東 黎:「ヴモーッッ!!!」
東 黎:横振りの一閃…だが、今まで見てきたものとは比較にならないぐらいの速度、加えて雷電のエンチャントつきだ!
影山 夏月:「疾いっ……くっ!」
煤竹 イザナ:「ふむ、これは無理だ。」
煤竹 イザナ:ジッ という音と共に、まるで羽虫のように吹き飛ばされる
影山 夏月:砂の短剣で牽制--止められない。 ならば。
影山 夏月:「煤竹君……! くっ、おおぉぉ!」
影山 夏月:砂を集わせ、大剣を生成。渾身の一振りで、軌道を変える……
影山 夏月:ことも、できない。勢いを殺しきれず、斬撃が直撃する--
洲崎アカリ:洲崎アカリのその攻撃の軌道は見えていない。だが、強力なエフェクトを用いた攻撃であるならば。
洲崎アカリ:彼女の影に潜む飢えた魔物は、「餌」に向けて食指を伸ばそうとする。その動きを、俄かに肌で感じ取り、
洲崎アカリ:盾を構えたまま、愚直にぶつかりに行く。
影山 夏月:「……なっ、」
影山 夏月:「洲崎、さ……」
洲崎アカリ:「が、あっ……」息が漏れて、骨が軋む。
洲崎アカリ:当然、彼女にこの一撃を抑える事はできない。もって一秒にも満たない時間。
影山 夏月:半ば呆然としながらも、体は回避行動を取る。 稼いだ一瞬は、たしかに影山の身を守った。
洲崎アカリ:そして、結局。やる事は変わらない。何度も練習した動き。
洲崎アカリ:逆手の中に影の刃を練り上げ、眼前の敵に向けて弾く。
洲崎アカリ:次の瞬間、彼女の体躯は横薙ぎに吹き飛ばされた。
東 黎:刹那の交錯、肉を切り裂く手応えと共に、気づけば自らになにかが突き刺さっていることに気づく
東 黎:「モォ!?!?」
洲崎アカリ:地面に転がりながら、ミノタウルスの苦悶の声を耳にして、
洲崎アカリ:「……ふふ」命中を確信し、薄ら笑う。「当たった」
東 黎:出血!
東 黎:たじろぐが、まだまだ動けると言った様子だ
洲崎アカリ:「まだやりますか、でも」折れた骨を再生しながら、立ち上がる。盾を構え直す。
洲崎アカリ:「我慢比べは得意ですよ、あたし」
影山 夏月:彼女の戦い方は、知っていた。 知っていたはずだった。
影山 夏月:それでも。目の前で見せた、この姿は--
影山 夏月:彼女は一体、この『戦い』を手にするために、そして手にしてから、どれほど自らの身を削って--
影山 夏月:「(今は……考えるな。この戦いを切り抜ける)」
影山 夏月:この手にあるのは、剣。 敵を打ち払う為にあるのだから。
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:彼女がそういう戦い方しかできないことはわかっている。戦い続けるために、敢えてそれを選んだということも。
志奈乃鹿折:だから、振り返ることもしない。今はただ---
志奈乃鹿折:「……落とし前はたっぷり払ってもらうわ」
志奈乃鹿折:眼前の敵をまっすぐに見据える
GM:イニシアチブ
GM:洲崎さんは行動済み
影山 夏月:では私のターンでしょうか
GM:です!
影山 夏月:マイナーアクションでポルターガイストを使用、聖剣の王者を指定
影山 夏月:エピックの効果で破壊を無視し、シーン中攻撃力+24
影山 夏月:東 黎を対象にメジャーアクションでコンセントレイト、シャドーテンタクルス。コンボ:再鍛の聖剣
影山 夏月:更にオートで砂の加護、砂塵霊。 コンボ:砂漠の月
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を+6した
影山 夏月:影山 夏月の侵蝕を+6した
影山 夏月:何もなければ判定振ります
GM:OKです
影山 夏月:11DX+6+0@7 再鍛の聖剣(侵食上昇3)
DoubleCross : (11R10+6+0[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,5,7,7]+10[5,10]+10[8]+5[5]+6 → 41

東 黎:ガード!
東 黎:《イージスの盾》!
影山 夏月:ダメージ判定が先でしょうか?
GM:そうなります
影山 夏月:では判定、ダイス5の固定値72です
影山 夏月:5d10+72
DoubleCross : (5D10+72) → 24[9,1,1,3,10]+72 → 96

東 黎:ウヘーッ火力やべー!
影山 夏月:96ダメージです
東 黎:ガードとイージスで減らしていくぞ
東 黎:96-4d10-2
DoubleCross : (96-4D10-2) → 96-23[2,9,6,6]-2 → 71

東 黎:ギエーッキツい!
東 黎:けっこう削れた!
影山 夏月:「--解放、射出」
影山 夏月:問いかけたい言葉を噛み殺し、大剣を解体。 砂の短剣を再生成し、牛頭の怪異へと飛翔させ斬りつける。
影山 夏月:志奈乃鹿折のブレードですら両断できぬ、頑強性と再生力。 当然、まともな傷など付きはしないが--
影山 夏月:「それでも聖剣は、既にお前を斬り裂いた」
影山 夏月:影山夏月の操る、砂で造られた刃。それはすなわち、聖剣の刃に他ならない
影山 夏月:『斬った』という事実さえあれば、斬撃を操る聖剣は--
影山 夏月:「励起、拡張――斬撃、再生!」
影山 夏月:握りしめた聖剣の渾身の一振りと共に、ミノタウロスの全身を斬撃の嵐が奔った。
東 黎:目に見えぬ剣戟が幾重も身を削っていく…!
東 黎:「ヴっ……ヴモーッ!!」
東 黎:夥しい出血。体格からして既に昏倒・死亡しているだろう量。だがこの怪物は斃れない
東 黎:“マスタープラント”の血とレネゲイドを色濃く受け継ぐこの怪物は、まさしく神代の強靭さと神秘を持っているのだ
GM:ではイニシアチブ
GM:煤竹君のターンです
影山 夏月:「まだ動きますか。ならば……」
影山 夏月:「次をお願いしますよ」
影山 夏月:後ろを振り向くこともなく、小さく呟く。
煤竹 イザナ:「む」仰向けのまま両足を上げ、ネックスプリングで起き上がる
煤竹 イザナ:「済まん、少し寝ていた…ぞ…」傷ついた洲崎さんを視認する
煤竹 イザナ:「…さて、そこの畜生。我が支部が誇る美しい先輩に傷をつけたのは君か。」
煤竹 イザナ:「いや、いい。どうせ聞いても答えられないだろう。畜生。」
東 黎:「ヴモ…・・」
東 黎:返答はなく、代わりに大剣を振りかぶる動作があるのみ
煤竹 イザナ:「という事で、勝手に君だと決めつけて僕は今から君を攻撃するぞ。」腕をだらんと垂らし、かぎりなく地面に近づくように、身体を前に倒していく。
煤竹 イザナ:その途中で、キィィィンという振動音が辺りに響く。
煤竹 イザナ:徐々に降りていく手が、それを中心にして地面に波紋を描いたとき
煤竹 イザナ:フッ、と音が止み、煤竹イザナの姿も消える
煤竹 イザナ:《無音の空間》
煤竹 イザナ:ではメジャーアクションでコンボ「鉄掌・疾」
煤竹 イザナ:《風鳴りの爪》《紅蓮の衣》《疾風迅雷》
煤竹 イザナ:ドッジ不可!攻撃+35!
煤竹 イザナ:5dx+10
DoubleCross : (5R10+10[10]) → 8[2,2,4,5,8]+10 → 18

東 黎:ガード!
東 黎:《イージスの盾》
煤竹 イザナ:よし!ダメージ!
煤竹 イザナ:2d10+52
DoubleCross : (2D10+52) → 4[3,1]+52 → 56

煤竹 イザナ:1のダイス振り直します
東 黎:アイエッ!?
煤竹 イザナ:《風鳴りの爪》の効果だ
東 黎:どうぞ!
煤竹 イザナ:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 1[1]+55 → 56

東 黎:頑なな1
煤竹 イザナ:www
煤竹 イザナ:なんなんだよ
東 黎:ヒヒ―っイージスで減らすぞ
東 黎:56-4d10-2
DoubleCross : (56-4D10-2) → 56-22[1,3,8,10]-2 → 32

東 黎:グエーッ
煤竹 イザナ:大分減らされた
東 黎:死んだよ…!イージス特盛にしたのに…!
煤竹 イザナ:ええ!?
東 黎:《魔獣の証》で復活!
煤竹 イザナ:無音で巻き上がる砂埃が、蛇行を繰り返しながら東黎に近づいていく
煤竹 イザナ:左右、前後、不規則に繰り返されるその現象は、次第に東の目では追えなくなり
煤竹 イザナ:気づいたときには、夥しい熱気を大剣の持ち手の方から感じている
東 黎:「…!?」
煤竹 イザナ:そちらに意識が向いた瞬間、すぐさま懐に移動。
煤竹 イザナ:無防備な腹に、渾身の掌打を叩きこむ。
東 黎:「ヴモッッ……!?」
東 黎:内臓が破裂する感覚
煤竹 イザナ:破壊的な高速振動と、体表を焦がす超高熱
煤竹 イザナ:振動による分子間の摩擦、それを後押しする熱により
煤竹 イザナ:血液が、沸騰する
東 黎:「モ……」白目を剥く。確実に生命体として死亡しうる不可逆のダメージ……だが
東 黎:生憎、ただの生命体ではない。
煤竹 イザナ:「む、まだ殴られ足りんとは、とんでもないマゾヒストだ。」
東 黎:ヒートショックタンパク質も未分化細胞も分子シャペロンも持ち合わせていない。理不尽な再生能力のみでこと足りるから
東 黎:壊死し、凝固した体細胞が吸収され、時計の逆回しの如く肉体が復調していく。
煤竹 イザナ:「…一度で満足出来ないのなら、何度でもやってやる。」
煤竹 イザナ:”こころ”は掌に置いたまま、そう呟く。
GM:ではイニシアチブ
東 黎:うしくんセカンド!
東 黎:メジャーでさっきのコンボするよ!対象も同じ!
東 黎:12dx7+4 ドッジダイス?2個でカウントしてね
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,5,5,6,6,7,9,9,9]+10[5,9,10,10]+10[4,5,8]+2[2]+4 → 36

影山 夏月:今度は装甲無視ありませんでしたよね?
GM:ないです
影山 夏月:……ガードかな。ドッジは厳しい
洲崎アカリ:ダメ元のドッジしましょう
煤竹 イザナ:ドッジ!
洲崎アカリ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[4,9,10]+8[8] → 18

煤竹 イザナ:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 10[1,1,3,7,7,10]+3[3]+1 → 14

東 黎:ではダメージ!
東 黎:4d10+28
DoubleCross : (4D10+28) → 21[1,6,9,5]+28 → 49

東 黎:諸々有効
煤竹 イザナ:煤竹 イザナの侵蝕を+8(侵蝕:104->112)した
煤竹 イザナ:侵蝕上げ忘れてた
影山 夏月:装甲、ガードで15点削るが、即死!
洲崎アカリ:直撃、当然の戦闘不能!
煤竹 イザナ:死ぬ!
洲崎アカリ:“フォトタクシス”のロイスを切って復活。あいつは鹿折ちゃんが倒してくれるから、自分はただ目の前の魔獣を。
煤竹 イザナ:煤竹楢矢のロイスをタイタス化して昇華!HP13点で復活!
洲崎アカリ:HP12点で復活。
東 黎:「モォーッッ!!!」
影山 夏月:藤峰 荘司のロイスを切って復活、HP13。
東 黎:剣の平を向けて叩くように薙ぐ。超大質量を持ってすれば、刃も平も等しく殺戮に事足る武装だ
影山 夏月:聖剣で薙ぎ払いを受け止める。 砂であろうと刃は砕けない、しかし……
影山 夏月:衝撃は、殺しきれない。
影山 夏月:「ガッ……ハッ!」
影山 夏月:止めきれずに吹き飛ばされる。
煤竹 イザナ:「…これだからデカい奴は嫌いなんだ」攻撃方向と同じ向きに飛びながらも、被弾。吹き飛ばされる。
“フォトタクシス”:「いいぞォ~ッッ!!急いで息の根を止めるんだァ!」
“フォトタクシス”:「早くしないと、サーバーが持たないッ!コアタイムがぁ!!」
洲崎アカリ:殺意を察知し、射程の外に外れようと足を運ぶ。が、間に合わない。
洲崎アカリ:宙に弾き飛ばされ、グラウンドに落下。足首の折れる音がした。
影山 夏月:「は、はは。馬鹿だな、俺も」
影山 夏月:--俺に、彼女や、あの方のようなことなど、出来はしないというのに。
GM:では、クリンナップ
GM:ふたたびセットアップ!
洲崎アカリ:ないです。
“フォトタクシス”:《戦術》!
東 黎:ないよ
影山 夏月:ありません!
志奈乃鹿折:なし!
煤竹 イザナ:無い!
GM:では志奈乃さんのターン!
志奈乃鹿折:マイナーで《陽炎の衣》隠密化
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+3(侵蝕:96->99)した
志奈乃鹿折:メジャーコンボ『シャドウプレイ・スキュア』《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《光の舞踏》アームブレードで攻撃!
“フォトタクシス”:ヒィーっ
志奈乃鹿折:10dx8+9
DoubleCross : (10R10+9[8]) → 10[2,2,2,2,3,4,5,5,6,9]+2[2]+9 → 21

“フォトタクシス”:ガード!
“フォトタクシス”:《スタンシールド》!
志奈乃鹿折:ダメージ出します!
志奈乃鹿折:3d10+39
DoubleCross : (3D10+39) → 18[4,5,9]+39 → 57

“フォトタクシス”:死ぬ!!!
志奈乃鹿折:よしよし
“フォトタクシス”:それはそれとしてスタンシールド12ダメージ+放心!
志奈乃鹿折:死!ギリギリ99%で《リザレクト》
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:99->103)した
志奈乃鹿折:HP4で復活
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の侵蝕を+6(侵蝕:103->109)した
志奈乃鹿折:「息の根を止められるのは貴方の方よ」
“フォトタクシス”:「アッ、アアッ」
“フォトタクシス”:サーバー負荷が極限になっている。プレイヤー達が処理能力の低下のためにロードが長くなったりしている影響だ
志奈乃鹿折:「ふぅん、大変そうね。なら、これはどうかしら」
志奈乃鹿折:今までの戦闘で、プレイヤーがこの世界を覗き込む"カメラ"の位置は大凡把握できた
志奈乃鹿折:その周囲の空間へ不可視の"砂"を集中させる
志奈乃鹿折:本来、エンジェルハイロウの光学操作と組み合わせて透明化させている砂に対して
志奈乃鹿折:逆に映像を乱反射させ、ノイズを生み出す
志奈乃鹿折:外のプレイヤーからは突然画面に砂嵐が映ったように見えるだろう
“フォトタクシス”:「ア、アアッ!?見えないッ!!」
“フォトタクシス”:「どこだッッ!?何をしたのだ!!」
“フォトタクシス”:それは、システムそのものである“フォトタクシス”も例外ではない
志奈乃鹿折:「かわいそうだけど、クレーム対応の必要はないわ」剣を構える
“フォトタクシス”:狼狽えるように頭をゆすり、せめてもの行為として雷光を纏う
志奈乃鹿折:今度は痛みで切っ先が鈍らないよう、肩から先に砂を纏い固定する
志奈乃鹿折:「これで……チェック!」真っ直ぐにフォトタクシスへ向けて突進し
志奈乃鹿折:その体へ刃を突き立てる
“フォトタクシス”:「グ、」
“フォトタクシス”:「オゴァーッッ!!!」
“フォトタクシス”:バジュン!!ショートする音と共に黒煙を体中の穴から吹き上げる
“フォトタクシス”:…《蘇生復活》!
“フォトタクシス”:「グ……お、のれ…!!」
“フォトタクシス”:「許……さん……!」
“フォトタクシス”:「オアアーッッ!!!」
“フォトタクシス”:突き立てた刃をむしろ差し入れさせるように手を掴み、志奈乃さんを羽交い締めにする!!
“フォトタクシス”:「黎君!!!やれーッッ!!!」
志奈乃鹿折:「!?こいつ、往生際の悪い……!」
志奈乃鹿折:振り払おうと藻掻くが
志奈乃鹿折:砂で固定した腕のせいで上手くフォトタクシスを捌けない
“フォトタクシス”:「“プラント”様に申し訳が立たん……!!せめてーッッ」
GM:イニシアチブ
“フォトタクシス”:《鼓舞の雷》!黎君イニシアチブ行動!
東 黎:マイターン!
東 黎:マイナーで移動…《縮地》!
東 黎:フォト・志奈乃エンゲージに移動
東 黎:メジャー、《コンセ:キュマ》+《獣の力》+《形なき剣》+《要の陣形》!対象、フォトタクシスも含めた全員!
志奈乃鹿折:なにぃーーー!?
東 黎:あ、フォトと志奈乃さんですね
東 黎:そして《バックスタブ》も乗ってるので火力割増だ!
志奈乃鹿折:HP4を相手に大人気ないぞ!
東 黎:17dx+4 オラーッ
DoubleCross : (17R10+4[10]) → 10[2,2,2,3,3,3,4,5,7,8,8,8,8,9,9,9,10]+2[2]+4 → 16

東 黎:ひくい…
“フォトタクシス”:志奈乃さんを拘束してるのでリアクションできない!
志奈乃鹿折:しかし暴走リア不
東 黎:そしてコンセしそびれてました。ごめんね
東 黎:16dx7+4
DoubleCross : (16R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,7,7,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[1,3,3,3,3,4,5,7,8,8,8,10]+10[4,4,5,6,10]+3[3]+4 → 37

東 黎:ダメージ!
東 黎:4d10+28+30
DoubleCross : (4D10+28+30) → 32[9,10,6,7]+28+30 → 90

東 黎:諸々有効
志奈乃鹿折:死!フォトタクシスのロイスをタイタス昇華して復活します
志奈乃鹿折:HP11
東 黎:「ヴモォ~ッッ!!!」
東 黎:“フォトタクシス”の呼びかけに応じ、瞬時に巨体が羽交い締めをしている志奈乃さんへと現れる
東 黎:そのまま、袈裟懸けの大剣が“フォトタクシス”ごと君を切り裂いていく…!
“フォトタクシス”:「グ」「グギャオォ~ッッ!!!!」
“フォトタクシス”:斜めに肉体を両断され、白い体液を撒き散らしながら吹き飛んでいく
“フォトタクシス”:「”プラント”様……ま…マチ……ダ…様……」
“フォトタクシス”:「申し訳ございません……」
“フォトタクシス”:ガクリ
“フォトタクシス”:戦闘不能。完全死亡
志奈乃鹿折:「くっ……!」動けないながらも、かろうじてフォトタクシスが盾になるように身体を捻った
洲崎アカリ:「っ、鹿折ちゃん……!?」目の前にいた敵の気配が消えて、向こう側からこの声だ。流石に驚いている。
影山 夏月:「っ……!」
志奈乃鹿折:無論、その衝撃の殆どは防げず吹き飛ぶが……大丈夫、身体は繋がっている
志奈乃鹿折:「ぐ……これは少し、まずいわね」
志奈乃鹿折:衝撃で四肢の駆動系がイカれている。砂を使って修復を試みるが、すぐには動けそうにない
GM:ヴゥゥーン……世界全体の電力供給が停止するような音が響く。同時に実際の時刻へと世界は一致し始め…
GM:空が僅かに白み始めた。ここは、きちんと星辰館高校だ
GM:同時に殺到していたミノタウロス達も全て機能停止し、バタバタと斃れていく
GM:『クレタの柵』、サービス終了だ
GM:…ただ一匹、東 黎を除いて、この場に君たちの敵はいない
志奈乃鹿折:「これは……」
影山 夏月:「戻ってきた……ならば、後は!」
矢ヶ崎朱華:「!迷宮内部をコントロールしていたのは、“フォトタクシス”の方だった…!」
煤竹 イザナ:「おお、随分と分かりやすくなったな。」
龍造寺霞:「……あと、1匹」
GM:というわけで
GM:手の空いた龍造寺さんからのオート支援がラウンド1回飛ぶようになりました
GM:必要なら言ってね
影山 夏月:はーい!
煤竹 イザナ:了解!
GM:というわけで正式なイニシアチブ
GM:洲崎さん!
洲崎アカリ:行動としては待機で。
洲崎アカリ:重厚な盾を杖がわりに使いながら、アズマレイの方へ向かう。一歩ずつ。
影山 夏月:「っ!洲崎さん!」
洲崎アカリ:一時的な再生は済んでいても、骨に歪みが残っている。走る事はできない。その焦燥を飲み込みながら。
影山 夏月:「動かないで!その傷ではまだ……!」
洲崎アカリ:「へへ、大丈夫です」平時と変わらない様子で、笑う。「まだ、行けます。全然……」
影山 夏月:「貴女、は……!」
影山 夏月:……分からない。どうして、そんなふうに笑えるのか。
影山 夏月:痛くないはずなどない。苦しくないはずがないのに。どうして……
影山 夏月:分からない、けれどそれでも、その姿を俺は--
影山 夏月:「煤竹君。 少しの間、洲崎さんをお願いします」
煤竹 イザナ:「うむ、任せてくれ。」
洲崎アカリ:「へ」
煤竹 イザナ:「ささ洲崎さん、こちらに。」
影山 夏月:「全霊で放ちます。 追撃が必要なら、お願いしますね」
煤竹 イザナ:「…貴方は後ろで、何でもないような顔をして笑ってくれていればいいんです。」
影山 夏月:「ええ。ですから」
影山 夏月:「後は、俺達に任せておけばいい」
煤竹 イザナ:「僕たち馬鹿な男にとっては、それだけで十分ですよ。」
洲崎アカリ:「……」一瞬、呆気にとられたように、まばたきをする。
煤竹 イザナ:「それと」
煤竹 イザナ:「応援の言葉などをいただけたら嬉しいかも。」
洲崎アカリ:「……分かりました。それが、お二人の意地だと言うなら」
洲崎アカリ:「最高にカッコいいところ、ここで『見て』いますから」
洲崎アカリ:立ち止まり、にこりと笑う。
影山 夏月:「……ええ。見ていてください」
煤竹 イザナ:「…影山さん、今日は最高の一日だ。」
煤竹 イザナ:「ハッピーエンドで終わらせよう。」
影山 夏月:もう、貴女達には、たくさん見せてもらったけど。
影山 夏月:「ああ、勿論。綺麗に終わらせようか」
影山 夏月:少しはその輝きに足る物を返すとしよう。
GM:では、イニシアチブ
GM:影山君のターン!
影山 夏月:マイナーアクション、聖剣の王者の効果を使用。 メジャーアクションのC値を2下げます
影山 夏月:再鍛の聖剣、砂漠の月。 先程と同様のコンボで東黎に攻撃します
影山 夏月:対応なければ判定を行います
GM:オート支援は受けませんか!
影山 夏月:それは、イザナ君が受けるべきものですので
GM:了解!
GM:では判定どうぞ!
影山 夏月:11DX+6+0@5 再鍛の聖剣(侵食上昇3)
DoubleCross : (11R10+6+0[5]) → 10[1,3,3,3,3,4,5,7,8,9,10]+10[2,5,6,6,10]+10[3,4,7,9]+10[3,9]+10[5]+2[2]+6 → 58

東 黎:ガード!《イージスの盾》!
影山 夏月:ダメージ判定を行います。 ダイス6,固定値72
影山 夏月:6d10+72 (侵食100)
DoubleCross : (6D10+72) → 27[6,6,6,1,5,3]+72 → 99

東 黎:イージスがなんぼでも死ぬわ!!!
東 黎:戦闘不能!復活エフェクト無し!
影山 夏月:背中に、確かな視線を感じる。その眼に自分の姿は映っていないのかもしれない。
影山 夏月:意地を張って格好つける理由には、十分だと思えた。
影山 夏月:「認証機構、欺瞞完了。聖剣、過剰励起」
影山 夏月:--俺には分からない。彼女たちはどうして、あんな戦いができるのか。
影山 夏月:どうして、自分が傷ついてまで、誰かを守ることができるのか。
影山 夏月:分からない。俺には決してできない、できなかったことだから。
影山 夏月:俺は貴女達のその姿を美しいと、尊い輝きと思って。
影山 夏月:ずっとずっと、そうなりたいと憧れて--
影山 夏月:「それでも、俺は、契約したんだ」
影山 夏月:志奈乃さん。貴女の言葉通り、この契約は願いで、誓いだ。
影山 夏月:契約は二つ。『決して自分を傷つけない』、そして--
影山 夏月:「『誰かの為に傷つく人を--もう二度と見過ごしは、しない!』」
影山 夏月:聖剣に砂が集う。 象るは大剣。
影山 夏月:小手先など必要ない。ただあの日焦がれた星を、ここに再現するのみ。
影山 夏月:「”導きの星”よ、俺の見た光を--ここに在る輝きを、守り抜け!」
影山 夏月:--振り抜いた聖剣の放つ光は、彼女の瞳に届いただろうか。
東 黎:剣閃の通りに過たず肉体が分かたれ
東 黎:寸分も再生の予兆を残すこと無く、両方が倒れ伏す
GM:…学校を取り囲む不可視の覆いが剥がれ、全ては元通りになっていく
GM:戦闘終了
煤竹 イザナ:静かに座り込む「…英雄の帰還ですよ、洲崎さん。」
洲崎アカリ:「……」静かに息を呑む。
洲崎アカリ:彼の声が届いた瞬間、確かに見えた。何もない闇の中に煌めく、刃の色。
洲崎アカリ:……幻覚、錯覚。あるいは、そうかもしれない。だけど。
洲崎アカリ:「……ええ、本当に」
洲崎アカリ:「カッコよかったです。影山くん」
洲崎アカリ:原理なんてどうでもいい。ただ、自分は今見たものを忘れないようにしようと。
洲崎アカリ:そう思って、胸に手を当てた。
影山 夏月:砂の刃が崩れていく。借り物の聖剣は、一時の物。
影山 夏月:自分は聖剣の主ではなく、この光も自らの物ではない。 あの日に養父が魅せてくれた輝きを、ほんの少し借り受けているだけ。
影山 夏月:それでも--
影山 夏月:「貴女達の輝きに。少しは、応えられたでしょうか」
洲崎アカリ:「……ええ。十分すぎるくらい」
影山 夏月:それでも、その輝きを、届けたい人が居るのだ。
GM:---------------
GM:バックトラック!
GM:Eロイスは
GM:うしくんの《悪意の伝染》 フォト君の《マジカル☆リクエスト》 マスタープラントの《無限を継ぐもの》
GM:3つ!振るも振らぬも自由!
影山 夏月:3d10
DoubleCross : (3D10) → 16[10,4,2] → 16

煤竹 イザナ:3つなら振ろうかな
影山 夏月:こんなんノータイムで振りますよ
洲崎アカリ:101だし振らなくて大丈夫!
煤竹 イザナ:112-3d10
DoubleCross : (112-3D10) → 112-20[6,7,7] → 92

煤竹 イザナ:ダメージダイスで出せ
志奈乃鹿折:ロイスも足りてるし振らないでおきます
影山 夏月:えー、現在113でロイス残り5つですね
影山 夏月:2倍振りします
影山 夏月:10d
DoubleCross : (10D6) → 39[6,4,3,4,6,2,5,2,5,2] → 39

影山 夏月:帰還しました
GM:d10なっとらへんで
影山 夏月:おっと失礼
洲崎アカリ:ロイス5個。1倍で
影山 夏月:10d10
DoubleCross : (10D10) → 70[8,5,8,10,3,9,9,6,3,9] → 70

煤竹 イザナ:ロイス5個、等倍で
洲崎アカリ:101-5d10
DoubleCross : (101-5D10) → 101-23[1,5,5,8,4] → 78

影山 夏月:改めて、帰還しました
洲崎アカリ:帰還です
煤竹 イザナ:92-5d10
DoubleCross : (92-5D10) → 92-13[2,4,1,1,5] → 79

煤竹 イザナ:帰還!
志奈乃鹿折:ロイス5、等倍で
志奈乃鹿折:109-5d10
DoubleCross : (109-5D10) → 109-19[3,5,1,5,5] → 90

志奈乃鹿折:帰還!
GM:じゃあ全員帰還!
GM:シナリオ点4点+いつもの5点+Eロイス3点
GM:合わせて12点+侵蝕点
GM:どうぞ!
影山 夏月:15点、ありがたく頂戴します
煤竹 イザナ:17点、賜ります!
志奈乃鹿折:17点!いただきます!
GM:洲崎さんも17点かな
洲崎アカリ:あっすみません17点です
GM:押忍。GMは22点もらいます!
GM:いただきます&いただいてください!
GM:むしゃむしゃ
GM:-------------------
GM:マスターシーン
GM:-------------------
GM:蛍光緑色の光で満たされた部屋。中央に座る半裸の男に向かって、軽薄そうなフードの男がモニターと共に報告をしていた
“ユミル”:「ってーわけで“フォトスタシス”はおっちんじゃいましたとさ。」
“ユミル”:「東クンファミリーも全滅~。当初はイロモノコンセプトかと思いきや異界展開強度もインターフェースのとっつきやすさもいいし、イイトコ行ったと思ったけどねえ」
“ユミル”:「“プラント”サン引かせたの、やっぱ悪手でしたね~」
半裸の男:「マチルダの関わるプロジェクトは多岐に渡る。親としての愛情に水を差すのは野暮に過ぎる行いだったが、此方も軽々に扱う問題ではないからな。」
半裸の男:「とはいえ悪いことをした。彼らの墓を作らねば。マチルダは今、何処に」
“ユミル”:「“アベル”の嬢ちゃんにべったりギャン泣き中でさ。」肩をすくめて
半裸の男:「委細承知した。“ユミル”。君は“輝き鳩”と“ハザード”を追ってくれ。あのプランも又魅力的なものの一つだ」
“ユミル”:「はいはい仰せのままに。“マスターアダム”サマっと」
“ユミル”:気のない手振りをして、影へと溶け込み
“ユミル”:影は無数の魚になって霧散する
“マスターアダム”:「…UGN。図りがたき隣人よ。」
“マスターアダム”:「早々に足並みを揃えねば、手遅れになるぞ」
GM:-------------------
GM:ED
GM:星辰館高校 早朝
GM:-------------------
GM:かくして騒動は収束した
GM:UGNの処理班が後片付けを行っている。急いでやらねば学校関係者がやってきてしまうので、相当な急ピッチで行われることとなった。とにかく後処理のたいへんな事件だ
矢ヶ崎朱華:「やー、終わった終わった。おおごとになっちゃいましたね」
煤竹 イザナ:「全くだ。こんな早くから登校して掃除に励む。表象されてもおかしくはないな。」
龍造寺霞:「制服」
龍造寺霞:「綺麗にしないと、大変」
煤竹 イザナ:「む。ああ、ありがとう龍造寺。」砂まみれのシャツをはたく
影山 夏月:「……ふふ、すっかり押されていますねえ」
矢ヶ崎朱華:「こういう感じが受けるのかな…」
煤竹 イザナ:「しかし風呂にも入れんとは、女子は大変だろう…何をニヤついている影山さん。」
洲崎アカリ:「あれくらいがちょうどいいバランスなのかも」
矢ヶ崎朱華:「こんどセンパイに試してみましょう」
影山 夏月:「かもしれませんね。 龍造寺さんに踏み込んでもらうということで」
影山 夏月:「おっと、いえいえ。なんでもありませんよもちろん。こちらはお気になさらず、ご遠慮無く」
洲崎アカリ:「ふふ、おかまいなく」笑顔で小さく手を振る。
煤竹 イザナ:「む…そうか。」
煤竹 イザナ:(あの二人もあの二人で怪しいが…)
龍造寺霞:とてとてとあるいて影山君の隣へ
龍造寺霞:「…影山」
龍造寺霞:耳打ちする
影山 夏月:「龍造寺さん……?」
影山 夏月:「……ああ。なるほど」
影山 夏月:「そういうことでしたら、例えば……」
龍造寺霞:「わかった」
龍造寺霞:ふんす
洲崎アカリ:「……?」近くに立っているが、何かひそひそ話しているらしい事しか分かっていない。
煤竹 イザナ:(…なんだ、影山さんに何を伝えている龍造寺よ。何故か無性に気になるじゃないか。)
煤竹 イザナ:辺りを見回して「?そういえば志奈乃はどこだ。サボりか、薄情な奴だが顔に免じて許してやらんでもない。」
志奈乃鹿折:「……」一行から少し離れた、戦闘後の体育館に一人佇む
志奈乃鹿折:足元には先程戦ったミノタウロス……東黎の亡骸、聖剣に断たれて僅かに残った残骸が転がっている
志奈乃鹿折:まもなく第4支部のジャーム回収班がやって来るだろう。その僅かな間に
志奈乃鹿折:「……」
志奈乃鹿折:牛頭の前にしゃがみ込み、見開かれた瞳をそっと閉じる
志奈乃鹿折:「おやすみなさい。次はもっと、いいお母さんのところに生まれてくることね」
志奈乃鹿折:一言だけ告げて、踵を返す
志奈乃鹿折:それっきり振り返らずに出口へと歩いていく
志奈乃鹿折:ふと、携帯端末の時計を見て
志奈乃鹿折:「まずいわね……早く帰らないと、母さんが寝坊してしまうわ」
GM:-------------------------
GM:ED 煤竹イザナ 志奈乃鹿折
GM:----------------------------
GM:第三地区 公園の巨大タコ像
GM:待ち合わせ時刻よりゆうに30分前。煤竹イザナは真夏の暑い中を待ち合わせしていた
煤竹 イザナ:腕を組んでベンチに腰かけている。平静を装っているが、激しく揺れる脚は正直だ
煤竹 イザナ:(ふっ、思わず30分も前に到着してしまったな。やはり僕は気遣いの出来る男だ。)
煤竹 イザナ:(しかし…暑いな。今年は冷夏だと思っていたが、全く地球というものはどうなっているんだ。)
GM:真夏の暑い中、ジリジリと体力を奪う世界の中で15分くらい。やがて、君に近寄ってくる一人の影が……
龍造寺霞:「煤竹」
龍造寺霞:いつもの服装とは違ってワンピースにすごくでかい麦わらを被っている。矢ヶ崎に仕込まれたものである
煤竹 イザナ:「む。ごきげんよう龍造寺。随分と早い到着だな。」
龍造寺霞:「煤竹も早い」
煤竹 イザナ:「僕はいい男だからな。女子を待たせるなど無粋な真似はしない。」
煤竹 イザナ:「まあ、”待った?””いや、今来たところさ”といった会話をしてみたくもあったのだがな」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:どういう意味の会話なのか汲み取れてない
龍造寺霞:「…待った?」とりあえず聞いてみる
煤竹 イザナ:(かわい)
煤竹 イザナ:「…いや、今来たところだ。」
龍造寺霞:「…?」
龍造寺霞:「まあいいか」
煤竹 イザナ:「…うむ、これで長年の夢が叶ったぞ。ありがとう龍造寺。今日の服は涼しげで良いじゃないか。」
龍造寺霞:「!」
龍造寺霞:「…それならよかった」ぷい
龍造寺霞:とてとて歩み寄って、ベンチの隣に座る
龍造寺霞:「志奈乃、後から来る。」
龍造寺霞:からったカバンを探って、水筒を取り出す
龍造寺霞:「はい」
煤竹 イザナ:「おお、そうか。まあ定刻通りに来るタイプだろうな。」
龍造寺霞:自分の分の水筒も取り出して、ちょびちょび飲むぞ
煤竹 イザナ:「…ありがとう。気が利くな。一つ借りが出来てしまった。」
龍造寺霞:「えらいでしょ」ふんす
煤竹 イザナ:「えらいな。頭を撫でてやりたいところだが、生憎それは出来んから残念だ。」
龍造寺霞:「なんで?」
煤竹 イザナ:「…嫌だからな。君が傷つくのは。」
龍造寺霞:「……」むうと頬を膨らます
煤竹 イザナ:「まあ、取るに足らない話だ。忘れてくれ。」
煤竹 イザナ:「む…」陽炎の向こう、こちらに歩み寄る人影を確認する
志奈乃鹿折:ゆったりした白いワンピースに鍔広の帽子の少女がゆっくりと歩いてくる
煤竹 イザナ:「ふっ」勝ちを確信した顔
龍造寺霞:「煤竹」
志奈乃鹿折:二人が既に揃っているのを目に留めて、とたとたと小走りで近づく
煤竹 イザナ:「浸らせてくれ、龍造寺。」
龍造寺霞:「顔がだらしない」
志奈乃鹿折:「ごめんなさい、待たせたかしら」
煤竹 イザナ:「暑さのせいだ」
龍造寺霞:「いや、今来たところだ。」
煤竹 イザナ:「今…いや、少し前に来たところだ」龍造寺さんの方をチラリと見ながら
龍造寺霞:「…?」なんでこの人は嘘をついたのだろう
煤竹 イザナ:「龍造寺よ、今僕は気を遣ったんだぞ。」
志奈乃鹿折:「そう、なら良かったわ」
龍造寺霞:「そう……」
志奈乃鹿折:「今日はよろしくね、煤竹くん」
煤竹 イザナ:(む…落ち込ませてしまったのか。何が悪かったのかは分からんが。)
煤竹 イザナ:「ああ、よろしく頼む。」
志奈乃鹿折:「ええ、竜造寺さんも」
龍造寺霞:「よろしく、志奈乃。」
龍造寺霞:妙に挑戦的な視線を飛ばしつつ
志奈乃鹿折:「???」
志奈乃鹿折:首をかしげる
煤竹 イザナ:(なんだ…?)
煤竹 イザナ:「さて…」
煤竹 イザナ:煤竹イザナ。星辰館高校二年生。彼女いない歴=年齢である哀しき男が考案したデートプラン、それは
煤竹 イザナ:「君たち、どこか行きたいところはあるか。僕はそれに従おう」
煤竹 イザナ:無論、ノープランであった。
煤竹 イザナ:(今回の目的は私服を着た志奈乃の姿を1秒でも長く目に焼き付け、何故かたまに不機嫌になる龍造寺との関係を修復する事)
煤竹 イザナ:(故に、僕が己を出す必要は無い…参ったな、現代の諸葛孔明とは僕の事か。)
龍造寺霞:「志奈乃…」視線を合わせる
龍造寺霞:「煤竹、駄目」
煤竹 イザナ:「む、駄目なのか。いい案だと思ったのだが。」
志奈乃鹿折:「……」高校の友人の言葉が脳裏に浮かぶ
みゃの(回想):「自分から誘っておいてノープランとかマジありえなくね?ドーテイにも程があるっしょ!!」
志奈乃鹿折:「……まあ、期待はしていなかったわ。龍造寺さん、なにかいい案はあるかしら?」
龍造寺霞:はー。「煤竹には期待していなかった」
龍造寺霞:「とりあえず、街。」
煤竹 イザナ:「二人して冷たい目をしないでくれ。この真夏日が嘘のようだ。」
煤竹 イザナ:「うむ、街か。では行こう。」
龍造寺霞:立ち上がって歩き出す際、さりげなく煤竹君の手を取ろうとする
煤竹 イザナ:それに従おうとして…何かに気付いたようにすんでの所で引っ込める
煤竹 イザナ:「…あっ」
龍造寺霞:むう
龍造寺霞:「行こう」
龍造寺霞:すたすた歩きだします
煤竹 イザナ:口を開くも言葉が出ず、その小さい背中をただ眺める。
煤竹 イザナ:「…クソ」
志奈乃鹿折:「どうしたの?早く行きましょう」立ち止まる煤竹くんに声をかける
煤竹 イザナ:「あ、ああ。すまない。」少しだけ足早に歩を進める
煤竹 イザナ:(…だから、嫌いなんだよ。)
GM:-----------------------
GM:第三地区 市街
GM:-----------------------
GM:ほど近い市街へとたどり着いた一行。そのうち龍造寺霞が迷うこと無くたどり着いた店とは
GM:洋服屋であった
龍造寺霞:「ついた」ふんす
煤竹 イザナ:「洋服屋…何か欲しい服でもあるのか?」
龍造寺霞:「うん。」
龍造寺霞:「煤竹が選んで」
煤竹 イザナ:「そうか。なら丁度いいな。志奈乃は?どうだ?」
煤竹 イザナ:「…は?」
煤竹 イザナ:「龍造寺が、着る服を、僕が、選ぶ?」
志奈乃鹿折:「いいじゃない。私もファッションにはあまり詳しくないし」
煤竹 イザナ:「まあ、何を着ても似合いそうだからな、君は。」
龍造寺霞:「煤竹と次に出かける時、好きな服が良いでしょ」
煤竹 イザナ:「む…そうか、それもそうか…。」
煤竹 イザナ:(次?次ってなんだ?)
煤竹 イザナ:「ま、まあこの暑い中いつまでも外に居ては身体を壊す。ひとまず店に入ろう」
龍造寺霞:「うん」
志奈乃鹿折:「そうね、行きましょう」
GM:店内に入る。ポップよりの領域から上品なものまで、フロアごとにテーマでまとめられている。
龍造寺霞:「煤竹はどういうのが好きなの」
煤竹 イザナ:「どういうの、どういうのか…言われてみれば、女性の服などはあまり意識したことが無い。見るのは専ら水着だったからな。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:普通に暮らしていて水着ばかり見る機会はあるのだろうか
煤竹 イザナ:「ああいや、こちらの話だ。」
龍造寺霞:「志奈乃は?」
志奈乃鹿折:「せっかくだし、母さんにも何か買っていこうかしら」店内を見回す
龍造寺霞:「うん。いいね」
志奈乃鹿折:「あまり外行きの服を持っていない人だから、可愛い感じのがいいわね……」
煤竹 イザナ:「親孝行だな。良い事だ。」
龍造寺霞:「煤竹は水着を持ってきて。」
煤竹 イザナ:「…ワンモアだ、龍造寺。」
龍造寺霞:「煤竹は水着を持ってきて」「その間に志奈乃と私で、他の服を見る」
龍造寺霞:「いい」ふんす
志奈乃鹿折:「ああ、いいわね。私の分もお願いしようかしら」
煤竹 イザナ:「…君たちは僕を殺す気か?視覚的にも精神的にも。」
龍造寺霞:「?」
志奈乃鹿折:「?だって詳しいんでしょ。煤竹くん」
龍造寺霞:「うん」
煤竹 イザナ:「う…その無垢な瞳を止めてくれ。かわいいじゃないか。」
龍造寺霞:まんざらでもない
龍造寺霞:「……駄目?」
龍造寺霞:思い出したように下から上に覗きあげる
煤竹 イザナ:「ふっ」柏手を打つ
煤竹 イザナ:「よし、分かった。持ってこよう。ただ、セクハラだのなんだのは受け付けてないからな。」
煤竹 イザナ:「それと…」
煤竹 イザナ:「この事は、僕たち三人だけの秘密だ。いいな、絶対にクラスの連中に言いふらしたりするんじゃないぞ。」
龍造寺霞:「?」
志奈乃鹿折:「???」首をかしげる
龍造寺霞:「なんで?」
煤竹 イザナ:「…男子が女子の水着を選んで着せるなど、魔女裁判にかけられてもおかしくはないんだよ。」
龍造寺霞:「……わかった」よくわかってない
志奈乃鹿折:「そういうものかしら…」
志奈乃鹿折:「(友達はよく男子に選んでもらったと行ってた気がするけど……)」当然彼氏持ちである
煤竹 イザナ:「そういうものだ。僕たちは馬鹿だからな。」
煤竹 イザナ:「では、少し待っていてくれ。」そう言うと、スタスタと水着コーナーへと歩いていく
龍造寺霞:「…煤竹の考えてること、よくわかんない」
龍造寺霞:「志奈乃はわかる?」
志奈乃鹿折:「さあ、でも確か……」
志奈乃鹿折:「"男子というのはそういうやつ"…らしいわよ」受け売りである
龍造寺霞:「男子というのはそういうやつ」
龍造寺霞:「難しいね……」
志奈乃鹿折:「そうね……」
GM:かくして各人の服選びは始まった。
GM:志奈乃さんはスタイルがいいからと龍造寺はタイトめな服をチョイスしたりした。ゆったりしたのは秋に買えばいいだろう。
志奈乃鹿折:肩と胸元の開いたタンクトップにホットパンツ、髪はポニーテールにまとめてキャップをかぶっている。露出が多い
龍造寺霞:「志奈乃、やっぱり似合う…」
志奈乃鹿折:「そうかしら。肌が露出する服は偽装が面倒なのよね……」
龍造寺霞:「任務の時は1枚羽織れば楽出来ると思う」
志奈乃鹿折:「なるほどね、参考にするわ。この服動きやすいし」
龍造寺霞:「…あ、煤竹。」
煤竹 イザナ:「…」水着を手に持ったまま固まっている
煤竹 イザナ:「あ、すまん。正直言って後1時間は眺めていたい気分だったのだが」
龍造寺霞:「日が暮れる」
煤竹 イザナ:「それもそうだ。」
志奈乃鹿折:「水着は選んでくれたのかしら、煤竹くん」
煤竹 イザナ:「ああ、要望通り水着を持ってきたが…なかなか難しいものだな。」
煤竹 イザナ:「何より周りの目が痛かった」
龍造寺霞:「?」服を選ぶのくらいは普通だと思うのだが…
龍造寺霞:とてとて歩み寄る「これ?」
煤竹 イザナ:「ああ、龍造寺はそれだ。こっちは志奈乃。」
志奈乃鹿折:「ありがとう」水着を受け取る
龍造寺霞:尚こちらの服装も変わっている。デニムのオーバーオールにリボンのカチューシャ。さっぱりした格好だ
龍造寺霞:「…これが、煤竹の好み」
龍造寺霞:まじまじともらった水着を見聞する
煤竹 イザナ:「龍造寺には白地のタンクトップビキニ。志奈乃には黒のホルターネックに下はパレオだ。」
煤竹 イザナ:「まあ、何であれ似合うだろう。君たちには。」
龍造寺霞:「ありがとう」ふっと笑って
龍造寺霞:「早速着てみる」
志奈乃鹿折:「ええ、試着室は……あそこね」
煤竹 イザナ:「うむ。楽しみにしているぞ。」
GM:~数分後~
龍造寺霞:衣擦れの音が止む
龍造寺霞:「煤竹。着替えた。」
煤竹 イザナ:「そ…そうか。」
煤竹 イザナ:(なんだ、何故こんなにも緊張している)
煤竹 イザナ:「…では見せてもらおうか。龍造寺の水着姿を。」
龍造寺霞:おずおずとカーテンが開いて、その全身が出てくるでしょう
龍造寺霞:小さい体格とシンプルな水着が相まって幼い印象に見えなくもないが、女性らしく育った部位はきちんと主張している。総じて魅力的に映るでしょう
龍造寺霞:ちなみに目をこらせば畳んだ服が奥に置いてある。覗き込まないでね
煤竹 イザナ:「…おお」
煤竹 イザナ:「薄々感づいてはいたのだが…凄かったんだな、龍造寺よ。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:「凄い…」
龍造寺霞:「褒めてる?」
煤竹 イザナ:「うむ、褒めているぞ。女性として魅力的だ、誇っていい。」
煤竹 イザナ:「それに…なんだ、君に開放的なものはあまり似合わないと思って…いや、肌を見せて欲しくないというか…」
煤竹 イザナ:(上手く言えんな。なんなんだこの気持ちは。)
龍造寺霞:「……」ほんのり頬を染める
龍造寺霞:「嬉しい。」
龍造寺霞:「選んでくれてありがとう、煤竹」
煤竹 イザナ:「…!」
煤竹 イザナ:「…うむ。そう言ってもらえたのなら、僕も恥を忍んで選んだ甲斐があるというもの」
煤竹 イザナ:「綺麗だぞ、龍造寺。」
龍造寺霞:「えへへ」
龍造寺霞:淡くふんにゃり笑う
煤竹 イザナ:(…落ち着け。平静を保て。)
煤竹 イザナ:ギリギリと太ももをつねる
志奈乃鹿折:「二人共いる?こっちも着替え終わったわ」カーテンの向こうから声をかける
煤竹 イザナ:「そ、そうか。」意識を逸らすようにもう一つの試着室に目を向ける
龍造寺霞:「うん。」
志奈乃鹿折:シャッとカーテンが勢いよく開き、堂々たる態度で試着室から出てくる。
志奈乃鹿折:長身にすらりと伸びた手足、白磁の肌に黒い水着のコントラストが映えている。スレンダーながら出るところは出た、適度に引き締まった肢体
志奈乃鹿折:本来四肢にある継ぎ目は、能力で隠している。常人と見分けはつかないだろう
志奈乃鹿折:試着室の奥を見ると、脱いだ服が無造作に籠に入れられている。いささか無造作すぎる気もする……
龍造寺霞:「きれい」
煤竹 イザナ:思わず膝をつく
煤竹 イザナ:「成程、ここが墓場か。悪くない。」
龍造寺霞:むう
龍造寺霞:「私と反応が違う」
煤竹 イザナ:「龍造寺、違うんだ。これは相手が悪い。」
龍造寺霞:いつになく眉をしかめる
煤竹 イザナ:(お、怒っているのか…?本当の事を言っただけなんだが。)
志奈乃鹿折:「どうしたの二人共。似合わないかしら?」首をかしげる
煤竹 イザナ:「いや、余りの衝撃に言葉を失っていたんだ。」
龍造寺霞:「うん。志奈乃はきれい」
志奈乃鹿折:「そう、良かった」
志奈乃鹿折:「私に似合うということは、母さんにも似合うということよね」勝手に納得している
龍造寺霞:不満げに頬を膨らましつつ
龍造寺霞:「じゃあ、私が煤竹の水着を選ぶ」
煤竹 イザナ:「…な」
煤竹 イザナ:「待て、僕の水着など見ても面白くないだろう。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:「一緒に行くのに、水着無いとたのしくない」
煤竹 イザナ:「むう、一緒ときたか。」
煤竹 イザナ:「…一緒?」
煤竹 イザナ:「い、いや待て待て待て龍造寺、何を企んでいる。」
龍造寺霞:「志奈乃も一緒に選ぶ?」
志奈乃鹿折:「そうね、選んでもらった以上、お返しはしたいところだけど……」
志奈乃鹿折:「龍造寺さんが選んだほうがいいんじゃないかしら。私は煤竹くんと海に行く予定ないし」
龍造寺霞:「!」
龍造寺霞:「じゃあそうする。」
煤竹 イザナ:「君も中々ハッキリと言うな。そういう所が良いんだが。」
志奈乃鹿折:「感謝はしてるわよ。母さん水着持ってなかったから。このお返しは改めてするわ」
志奈乃鹿折:元々自分の水着は持っていたので、母親にプレゼントするつもりだった
煤竹 イザナ:「そうか、楽しみにしておこう。」
龍造寺霞:「志奈乃ごめん。少し一人にするね」
志奈乃鹿折:「ええ、待ってるわ」
GM:---------------------------
GM:かくして、煤竹君の水着は龍造寺がチョイスした。無難な短パンに、白いフィットネスの上下。お揃いに見えなくもない
GM:煤竹君は髪色からして色素がうすそうだったので焼けないようにという配慮であった。
GM:…とまあ、君達一行はそういった服の買い物を一通り終えてきたわけであった
煤竹 イザナ:「うむ。女子に水着を選んでもらうというのも未知の領域であったが、終わってみれば中々に楽しくはあったな。」
志奈乃鹿折:「ええ、いい買い物をしたわ。流石龍造寺さんのプランね」
龍造寺霞:注文したものは後日宅配にしたので割と荷物は少ない。
龍造寺霞:お金を使うことは今までほとんど無かったのと、任務報酬が入ったばっかりなのだ
龍造寺霞:「ありがとう」
龍造寺霞:「煤竹に期待しないでよかった」ふんす
煤竹 イザナ:「…善処しよう。僕はまだまだ高みへ行ける。」
GM:時刻はお昼時である
志奈乃鹿折:「お腹……空いたわね」なにか言ってる煤竹くんには気を留めず
龍造寺霞:「うん」
龍造寺霞:「おべんとう、持ってきた。食べよう」
煤竹 イザナ:「…飯か…この辺では…って」
龍造寺霞:「作ってきた」ふんす
煤竹 イザナ:「龍造寺…大仰な荷物を持っていると思ったら弁当だったのか。」
龍造寺霞:そう、かばんの中身の大部分はお弁当である
志奈乃鹿折:「龍造寺さんのお弁当……楽しみね」目を輝かせる
煤竹 イザナ:「そういう事ならもっと早くに言え、僕が持っていたのに。」
龍造寺霞:「ごめんね」
煤竹 イザナ:「…いや、謝る必要は無い。ありがとう。龍造寺。」
煤竹 イザナ:「君の料理の腕は買っているからな。僕も楽しみだ。」
GM:------------
GM:3人が移動してきたのは緑化公園。街なかにある避暑地として、天幕を張ったり噴霧されたりしてある場所だ。人は割と多いが、スペースが取れないわけではない
龍造寺霞:レジャーシートを天幕の下に引く。
龍造寺霞:そしてお弁当を中央に。中身は中華弁当だ。エビチリやごま団子など、冷えても問題ないものが中心に用意されている。
龍造寺霞:それに、こっそりコンビニに寄って温めてきたメインを合わせることで完成する。けっこうな量
煤竹 イザナ:「流石は龍造寺だ。美味しそうじゃないか。」
志奈乃鹿折:「これは……中々の力作ね」目を見開く
龍造寺霞:「ありがとう…」影で見づらいけど、やっぱり頬を染めてる
煤竹 イザナ:「では、いただきます。」
龍造寺霞:「いただきます」
志奈乃鹿折:「いただきます」手を合わせる
龍造寺霞:お弁当はふつうに美味しい。
龍造寺霞:もむもむと食べていく
煤竹 イザナ:「…うむ、美味い。」次々とおかずを口に運ぶ
志奈乃鹿折:エビチリのぷりっとした食感を噛みしめる。絶妙な辛味が食欲を唆る
志奈乃鹿折:「うん、美味しい……」しみじみ
龍造寺霞:「煤竹、どれが好き?」
煤竹 イザナ:「?ああ、全部好きだが…強いて言うならごま団子だな。」
龍造寺霞:「!」
龍造寺霞:「ごま団子……」メモしていく
龍造寺霞:「他には?」
煤竹 イザナ:「む…な、何故そうも前のめりなんだ龍造寺よ。」
龍造寺霞:「?」
龍造寺霞:「好きなものが沢山入ったお弁当、嬉しくない?」
龍造寺霞:何を聞いてるんだろうといった表情
煤竹 イザナ:「ああ、それは勿論嬉しいぞ。飯時が楽しみになるからな。」
龍造寺霞:「なら、教えて」
龍造寺霞:「煤竹はいつもそう。」
龍造寺霞:「変なところで引く」
煤竹 イザナ:「む…」
煤竹 イザナ:(つい最近も、同じようなことを言われた気がする)
志奈乃鹿折:「……」会話に耳を傾けながら、黙々と食事している
龍造寺霞:「なんで?」
煤竹 イザナ:「…」
煤竹 イザナ:「…僕にも、よく分からないんだ。」
煤竹 イザナ:「他の女子と違って、龍造寺は…どう間合いを取っていいのか」
煤竹 イザナ:「…初めてだからな。ここまで僕を気にかけてくれる女性は。」
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:影なのでやっぱり分かりづらいんですが
龍造寺霞:今までになく顔が赤い
煤竹 イザナ:「…期待に沿えない答えだろうが、これが僕の気持ちだ。」
煤竹 イザナ:「ただ」
煤竹 イザナ:「楽しいよ、君と居るのは。それだけは確かだ。」
龍造寺霞:「…うん」
GM:じゃあここで判定
GM:ダイスボーナスなし。《知覚》で龍造寺と煤竹君の対決です
GM:そちらからどうぞ
煤竹 イザナ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+4[4] → 14

龍造寺霞:いい数字を出すね
龍造寺霞:《援護の風》+《ウインドブレス》
龍造寺霞:9dx+10
DoubleCross : (9R10+10[10]) → 9[1,2,2,2,2,5,6,8,9]+10 → 19

龍造寺霞:じゃあ龍造寺は目的を達成します
龍造寺霞:君が話に気を取られている間に
龍造寺霞:その手を取って握っております
煤竹 イザナ:「…?」少しして、柔らかい感触に気付く
煤竹 イザナ:「…離してくれ、龍造寺。」
龍造寺霞:「なんで?」
龍造寺霞:遅れて気づくと思いますが
龍造寺霞:冷たくて濡れてる感触がするでしょう
煤竹 イザナ:「…なんでって」
煤竹 イザナ:「…?」
煤竹 イザナ:「君、手…」
龍造寺霞:「影山に聞いたの。」
煤竹 イザナ:「…あのおせっかい焼きめ。今度会ったら何て言ってやろうか。」
龍造寺霞:彼は手の高熱を相手に伝えたくないから、と。水筒を沢山用意したのはこのため
龍造寺霞:「煤竹。私、平気。」
龍造寺霞:「氷がなくても、私なら冷たく出来るよ。」
煤竹 イザナ:「…この熱に、際限は無い。僕の感情が昂れば昂るほどにその温度を増す。」
煤竹 イザナ:「今、この瞬間にもだ。」
煤竹 イザナ:「可愛い女子に手を握られているんだ。悪いが、このままだと相当な温度になるぞ。」
龍造寺霞:「!かわいい……」一瞬目を見開いて
龍造寺霞:「大丈夫。」ぎゅっと、力を込めて
煤竹 イザナ:「だから、離した方が良い。言っただろう。僕は君を傷付けたくないんだ…って」
龍造寺霞:「大丈夫。」
龍造寺霞:「知ってるよ」
龍造寺霞:「煤竹は、人を傷つけられない。」
煤竹 イザナ:「…」
煤竹 イザナ:この熱を最も顕著に呼び起こすのは”怒り”だ
煤竹 イザナ:その火種は、内側に溜め込めば溜め込むほどに、中で燻ぶり、燃えやすくなっていく。
煤竹 イザナ:だから、捨てた。余計な思考を。好きなものを好きと言えず、嫌いなものを嫌いだと言えない曖昧さを。
煤竹 イザナ:握れば拳、開けば掌。
煤竹 イザナ:最も大事な怒りが焼失しないように、こころは全て、頭ではなく掌に。
煤竹 イザナ:「…僕は、嫌いだ。」
煤竹 イザナ:「傷つけたくないものまで傷つけてしまうこの力が」
煤竹 イザナ:「何より、それを制御出来ない自分自身が。」
煤竹 イザナ:「…なのに」
煤竹 イザナ:「君に手を握られていることで、こんなにも、安心している。」
煤竹 イザナ:「”傷つけられない”んじゃない。単に怖いだけなんだ、僕は。」
煤竹 イザナ:「…本当に、卑怯だな。」目から落ちた雫が、焼石に落ちたような音を立てて蒸発する
龍造寺霞:「……煤竹。」
龍造寺霞:「なかないで」
龍造寺霞:優しく伝う涙を拭う。
煤竹 イザナ:「…すまない。本当に、本当に。」
煤竹 イザナ:「こんな風に手を握ってくれる人なんか…もう居ないと思ってたから」
龍造寺霞:龍造寺霞。ハヌマーンのピュアブリード。能力は分子振動操作。基本的なハヌマーンの力
龍造寺霞:だが、龍造寺霞の振動操作技術は天与の才の域にある。
龍造寺霞:分子振動はひいては熱や様々なエネルギー、分子結合にも関わる。龍造寺霞は、疑似的に他のシンドロームを再現出来るほどの操作精密性を有する
龍造寺霞:…もちろん、そのシンドロームを持っているわけではない。低温で赤く霜焼けた手を、高熱の君の肌で打ち消しているに過ぎない
龍造寺霞:「ね」
龍造寺霞:「大丈夫」
煤竹 イザナ:「…うん」
煤竹 イザナ:「本当だ…君は本当に凄いな、龍造寺。」
煤竹 イザナ:「…ありがとう。」不器用に笑ってみる
煤竹 イザナ:あの日捨てた、“余計なもの”
煤竹 イザナ:彼女が、それを拾ってきてくれた。
煤竹 イザナ:なら、彼女に少しでも返したいと思うのは別に不自然じゃないだろう?
煤竹 イザナ:(…なあ、影山さん。)
煤竹 イザナ:(”自分を大切にする”だったか)
煤竹 イザナ:(でも、僕はそれと同じくらいーー)
煤竹 イザナ:ーー彼女を、大切にしたいと思った。
龍造寺霞:「うん…」
龍造寺霞:「煤竹…」
煤竹 イザナ:「…何だ?」
龍造寺霞:何故そうしようと思ったのかは自分でもわからないのだけれど
龍造寺霞:ぐいと煤竹君の手を引っ張ろうとして…
志奈乃鹿折:コトッ…と、箸を置く音。
志奈乃鹿折:「ごちそうさまでした」
龍造寺霞:「!」
志奈乃鹿折:ふと気づくと食べ終わり手を合わせている。二人の分も少し減っているような気がする……
龍造寺霞:慌てて手を離してしまう
煤竹 イザナ:「…」
志奈乃鹿折:「とても美味しかったわ。ありがとう龍造寺さん」ほくほく
龍造寺霞:「う、うん」
志奈乃鹿折:押し黙る煤竹くんに目を向けて
志奈乃鹿折:「ねえ、煤竹くん」
煤竹 イザナ:「…!な、なんだ志奈乃。」
志奈乃鹿折:「これは、他所の支部の友達の受け売りなんだけど」
志奈乃鹿折:「オーヴァードの力は、気持ちとか、関係性とか……繋がりに左右されるでしょう?」
志奈乃鹿折:「だから、手を繋ぐとね」
煤竹 イザナ:「…うむ。」
志奈乃鹿折:「治りが早くなるんですって、身体だけじゃなく---」
志奈乃鹿折:「---心も」
煤竹 イザナ:「…そうか…そう、なのか…」
志奈乃鹿折:「まあ、私にはよくわからない感覚だけど」体温を感じない機械の腕を掲げる
志奈乃鹿折:「でも、きっとそれは……」
志奈乃鹿折:表面的な体温がどれほど熱くても、あるいは凍てついていても---
志奈乃鹿折:「温かいんだと思う」
志奈乃鹿折:「良かったわね、煤竹くん」
志奈乃鹿折:そう言って笑みをこぼす
煤竹 イザナ:「…まさか君の口から含蓄ある言葉を聞くとは思わなかったぞ。」
煤竹 イザナ:「…これで貸し借りは無しだな。」
龍造寺霞:「煤竹、失礼」
煤竹 イザナ:「む…なんだ龍造寺…」
龍造寺霞:ぎゅうと君のほっぺをつねる
煤竹 イザナ:「いたたたた」
GM:-----------------
GM:夕方
GM:------------------
GM:照りつける暑さも、日が傾けば多少は涼しくなる
GM:一日市街を歩き回り、君たちは買い物を楽しんだのであった
GM:今は第三支部の前までやってきた。もうすぐ解散の時刻である
龍造寺霞:「たのしかった」ふんす
志奈乃鹿折:「ええ、いいデートだったわ」
煤竹 イザナ:「うむ。やはり両手に花は男冥利に尽きる。」
煤竹 イザナ:「さて、志奈乃は確か支部住まいでは無かったな。ここでお別れか。」
志奈乃鹿折:「そうね、早く帰らないと母さんが心配するわ」
志奈乃鹿折:先日の任務の時も泣き付かれて酷いことになった
煤竹 イザナ:「そうか。喜ぶといいな、母親…あ、待て。」
志奈乃鹿折:「?」首をかしげる
煤竹 イザナ:「一応念を押しておくが、この事は僕たち三人だけの秘密だ。」
煤竹 イザナ:「そうしないと、僕が周りから何をされるのか分かったものではない。」
志奈乃鹿折:「別にいいけど……変な人ね」
志奈乃鹿折:「私、デートなんてしょっちゅうしているのに」
煤竹 イザナ:「…ん?」
志奈乃鹿折:「今更そんな事あるかしら……?」
煤竹 イザナ:「志奈乃よ、君はそうやって男を食い漁っているのか。」
龍造寺霞:「煤竹」
龍造寺霞:「それも失礼」
龍造寺霞:ぎゅうう
煤竹 イザナ:「むむむ」
志奈乃鹿折:「みゃのもジャッキーも、アカリちゃんも、母さんだって……」
志奈乃鹿折:「みんな『デートしよ~』って言うから」
志奈乃鹿折:「そういうのじゃなかったの?」
煤竹 イザナ:(すべてを察した顔)
志奈乃鹿折:「?」
煤竹 イザナ:「…はは、そうだな。君はそういう奴だったな。」
煤竹 イザナ:「うむ、逆に安心したぞ。」
志奈乃鹿折:「とにかく、今日は楽しかったわ」納得し切っていない表情
龍造寺霞:「うん。」
志奈乃鹿折:「またね、煤竹くん。龍造寺さん」
煤竹 イザナ:「ああ、今日はありがとう、志奈乃…知らない間に、君も変わっていたのだな。」
龍造寺霞:「じゃあね」小さい手を振る
煤竹 イザナ:「ではまた、学校でな。」
志奈乃鹿折:手を振り、自宅の方向へ歩いていく
志奈乃鹿折:やがて路地の向こうへ人影が消えていくだろう
煤竹 イザナ:(…あれは秘密という意味を本当に分かっているのだろうか…)
煤竹 イザナ:(まあ、いいか。流石にそこまで抜けてはいないだろう。)
龍造寺霞:「……じゃあ、煤竹。」
煤竹 イザナ:「…」どう切り出せばいいか分からず、少しためらう
龍造寺霞:「……?」
煤竹 イザナ:「…そうだな、龍造寺。」
龍造寺霞:またね、と言おうと思ったが、何かあるようなので少し黙る
煤竹 イザナ:「あー…その…」
煤竹 イザナ:「…帰るぞ、一緒に。」ぎこちなく手を差し出す
龍造寺霞:「…!」
龍造寺霞:「…」
龍造寺霞:多少もじもじして
龍造寺霞:「…うん」
龍造寺霞:差し出した手を取りましょう
煤竹 イザナ:華奢で、小さくて、柔らかかくて
煤竹 イザナ:それでも自分を引っ張り上げた、その手を握る。
煤竹 イザナ:熱の籠った自分の手と、それを冷ます彼女の手
煤竹 イザナ:その間に確かな温かさを感じながら、手を引いて歩いていく。
煤竹 イザナ:「…龍造寺よ」
龍造寺霞:「うん」
煤竹 イザナ:「…水着、着ないと勿体ないからな。」
龍造寺霞:「?」
煤竹 イザナ:「今度は…その…海に行こう。」
龍造寺霞:「…うん。」
龍造寺霞:「約束」
龍造寺霞:ぎゅっと、取った手を握り返す
煤竹 イザナ:「ああ」
煤竹 イザナ:「約束だ」
龍造寺霞:「……やっぱり」
煤竹 イザナ:「ん?」
龍造寺霞:「煤竹、優しいね」
龍造寺霞:ふんわりほほえみかける
煤竹 イザナ:「…はは」
煤竹 イザナ:「当たり前だろ。君の隣に立つんだ。もっといい男にならなくてはな。」
煤竹 イザナ:特に深く考えず、そう言い放つ。
龍造寺霞:「………」
龍造寺霞:「ば」
龍造寺霞:「ばか」
煤竹 イザナ:「…」
煤竹 イザナ:「…そうだな。何も言い返せないよ、龍造寺。」
煤竹 イザナ:「ありがとう。こんな馬鹿を気にかけてくれて。」
煤竹 イザナ:「少しづつでも、何年かかっても、必ず返すよ、この恩は。」
煤竹 イザナ:「だから」支部内にたどり着く
煤竹 イザナ:「また、明日だ。龍造寺。」
煤竹 イザナ:「ゲームも、スポーツも、しりとりの続きだって、僕たちにはやることがいっぱいあるんだからな。」
龍造寺霞:「うん」
龍造寺霞:「何年立っても、煤竹は誘ってくれるんだね」
龍造寺霞:「分かった。」
龍造寺霞:「また、明日」
煤竹 イザナ:「…うん。」
煤竹 イザナ:「おやすみ、龍造寺。」
GM:…かくして日は落ちる。
GM:昨日と変わらない今日。今日と変わらない明日
GM:------------------------
GM:----------------------
GM:第三地区 公園の巨大タコ像   …がこっそり覗けるところ
GM:あの後君たち二人は、それぞれ心配な人間を見張るという名目で秘密裏に尾行を仕掛ける作戦を建てたのであった。勿論該当する3名には秘密である。
洲崎アカリ:「ふふ。任務でもないのにこんな事するの、初めてかも」ちょっと楽しそう。
洲崎アカリ:薄水色のブラウスに、ネイビーのフレアスカートを履いた長身の少女。
影山 夏月:「ええ……そうですね。 もしかしたら私も初めてかもしれません」 まったく落ち着かない様子。
洲崎アカリ:紙マスクをつけて、銀縁の眼鏡を掛けている。もちろん度は入っていない。変装用だ。
洲崎アカリ:流石に杖は手放せなかったけど。
洲崎アカリ:「……どうですかね、様子は?」こそこそ。基本的に状況のガイドは影山くん頼みなのだ。
影山 夏月:いつも通りの執事服。 目立ってしまうかもしれないが、仕方ない。
影山 夏月:姿ぐらいは平時のものにしていないと。 とても、平静を保てそうになかったから。
影山 夏月:「煤竹君はもう来てますね。 ……早いな」
影山 夏月:「まあ、彼なりに緊張してるのでしょう。 無理もないことですが」
洲崎アカリ:「理由が何であれ、こういう場で相手を待たせないのは偉いですよ」
影山 夏月:「そうですね、ただまあ……」
洲崎アカリ:「……心配なのは、ここからですけど」
影山 夏月:「……ですね」
影山 夏月:「そもそも、ですね」
洲崎アカリ:「?」
影山 夏月:「本当に、三人で出かけるんですか?」
影山 夏月:「洲崎さんに聞かされて、私は耳を疑ったのですが」
洲崎アカリ:「だって、本当に二人とデートに行くって……」
洲崎アカリ:「あの子がこんな嘘を吐くとも思えないですし……」
影山 夏月:「いや、たしかにそんな話もしていたような気はしますが……それにしたってこう……ねえ?」
影山 夏月:「龍造寺さんと志奈乃さんはともかく、煤竹君がどういう意図があるのか……」
洲崎アカリ:「……」両手に華、と言っていたのを思い出す。
影山 夏月:「……いや、意図とかなしに言って、本当にそうなってしまったという可能性もあるか」
洲崎アカリ:「……」静かに首を振る。
洲崎アカリ:「まあ、何か考えがあるのかも。もう少し様子を……」
影山 夏月:「ともかく見届けましょうか。 あまり良いことではないかもしれませんが、心配ですし」
GM:しばらくして
影山 夏月:「(おせっかいが悪い方向に向かわないかも、確認しなければ……な)」
GM:煤竹君の元に龍造寺霞、続いて志奈乃さんがやってくる。互いにワンピースと鍔広の帽子だ
影山 夏月:「洲崎さん、二人が来られましたよ」
洲崎アカリ:「来ちゃいましたかあ」
影山 夏月:「来ちゃいました……」
洲崎アカリ:「大丈夫ですか?龍造寺さん」
洲崎アカリ:「不機嫌になってません?」
影山 夏月:「若干は。……でもまあ、本当に怒っているわけではないでしょう」
影山 夏月:「そもそも、本当に怒っているならここに来ていませんよ」
洲崎アカリ:「それは、そうですよね……仕方がないと諦めているのか」
影山 夏月:「龍造寺さんは随分大きな荷物を背負ってますね。何かは分かり……ませんが」
影山 夏月:自分のおせっかいも含まれているだろうが、それだけでもないだろう。
洲崎アカリ:「大きな荷物……そもそも、何処に向かうんでしょうね」
影山 夏月:「そういえばそうですね。 三人で……食事とかでしょうか」
影山 夏月:「あるいは水族館、遊園地、動物園……は、この周辺にあったか私も把握していませんが」
影山 夏月:「(煤竹君、何か考えがあるのか……? 二人を満足させる考えが……)」
GM:煤竹 イザナ:「さて…」
煤竹 イザナ:煤竹イザナ。星辰館高校二年生。彼女いない歴=年齢である哀しき男が考案したデートプラン、それは
煤竹 イザナ:「君たち、どこか行きたいところはあるか。僕はそれに従おう」
煤竹 イザナ:無論、ノープランであった。

影山 夏月:「………………」
洲崎アカリ:「あっ」
影山 夏月:懐の聖剣の柄に手を伸ばす。
影山 夏月:掴んで能力を発動させるすんでのところで腕を止めた。
洲崎アカリ:「ちょ、ちょっと」鍔鳴りの音に反応して、影山くんの袖を引く。
影山 夏月:「あっ……申し訳ない、少し我を忘れそうになりました」
洲崎アカリ:「ま、まだ……ほら、龍造寺さんの大きな荷物もありますし」
洲崎アカリ:「あの子の方には、何か考えがあるのかも……」
影山 夏月:「そ、そうですね。龍造寺さんは頑張ってくれるでしょう、きっと」
影山 夏月:「(それにしたって煤竹イザナ、お前……まじか……)」
洲崎アカリ:「……最悪の場合は」
影山 夏月:「はい?」
洲崎アカリ:「こちらから煤竹くんに指示を出しましょう。メールとかで……」
洲崎アカリ:「その、本当にグダグダになってきたら、ですけど」
影山 夏月:「そうならないように祈りましょう……本当に、心の底から」
GM:志奈乃鹿折:「……まあ、期待はしていなかったわ。龍造寺さん、なにかいい案はあるかしら?」
龍造寺霞:はー。「煤竹には期待していなかった」
龍造寺霞:「とりあえず、街。」

影山 夏月:「おっと……移動するようですね。良かった、ちゃんと軌道修正してくれたようです」
影山 夏月:「見つからないように少し離れて追いかけましょうか」
洲崎アカリ:「はい、そうですね」
GM:-----------------------
影山 夏月:「私が先導しますので、ゆっくりついてきてください」
洲崎アカリ:「あ、それなら」すっと手を差し出す。
洲崎アカリ:「人も多いでしょうし。この方が」
影山 夏月:「………………」
影山 夏月:背中を少し、押された感覚。
洲崎アカリ:この女は他人に手を引かれる事に慣れている。他意はない。
影山 夏月:彼女に他意はない。そんなことは分かっているが。
影山 夏月:「それでは、失礼します」
影山 夏月:震えそうになるのを必死に押さえて、そっとその手を取った。
洲崎アカリ:「どうもありがとう、執事さん」微笑んで、とことこ付いて行く。
GM:----------------------
GM:第三地区 市街
GM:----------------------
GM:龍造寺霞が残り2人を案内したのは洋服屋。漏れ聞こえる会話から察するに、どうやら今後も着ていく水着と私服を買うつもりらしい
影山 夏月:「服を、買いに来たようですね。私服と、その……」
影山 夏月:「……水着を」
洲崎アカリ:「へええ……攻めますねえ、龍造寺さん」感心したように。
影山 夏月:「(客観的に見て美少女二人に、私服と水着を選ぶ……)」
影山 夏月:「(天国というか、地獄だなこれは。 考えるだに恐ろしい……)」
影山 夏月:「龍造寺さんはまあ分かるんですが、志奈乃さんはどうしたんでしょうね?」
影山 夏月:「服はともかく、水着選びまでなんて……その、まさかとは思うんですが」
洲崎アカリ:「まあ、夏ですし……そういう事なんですかね」
影山 夏月:「志奈乃さん、煤竹君に僅かでも気があるとか、そういうことは……ありませんよね?」
洲崎アカリ:「それはないと思うなあ」ばっさり。
洲崎アカリ:「ただ、鹿折ちゃんのNGラインは、あたしもたまによく分からないです」
影山 夏月:「あっ、はい」
影山 夏月:「つまりあれは、天然ですか」
洲崎アカリ:「あたしはそうだと踏んでいます」
影山 夏月:「………………怖っ」ボソリ。
GM:煤竹 イザナ:「では、少し待っていてくれ。」そう言うと、スタスタと水着コーナーへと歩いていく
影山 夏月:「あ、動きましたよ。水着見に行くみたいですね」
影山 夏月:「ここからでは見えないな。もう少し近づきましょうか?」
洲崎アカリ:「ここで引き受けられるの、色んな意味ですごいなあ、煤竹くん……」
洲崎アカリ:「あっ、そうですね。お願いします」
影山 夏月:「憧れられる類ではありませんけどね……足元、お気をつけて」
GM:では店に入っていくと
店員:「お客様、なにか不自由な点がございますか?良ければお手伝いしますが」スススとやってくる。
影山 夏月:「あっ……申し訳ない。私達は……」
洲崎アカリ:「あっ。いえ、あたしは……」
影山 夏月:「(しまった、このままではただの冷やかしだ。流石に事情を話すわけにもいかないし)」
洲崎アカリ:(こういう格好で入ってきたら、店員さんも気を遣うか……そりゃそうだ。まずったなあ)
影山 夏月:「(いくら友人といっても、このままだと不審者だな……)」
洲崎アカリ:「……ありがとうございます。その、お手伝いは結構です。服は全部、こちらの彼に選んでもらうので」
店員:「分かりました。お困りでしたら、いつでもスタッフにお声掛け下さい」下がっていく。
影山 夏月:「えっ」
洲崎アカリ:「そういう約束でしたよ、ね」
洲崎アカリ:振り返って、店員さんに見えない陰で「ごめん!」とばかり、小さく手を合わせている。
影山 夏月:「……はい。」
影山 夏月:流石に、否とは言えない。ここで否定するのは不自然だし、何も買わないというのも店に迷惑だ。
影山 夏月:それは、分かっているのだが。
影山 夏月:「(煤竹君、勝手についてきたことは謝る。助けてくれ)」
洲崎アカリ:「あの、すみません、勝手なこと言っちゃって……」店員さんが去った気配を確認してから、小声で。
洲崎アカリ:「その、本当に適当でいいんで。お金もあたしが出しますし」
影山 夏月:「いえ、お気になさらず。 上手く誤魔化していただいて助かりました」
影山 夏月:「それと、代金は私が払います」
影山 夏月:「今、手助けをしていただいたお礼も兼ねて、ということで。そこは私にも、見栄を張らせてください」
洲崎アカリ:「んん……助けてもらってるの、むしろあたしなんですけどね。一人じゃ尾行もできてませんし……」
影山 夏月:「いいえ、沢山助けていただいていますよ。少なくとも私はね」
影山 夏月:「では少しお時間をいただきます。申し訳ありませんがお付き合いください」
洲崎アカリ:「……むむ」
洲崎アカリ:「影山くん、あたしを丸め込むの上手いですね……」
影山 夏月:「そうでしょうか? ……もっと上手く立ち回れたらと、いつも反省してばかりなのですが」
影山 夏月:「生来、あまり器用ではありませんので。 至らぬ面があったら本当に申し訳ありません」
洲崎アカリ:「そんな事は……」首を振る。
影山 夏月:「さて、それでは少し椅子に座って……」
影山 夏月:「……いや」
洲崎アカリ:「……」座らされる。少し拗ねた様子に見えなくもない。
影山 夏月:「申し訳ありませんが、一緒に来てもらいましょうか。離れている間に煤竹君達に見つかったら大変ですしね」
洲崎アカリ:「ん……そうですね。だけど、皆を見失うのも不味いので」
影山 夏月:「歩かせてばかりで申し訳ない。 疲れたら、いつでも言ってくださって大丈夫ですから」
洲崎アカリ:「さっと手早く行きましょう」
影山 夏月:「ええ、それでは行きましょうか」
洲崎アカリ:「そこはご心配なく。体力は、人よりずっとあるつもりです」
洲崎アカリ:立ち上がって、また手を取る。
影山 夏月:眼の見えぬ彼女を1人にするのは不安だったとか。 知らない場所で1人にされるのは辛いだろうとか。
影山 夏月:そういう理由だ。決して、他意はない。 ……決して。
影山 夏月:「(迷っていても仕方ないし、煤竹君達を見失いかねない)」
影山 夏月:白のカットソーと、薄い黄色のスカート。 目についたそれを手に取る。
影山 夏月:「……どうぞ」
洲崎アカリ:「ありがとうございます。試着室は……」
洲崎アカリ:洋服を受け取りながら、杖を泳がせる。
影山 夏月:「焦らなくても大丈夫です。 ちゃんと握っていますから」
影山 夏月:「煤竹君達もまだまだ時間がかかるでしょうし。ゆっくり行きましょう」
洲崎アカリ:「ええ……向こうの様子はどうでしょう?」歩きながら訊ねる。
影山 夏月:「ああ……ちょっと目を離していましたね。試着室の前です、二人は中でしょうか」
影山 夏月:「水着、選んできたみたいです。 ……まあ、大丈夫そうですかね、恐らく」
洲崎アカリ:「まあ、あの二人が納得して着てるなら」
洲崎アカリ:「チョイスは及第点だった、という事でしょう」
影山 夏月:「メールを送る羽目にはなりませんかね。 ひとまずは、良かった」
影山 夏月:「折角の、大切な時間ですから。 ……本当に、上手くいけば良いのですが」
影山 夏月:「ああ、すみません。それじゃあ、試着室まで行きましょうか」
洲崎アカリ:「ええ。まだ、時間もかかるようなので」
GM:~数分後~
影山 夏月:試着室のすぐ側に控える。 こうして他人を待つのは慣れている。
洲崎アカリ:「お、大丈夫。着れそうです」カーテン越しの会話。衣擦れの音。
影山 夏月:しかし、落ち着かない。 理由は自分にも、よく分からないが。
洲崎アカリ:「向こうはどうなってます?」こっちは至って落ち着いている。
影山 夏月:「良かった。 何かあったら呼んでください、店員にも頼めますから」
影山 夏月:「選んだ水着、試着しているようです。 ああ、龍造寺さんが出てきた」
影山 夏月:「……ああ、良かった。龍造寺さん、喜んでいるみたいです。ちゃんと褒めてくれたみたいですね」
影山 夏月:「おや、志奈乃さんも着替えて……あっ」
洲崎アカリ:「おお。最初は不安でしたけど、案外上手くやって……」
GM:煤竹 イザナ:「成程、ここが墓場か。悪くない。」
龍造寺霞:「私と反応が違う」
煤竹 イザナ:「龍造寺、違うんだ。これは相手が悪い。」

影山 夏月:「………………」
影山 夏月:眼の前で膝をついている友人の姿。 目と、耳を疑う。
影山 夏月:「その……何か聞こえました?」
洲崎アカリ:「……あー、その。ええ」すっと試着室から出て来つつ。
洲崎アカリ:「見事にやっちゃいましたね」
影山 夏月:「やっちゃい、ましたねえ……」
影山 夏月:すっと、そちらに目を向ける
洲崎アカリ:「うーん。やっぱり言って止めた方が良かったですかね、鹿折ちゃん……」
影山 夏月:先程自分が手渡した服で、洲崎アカリがなんでもないように立っている。 困った表情をしながら。
影山 夏月:「……その。幸い、二人共それほど機嫌を損ねていないようですし」
影山 夏月:「とりあえずは、大丈夫なのではないかと」
影山 夏月:「洲崎さん。 ……上手く、言えないのですが」
洲崎アカリ:「綱渡りだなあ……ん?」
影山 夏月:「お似合いだと、思います」
影山 夏月:まともに口が回らず。 そんな、あまりにも凡庸な言葉をかけてしまった。
洲崎アカリ:「お。おっと……」見られていると意識して、ピンと背を伸ばす。
洲崎アカリ:「ありがとうございます」
影山 夏月:「はい。 申し訳ありません、あまり上手く、言葉にできず」
洲崎アカリ:「いえいえ。心遣いだけでも嬉しいです」
影山 夏月:「それなら、良かったのですが」
影山 夏月:また、背中を押されている感じがする。 先程よりも、強く。
影山 夏月:「それでは、そちらを購入して参りましょうか。 代金は私が払いますので」
洲崎アカリ:「あっ……と。そうですね、ではまた、着替え直してきます」
洲崎アカリ:「影山くんは、引き続き向こうの警戒を」
影山 夏月:「ええ。 何かありましたら、また声をかけますので」
洲崎アカリ:そう言って、また試着室に。
影山 夏月:「(……警戒、とは。本当に任務のようだな)」
影山 夏月:また、側に控える。 ……心中の焦りは、消えない。
GM:---------------------------
GM:お昼時のベルが鳴る
GM:3人は店から出て、公園でお弁当を食べることにしたようだ。
影山 夏月:「手作りのお弁当とは。龍造寺さん、本当に楽しみにしてきたんですね」
洲崎アカリ:「大きい荷物、お弁当だったんですね……」
洲崎アカリ:「……多分ですけど、鹿折ちゃんは素直に美食を楽しんでますよね」
影山 夏月:「……楽しんでますね。黙々と箸をすすめてます」
影山 夏月:「よく分かりますね、洲崎さん。本当に仲が良いと言いますか」
洲崎アカリ:「ふふ、なんとなくです」
影山 夏月:「……良いですね。そういった、繋がりがあるのは」
洲崎アカリ:「ええ」最初の頃を思い出して、感慨深げに。「本当に良かった」
影山 夏月:その横顔に少しだけ目を向けて、目を逸らす。
影山 夏月:「これで大分、雰囲気も良くなりますかね。……さて」
洲崎アカリ:当然その様子には気づかない。「お、好きな献立を聞き出し始めた」
影山 夏月:「好きなものを作ってあげたいんですね。 全く、微笑ましいと言うか」
洲崎アカリ:「次への布石を……やっぱり、しっかりしてるなあ。龍造寺さん」
GM:そうして、傍目で見ることでハッキリ分かる。君たち二人は、龍造寺霞と煤竹君が手を繋ぐところを目撃するでしょう
影山 夏月:「……龍造寺さんが、」
影山 夏月:「煤竹君と、手を繋ぎました」
影山 夏月:「煤竹君は……戸惑っているようです」
洲崎アカリ:「……おお」
影山 夏月:「洲崎さんは、気づいておられるでしょうか」
洲崎アカリ:煤竹の腕に宿る遺産がどういう物であるかは、当然、知っている。だから驚く。
影山 夏月:「彼は、他人に触れるのを恐れている。 もっと言うなら」
影山 夏月:「傷つけるのを、怖がっている」
影山 夏月:「だから彼は、手を握ってくれなかった。 そう、龍造寺さんに相談されまして」
洲崎アカリ:「……確信という程では、ありませんけど」
洲崎アカリ:「それを匂わせる振る舞いには、覚えがありますね」
影山 夏月:「それで私も、少しばかりおせっかいを焼いて」
洲崎アカリ:「……」
影山 夏月:「熱い手を握りたいのなら、冷やせばいいだろう、と」
影山 夏月:「荷物に水筒が沢山あります。手を、冷やすためだったみたいですね」
洲崎アカリ:「つまり、貴方の仕込みですか」
影山 夏月:「確かに口は出しました。ですが」
影山 夏月:「彼の手を握りたいと。そう思ったのは、彼女です」
影山 夏月:「もしこのことで煤竹君を傷つけてしまったのなら、私は必ず償います。けれど」
影山 夏月:「煤竹君が少しでも、救われてくれるのなら」
影山 夏月:「救い出したのは、彼女です」
洲崎アカリ:「ふふ。影山くんらしい言い方だ」
影山 夏月:「……私らしい、ですか?」
洲崎アカリ:「自分が必ず償う、なんて。難儀な事を言うじゃないですか」
影山 夏月:「……傲慢だったでしょうか」
洲崎アカリ:「いいえ。あたしは好きですよ」
影山 夏月:「……っ」
影山 夏月:背中を、蹴飛ばされた。
影山 夏月:心が揺れているのを自覚しながら、必死に平静を保つ。 保とうとする。
影山 夏月:彼女から目を離し、三人の方へ目を向ける。
影山 夏月:「……ああ、でも。どうやら、心配なかったようです」
影山 夏月:「煤竹君、笑ってますよ。 泣いてもいるようですけど」
洲崎アカリ:「ええ。本当に、どうなる事かと思ったけど……」
洲崎アカリ:「何だか悪い事しちゃったな。煤竹くんにも、龍造寺さんにも」
影山 夏月:「それに関しては、私も共犯ですから。 謝ることがあるなら私もですよ」
影山 夏月:「それに正直……とても、ほっとしています」
影山 夏月:ずっと入っていた肩の力が、少し抜ける。 余計な世話にならなくて、本当に良かった。
洲崎アカリ:「じゃ、また明日にでも謝りに行きましょう」
影山 夏月:「そうですね。 まあ……煤竹君には謝る以外にも、色々言いたいことはありますが」
洲崎アカリ:「謝って、それから祝福を」
影山 夏月:「はい。それは、もちろんです」
影山 夏月:「さて。それで……洲崎さん、どうします?」
影山 夏月:「多分、もう大丈夫だろうと、私は思うのですが」
洲崎アカリ:「ですね。……うっかり気づかれて、水差しになっても悪いですし」
影山 夏月:「では、そろそろ退散するとしましょうか」
洲崎アカリ:「賛成です。行きましょう」
GM:----------------
GM:以降、尾行から離れた君たちは遅めの昼食を取った。店から出るころには日が暮れ始めるだろう
影山 夏月:「少し遅くなってしまいましたね。 お疲れではありませんか?」
洲崎アカリ:「いえ、大丈夫ですよ」
影山 夏月:「では、帰りましょうか。お送りします」
洲崎アカリ:「へへ……すみませんね、甘えます」申し訳なさげに頭を掻く。
影山 夏月:「このぐらいは甘えるうちにも入りませんよ。お気になさらず」
影山 夏月:再び、彼女の手を取って歩きだす。 ゆっくり、ゆっくりと。
影山 夏月:彼女の歩幅に合わせているだけだ。 他意はない。
影山 夏月:他意は、ない。
洲崎アカリ:一歩後ろに続いて、手を引かれ歩いていく。
影山 夏月:第三支部の寮へと少しずつ近づいていく。 この時間は、いずれ終わる。
影山 夏月:……当たり前のことを確認して、何故か少し気落ちした
洲崎アカリ:「……そういえば」ぽつりと、何でもない独り言のように。
影山 夏月:「はい? どうかしましたか?」
洲崎アカリ:「この前、おかしな夢を見たんですよね」
影山 夏月:「夢……ですか。それは、悪夢のような……?」
洲崎アカリ:「いえ、全然!」首を振る。
洲崎アカリ:「ただ、昔の、あたしが東京にいた時のチームで……任務が終わって、小さな慰労会をしようってなって」
洲崎アカリ:「だけど、鹿折ちゃんや影山くんも、当たり前のように一緒に混じってて。あたしも、それを不思議には思わなくって」
洲崎アカリ:「目が覚めてから、変だったなって気付くの」
影山 夏月:「私も、それほどよく夢を見る方ではありませんが。 そういうことはありますよね」
影山 夏月:「後になって考えてみればおかしいことのはずなのに、違和感すら覚えることもないというか」
洲崎アカリ:「ええ。それで、あたしの場合、もう一つおかしな事は」
影山 夏月:「はい?」
洲崎アカリ:「夢の中だと、こう。普通に、皆の目を見てお話ししてるんですよね」
影山 夏月:「……目を、見て」
洲崎アカリ:「第三の人達の顔とか、全然知らない筈なのに」
洲崎アカリ:「どうも、脳が勝手に作ってるんです。そういうイメージを……」
影山 夏月:「それ、は……」
洲崎アカリ:「たとえば煤竹くんは、少しぶっきらぼうなスポーツ少年って感じで」
洲崎アカリ:「あんまり表情は変わらないけど、視線の泳ぎ方を見てると、大体何を考えてるか分かるの」
影山 夏月:「………………」
洲崎アカリ:「龍造寺さんは、愛らしい小動物みたいな子。人の顔をじっと見上げる時、どこか警戒するような色があるんですよね」
影山 夏月:彼女の言葉に聴き入る。 それは、彼女が彼らをどう『見て』いるのか。
影山 夏月:それをそのまま、表しているように思えて。
洲崎アカリ:「鹿折ちゃんは、線のくっきりした美人さん。澄まし顔が多いけど……拗ねたり嬉しくなったりすると、ころころ顔色の変わるタイプ」
洲崎アカリ:「それで、影山くんは……」
影山 夏月:彼女に世界は……俺は。 どんな風に……
洲崎アカリ:「……やっぱり秘密」
影山 夏月:「え?」
影山 夏月:「え、えぇ!? お……私だけ、秘密ですか!?」
洲崎アカリ:「秘密です」
影山 夏月:「それは流石に、その。気にかかると言うか……」
影山 夏月:「……言葉に出来ないほど醜悪だったのですか?」
洲崎アカリ:「や、そういう訳じゃないです。ただ、あたしが言いたいのは……」
影山 夏月:「言いたい、のは?」
洲崎アカリ:「あたしは結構、自分の好きなようにこの世界を見てるんです」
洲崎アカリ:「ブラインドの特権です」
影山 夏月:「好きなように……世界を……」
洲崎アカリ:「ですから、その。この間は」
影山 夏月:背中を押される。 自分が今、どこに立っているのかわからない。
洲崎アカリ:「──素敵な夢を、ありがとうございました」
影山 夏月:……分からない。
影山 夏月:どうして、感謝されたのか。 俺がなにかしたわけではないのに。
影山 夏月:彼女は、その夢を……
影山 夏月:俺が見せたと、そう思っているのだろうか。
影山 夏月:「私は……そんな……」
影山 夏月:言葉を失う。 感謝の言葉に対して、返す言葉が見つからない。
影山 夏月:いつの間にか、足は完全に止まっていた。
洲崎アカリ:「……?」一緒に足を止める。
影山 夏月:彼女の目を、瞳をじっと見つめて。
影山 夏月:「……っ」
影山 夏月:一瞬、膝の力が消える。
影山 夏月:「……!」
影山 夏月:どうにかこらえ、倒れ込むのだけは防ぐ。
洲崎アカリ:「え、大丈夫……ですか?」
影山 夏月:「すみ、ません。少し……立ちくらみが」
影山 夏月:「……参ったな。私も体力には、自信があったのですが」
洲崎アカリ:「あ……すみません。色々、負担かけちゃいましたよね」
洲崎アカリ:「よければ肩、お貸ししましょうか」
影山 夏月:「いえ、そんなことは。申し訳ありません、大丈夫……」
影山 夏月:……もう一度足を進めようとして、止める。
影山 夏月:「すみません。 少し、休ませてもらっても良いでしょうか」
洲崎アカリ:「ん、いいですよ」
影山 夏月:「ありがとうございます。 近くに公園がありますので、そこで」
影山 夏月:方向を変え、足を進める。先程と同じようにゆっくりと。
洲崎アカリ:「はい」再び後を付いて行く。
影山 夏月:疲れているはずなのに。 少しだけ足取りが、軽くなったような気がする。
影山 夏月:公園のベンチに並んで腰掛ける。 少しだけ距離を開けて。
影山 夏月:「申し訳ありません。ご迷惑を……」
洲崎アカリ:「いえいえ。色々してもらいましたし、これくらいは全然」いつものように笑って。
影山 夏月:……彼女は、よく笑顔を見せる。 見慣れている。はずなのに
影山 夏月:何故こんなにも、心が揺れているのだろう。
影山 夏月:「少しだけ休めば、大丈夫と思いますので」
洲崎アカリ:「はい」
影山 夏月:「私ももう少し鍛えるべきでしょうか。 こんなに体力がないとは……」
影山 夏月:正直、自分が疲れているとは思えない。 体力はあるほうだし、普段の執務業の方がよほど激務だ。
洲崎アカリ:「あら、トレーニングなら付き合いますよ」
影山 夏月:それに今日は、たしかに落ち着かない一日ではあったけれど
影山 夏月:とても、楽しかったと。そう思っている。
影山 夏月:「……トレーニング、ですか」
影山 夏月:彼女の訓練風景を思い出す。
洲崎アカリ:「まあ、その辺りはあたしの仕事でもありますし」
影山 夏月:「ええ、まあ……もしかしたら、お願いするかもしれません」
影山 夏月:最初に見た時は、冗談かと思った。
影山 夏月:目の前で少女が、防弾チョッキを着て銃弾に撃たれている、あの光景を見た時は。
影山 夏月:敵の攻撃をあえて受け止め、そこから位置を測定しカウンターを放つ。
影山 夏月:光を失った彼女が、文字通り身を削って手に入れた戦い。
影山 夏月:思えば。第三に来て初めて彼女を見たときから--
洲崎アカリ:ふら、と頭が前に揺れる。
影山 夏月:「洲崎さん--」
影山 夏月:「……え?」
洲崎アカリ:静かな寝息。座ったまま、眠りに落ちてしまったようだ。
影山 夏月:「………………」
影山 夏月:「………………え?」
影山 夏月:「(疲れていた……のか。 当たり前、か)」
影山 夏月:「(いや、それにしたって……それにしたって)」
影山 夏月:「(どれだけ無防備なんですか、あなた)」
影山 夏月:転がり落ちていくのを感じる。 明らかに、気のせいじゃない
影山 夏月:「(信頼されているにしても、この人は。 自分が魅力的な女性だと少しは……)」
影山 夏月:「(……いや)」
影山 夏月:「(貴女は……『見た』ことが、ないんでしょうね)」
影山 夏月:どれほど自分が美しく、尊い輝きを放っているのか。 この人は本当に、知らないのだろう。
影山 夏月:どれだけ強く輝いても、放った光は、離れていくだけだから。
影山 夏月:この人は、自分の放つ光を決して、見ることができない。
影山 夏月:体勢を崩さないように、洲崎の姿勢を整え、上着をかける。
影山 夏月:「(もう、認めよう)」
影山 夏月:あの日からずっと、崖の目の前に居るような感覚だった。
影山 夏月:崖っぷちで、何度も背中を押された。押され続けた。
影山 夏月:これ以上否定しても、もうとっくに手遅れだ。
影山 夏月:「洲崎さん。今日は……今日も」
影山 夏月:聞こえていない、届かないのを承知で、小さく声を上げる
洲崎アカリ:返事はない、ただ
洲崎アカリ:横顔が目に入る。穏やかな寝顔だ。
影山 夏月:「星がとても、綺麗ですね」
洲崎アカリ:……佳い夢を見ているのだろう。きっと。
GM:--------------------
影山 夏月:「申し訳ありません。すっかり遅くなってしまって」
影山 夏月:時刻はとっくに夜になり、星空に少し欠けた月が浮かんでいた。
洲崎アカリ:「いえ……こちらこそ、すみません。うっかり眠っちゃって」少し恥じるように、口元に手を当てている。
影山 夏月:「いえいえ。とても貴重なものを見せていただきましたとも」
影山 夏月:「明日はどうせ、煤竹君が滅茶苦茶に自慢してきますからね」
洲崎アカリ:「ふふ……でしょうね。想像できます」
影山 夏月:「彼に話したらどれだけ悔しがるかな。 想像するだけで大変おもしろいですが」
影山 夏月:「……まあこれは、秘密にしておきましょう」
洲崎アカリ:「そんな。話の種にもならないでしょう」冗談を聞くように、くすくす笑う。
影山 夏月:「とんでもない。 男というのは全く、馬鹿なんですよ?」
影山 夏月:たわいない話を続けながら、欠けた月を見上げる。
影山 夏月:月が嫌いだった。 月はただの石ころで、自分で輝いていないから。
影山 夏月:月に憧れていた。 月は石ころなのに、あんなにも強く夜を照らしているから。
影山 夏月:かつて焦がれた太陽は落ちた。 残った僅かな光に、自分はずっと頼ってきた。
影山 夏月:--星を見つけた。 なによりも強く輝く、尊い光を放つ星を。
影山 夏月:今の自分はあの月に、少しは近づけただろうか。
影山 夏月:「(……いや)」
影山 夏月:目的地にたどり着く。 今日の時間は、これで終わりだ。
影山 夏月:「洲崎さん、着きました」
洲崎アカリ:「はい」繋いでいた手を、すっと放す。
洲崎アカリ:「その。今日は本当に、ありがとうございました」
影山 夏月:離れていく手を、名残惜しいと感じる。 ……気の所為にしなくていいのは、こんなにも楽なものか。
影山 夏月:「いいえ、こちらこそ。 私こそ、本当にありがとうございます」
影山 夏月:「ここからは、お一人で大丈夫ですか? それとも、誰かをお呼びしましょうか」
洲崎アカリ:「いえ。流石に慣れた道なので、大丈夫ですよ」
影山 夏月:「そうですか。それでは……また。 おやすみなさい」
洲崎アカリ:「ええ。おやすみなさい」手を振る。
影山 夏月:ゆっくりと踵を返す。彼女の視線を背中に感じながら。
影山 夏月:「……洲崎さん」
影山 夏月:「少しだけ、聞いてもらえますか」
洲崎アカリ:「え。ええ」
影山 夏月:「これは俺の勝手な夢です。でも、俺は」
影山 夏月:「貴女にも、星の光を『見て』欲しい」
影山 夏月:「いつか必ず、貴女にも届けます。この星の光を」
影山 夏月:「……約束します」
洲崎アカリ:「……」
影山 夏月:我ながら、勝手な言い草だ。
影山 夏月:戸惑わせてしまっているだろう。全く、余計なことを口にしてしまったかもしれない。
影山 夏月:「ごめんなさい。何も分からなくても、それでも良い。 ただ」
影山 夏月:「約束、しますから」
影山 夏月:足を進める。一歩ずつ、確かに。
洲崎アカリ:「……うん」
洲崎アカリ:「貴方がそう言うなら、それはきっと」
洲崎アカリ:胸に手を当てる。この人が見せてくれたものを、思い出す。
洲崎アカリ:「どこまでも真摯で、本物だ」
洲崎アカリ:「本物の言葉だ。……だから、」
洲崎アカリ:「待ってますね、あたし」
影山 夏月:月では足りない。彼女の光を、彼女自身に返すために。
影山 夏月:彼女に、自分自身の光を、輝きを『見て』もらう為に。
影山 夏月:この剣に光を乗せて、刃の輝きを届けよう。
影山 夏月:契約という願いは、三つに増えた。
GM:-------------------------------
GM:『導きのアルフェッカ』全行程終了
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